課程・学期授業科目前期課程１学期細胞遺伝子工学実習 (Laboratory Work for Biotechnology) 担当教員単位数小玉哲也、阿部高明、福島浩平、平野愛弓、２村山和隆、神崎展、金高弘恭、沼山恵子授業の到達目標及びテーマ・授業の概要医工学研究に必須な分子生物学的解析手法を, 系統的に学習することを目的とする. 実習内容は, ベクター設計, 遺伝子クローニング, 遺伝子配列決定, 培養細胞への遺伝子導入法, 蛍光観察法, タンパク解析法からなる. 授業計画１．ガイダンス, 遺伝子組換え実験法規講習（ISTU）；Lecture of Legal Regulation of Gene Recombination Research ２．分子生物学の基本操作の習得；Basic Skills in a Molecular Biology Lab ３．遺伝子配列とベクターの設計；Vector Design ４．PCR, PCR 産物の精製；PCR and Clean-up ５．制限酵素消化, 脱リン酸処理；Digestion with Restriction Enzymes and AP Treatment ６．DNA 精製, ライゲーション；Purification of DNA Fragments and Ligation ７．大腸菌の形質転換；Transformation of E. coli ８．コロニー抽出, プラスミド少量調整, クローン選択；Colony Pick-up, Plasmid Miniprep, Clone Selection ９．塩基配列決定（１）；Dye Terminator Cycle Sequencing (1) 10．塩基配列決定（２）；Dye Terminator Cycle Sequencing (2) 11．細胞培養の基本；Basic Cell Culture 12．DNA 定量, 遺伝子導入；UV Absorbance Measurement of DNA and Transfection 13．核染色, 蛍光顕微鏡観察；Nuclear Staining and Fluorescence Microscopy 14．ウエスタンブロット法（１）；Western Blotting (1) 15．ウエスタンブロット法（２）；Western Blotting (2) 教科書・参考書・参考資料等テキスト：実習資料を配布する. 参考書・参考資料等・ヴォート基礎生化学第 3 版東京化学同人（田宮・村松・八木・遠藤訳）・改訂第３版分子生物学イラストレイテッド羊土社田村隆明・山本雅編・Essential 細胞生物学原書第 3 版南江堂（中村・松原監訳）・改訂第 3 版顕微鏡の使い方ノート羊土社野島博編文献引用は EndNote が便利である. 学生に対する評価毎週提出の実習レポートにより評価する. レポートの内容：目的, 方法, 結果, 考察，結論, 参考文献（＋感想）引用論文や参考にした Web サイトの URL 等を明記すること. A4 版の用紙を使用し, 2〜5 枚程度にまとめて, 翌週提出. 履修上の注意等１）実験室では長袖の白衣を着用すること.（教務係から借用可能）２）本実習は全ての工程が連続しており, 各自が実験で得た試料を次の回の実験材料に用いるため, 全ての回に参加して自分の試料について実験を進めないと最後まで辿り着けない. やむを得ない事情で実習を欠席・早退・遅刻する場合は, 事前に相談すること. 担当教官宛メールアドレス：cell＠bme.tohoku.ac.jp