OnePCR HiFi.ai

OnePCRTM HiFi
Cat No. MB205-0100
Size: 100 Reaction ( 2 x 1.25ml )
Storage: 室温 ・ 3 カ月
4℃(冷蔵) ・ 6 ヶ月
-20℃(冷凍) ・ 1 年
輸送温度 : 4℃(冷蔵輸送)
メモ : OnePCRTM HiFi は光に敏感に反応するため、 遮光保存でお願いいたします。
製品概説
OnePCRTM HiFi は ready-to use タイプの PCR 用混合試薬です。 本製品にプライマー ・ テンプレート ・ 滅菌水を加えて
いただくだけで簡単に PCR 反応の準備が完了いたします。 本製品は、 GDP-HiFi DNA ポリメラーゼ ・ PCR バッファー ・
dNTP ・ ローディングダイ ・ DNA 蛍光染色試薬を含んだプレミックス試薬となっております。
また、 OnePCRTM HiFi は蛍光染色試薬を含んでおり DNA 電気泳動後そのまま、 BLooK LED トランスイルミネターや
UV トランスイルミネターなどで直接検出していただけます。 最終的な反応ボリュームのおよそ 50%のプライマー ・ テンプレート
などを加えるため、 OnePCRTM HiFi 混合液は2X 濃度で調整されております。 本製品は、 反応ボリューム ・ 50µlで十分に
増幅反応が可能になっております。
OnePCRTM HiFi に使用されている GDP-HiFi DNA ポリメラーゼは強い校正活性を示し、 また優れた処理能力と伸長性を示します。
その伸長性は、 通常の Taq DNA ポリメラーゼのおよそ 2 倍にあり伸長スピードは 106 ~ 138bases/sec になります。
本製品は平滑末端のPCR産物を合成いたします。
図 .1a : 蛍光色素の蛍光励起スペクトル
図 .1b : 蛍光色素の蛍光スペクトル
はじめに
➢DNA 染色を必要としません。
➢PCR 試薬調整のための分注を最小限にいたします。
➢直接アガロースゲルへ、 ローディング後分析していただけます。
➢高感度 - 臭化エチジウム (EtBr) に比べ、 高感度。
➢迅速さ - PCR 産物の脱色の必要はありません。
➢広い互換性 - 青色光または、 UV トランスイルミネーターどちらでもシグナルを検出いただけます。
➢GCリッチなサンプルの増幅に効果的
➢強い3’-5’ エキソヌクレアーゼ活性を示します。
トラッキングダイ
➢ブロモフェノール ・ ブルー, キシレン ・ シアノール FF
プロトコール
OnePCRTM HiFi 標準 PCR プロトコール
1 : 50µl反応系 ・ ご使用前にアイスラック上の 0.2mlPCRチューブにそれぞれを、 分注してください。
分注量 (µl)
最終濃度
OnePCRTM HiFi 25
1X
フォワードプライマー, 5 ~ 10µ ㏖
Variable
0.1 ~ 0.2µM
リバースプライマー , 5 ~ 10µ ㏖
Variable
0.1 ~ 0.2µM
DNA テンプレート
Variable
4pg ~ 500ng
トータル
50
2 : 軽く撹拌後、 必要に応じて遠心をして壁についた反応液を落としてください。
チューブにキャップをしてサーマルサイクラーにセットしてください。
3 : サーマルサイクラーは、 25 ~ 35 サイクルで以下の通りで設定してください。 (標準プロトコル)
Initail Denature 2 ~ 5 分間 94℃
Denature
20 ~ 40 秒間 94℃
Annealing 1 分間
ご使用のプライマーに合わせた温度
30 サイクル
Extension
2 分間
72℃
Final extension
5 分間
72℃
メモ : 増幅の最適条件は、 ご使用になるサーマルサイクラーやプライマーによって変化いたします。 必要に応じて
ご使用になるプライマー ・ テンプレート ・ サーマルサイクラーに合ったサイクル条件最適化を行ってください。
4 :PCR反応終了後、PCR産物を直接電気泳動してください。
5 :UVまたは青色光トランスイルミネーター用い、 ゲルの観察を行ってください。
メモ :DNAの濃度が4pg 以下の場合、 電気泳動の移動度がシフトする場合がございます。 この問題が発生した場合は
今一度実験手順を参照していただくか、PCR&ゲル精製キットなどを使用し蛍光色素を除去していただき、 電気泳動後
再度染色操作を Novel Green (LD002-0500) などでしていただくことを推奨いたします。
蛍光色素の除去
1 : 蛍光色素入りPCR産物に、 最終濃度が 100mMになるように塩化ナトリウム溶液を加え 95 ~ 100%エタノールを
2.5 倍量加えてください。 (例 : 50µl PCRサンプル + 50µl 200mM NaCl + 250µl 95 ~ 100% エタノール)
2 : 氷の上で 20 分間インキュベートしてください。
3 : 4℃で最低10 分間遠心分離してください。
4 : 上清を除去し、 1mlの 70%エタノールで洗浄してください。
5 : エタノールを乾燥させ、TEバッファーに溶解してください。
注意
1. 本製品御使用時には、 白衣 ・ 手袋など安全保全製品をご使用ください。
2. 本製品は、 研究用試薬となります。 動物やヒトなどへの治療 ・ 検査目的にはご使用いただけません。