(No.1,610)〈マーケットレポートNo.4,277〉 2015年7月2日 「日本再興戦略」改訂2015(日本) 政府は、6月30日の臨時閣議で、「日本再興戦略」改訂2015(改訂成長戦略)を閣議決定しました。「改訂 成長戦略」は、デフレ脱却を目指して需要不足の解消に重きを置いたステージから、人口減少下におけ る供給制約を克服するための対策へと軸足を移す方向が示されました。アベノミクスは「第二ステージ」 に入ります。また、財政再建の道筋として「経済財政運営と改革の基本方針2015~経済再生なくして財 政健全化なし~」(骨太方針2015)も閣議決定しました。 「日本再興戦略」改訂2015でアベノミクスは「第二ステージ」へ 「未来投資による生産革命」と「ローカルアベノミクス推進」が車の両輪に ■今回の「改訂成長戦略」は、「生産性の向上」を政策の中心に据えました。生産年齢人口が増加しない 中、消費だけが拡大しても、経済全体の生産性が向上しなければ、成長の限界にぶつかるためです。 ■アベノミクス第二ステージは、技術や人材を含めた「未来投資による生産性革命の実現」と、地域の活 性化を通じて活力ある日本経済を再生させる「ローカルアベノミクスの推進」を車の両輪として、「生産 性の向上」を促進する方針です。これらを推進することで供給制約を克服し、日本を成長軌道に乗せる、 としました。 第二ステージに入るアベノミクス 「稼ぐ力」の向上 「改革2020」プロジェクト アベノミクス 第二ステージ 結果にこだわる官民プロジェクトの推進 「供給制約」 ■今回新たに、成長戦略を加速する官民プロジェクト として「改革2020」の推進が決定しました。訪日観 光客の拡大に向けた環境整備等が含まれます。東 京オリオンピック・パラリンピック競技大会の開催年 にあたる2020年に焦点を当て、それまでに結果を 出すことが求められます。 アベノミクス 第一ステージ スチュワード シップ・コード 株式市場は「生産性の向上」に注目 ■「骨太方針2015」は経済再生に配慮 生産性の向上 ROEの向上 コーポレートガ バナンス・コード (注)各種情報を基に三井住友アセットマネジメント作成 ■「稼ぐ力」の更なる強化 「骨太方針2015」では、2020年度に基礎的財政収 支(PB)を黒字化する方針が維持されました。また、 2018年度にPB赤字GDP比1%を目安とする中間 目標に向け集中的に取り組む方針も盛り込まれ ました。経済と財政のバランスについては、経済と 財政双方一体の再生を目指すとしています。また、 骨太方針の副題には「経済再生なくして財政健全 化なし」と掲げられており、経済再生を強調する内 容となりました。 昨年来、スチュワードシップ・コード(*)とコーポレー トガバナンス・コード(*)が整備されたことで、今年 は機関投資家と企業経営者の対話が進む「ガバ ナンス元年」となりました。「稼ぐ力」が求められ、 株主資本利益率(ROE)が注目されています。「稼 ぐ力」を更に強化するため、「生産性の向上」は日 本企業にとって重要な課題です。今後、株式市場 は、日本企業の更なる「稼ぐ力」の強化に向けた 「生産性の向上」に注目することになりそうです。 (*) 「スチュワードシップ・コード」は株主としての機関投資家が責任を持って行動するための規範で、 「コーポレートガバナンス・コード」は企業が責任を持って行動するための規範です。 2015年06月24日 日本株、ITバブル期の高値を上回る 2015年06月22日 「株主総会」、投資家との対話に注目(日本) ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘す るものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のもので あり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想で あり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完 全性を保証するものではありません。■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者お よび許諾者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 商品内容説明資料補完書面(投資信託) リスクについて 投資信託、投資証券はその投資対象となっている株券、債券、投資信託、不動産、商品 等(以下、 『裏付け資産』 『※』といいます。 )の価格や評価額に連動して基準価格が変動 し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているものではな く、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為替変動リ スク等もあります。 投資信託、投資証券は裏付け資産の発行者の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、 投資信託、投資証券の価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。 投資信託等には、解約することができない一定の期間(クローズド期間)が定められて いるものもありますのでご留意下さい。 ※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である場 合には、その最終的な裏付け資産を含みます。 手数料等諸費用について ■ 申込時に直接ご負担いただく費用等 ・申込手数料等 上限 3.78%(税込) ■ 換金時に直接ご負担いただく費用等 ・換金(解約)手数料 販売時に手数料がかかり、売却時にも手数料がかかるもの 該当する投資信託はありません 販売時に手数料がかからず、売却時に手数料がかかるもの 上限 3.00%(税込) ・信託財産留保額 上限 0.5% ※外国投資信託の売買時、分配時、償還時の為替レートは、外国為替市場の動向をふまえ て当社が決定いたします。 ■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用等 ・信託報酬 上限 3.30%(税込)程度 ・その他の費用・手数料 監査費用、有価証券等の売買にかかる手数料等、その他のファンドの運営・管理に関 する費用・手数料等をご負担いただく場合がございますが、これらの費用・手数料等は、 事前に計算が出来ないため、その総額・計算方法を記載しておりません。 ※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することはでき ません。 投資信託に係るリスク、手数料等の詳細については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記 載されておりますのでご覧ください。 当ファンドの販売会社について 商号等: 東海東京証券株式会社 加入協会: 金融商品取引業者 東海財務局長(金商)第 140 号 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 201108
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