(No.1,559)〈マーケットレポートNo.4,141〉 2015年4月17日 2つの「コード」が株式市場を変える(日本) 日本の株式市場で2つの「コード」が注目されています。それは「コーポレートガバナンス・コード」と 「スチュワードシップ・コード」です。2つの「コード」(規範)は、企業と機関投資家の積極的な「対話」を 通じて企業の持続的な成長と企業価値の中長期的な向上を目指すものです。日本企業の「稼ぐ力」 を取り戻すための2つの「コード」が、株式市場の期待形成に大きな影響を与えると考えられます。 成長戦略を踏まえたコーポレートガバナンスの取り組み 「日本版スチュワードシップ・コード」と「日本版コーポレートガバナンス・コード」 ■「コーポレートガバナンス」とは、企業が自社の価値を持続的に高めるための総合的な取り組み全般を 指します。「コーポレートガバナンス・コード」は企業が責任を持って行動するための規範で、「スチュ ワードシップ・コード」は株主としての機関投資家が責任を持って行動するための規範です。 ■2014年2月に「日本版スチュワードシップ・コード」が発表され、実施に移されています。また、15年3月に は「日本版コーポレートガバナンス・コード(原案)」が発表されました。いずれも「日本再興戦略(2013年 6月)」、「日本再興戦略 改訂2014(2014年6月)」を踏まえたものです。 投資家や企業に積極的な行動を促す 成長戦略を推進するためのカギ ■企業や機関投資家の行動について、日本では 明確な「規範」はありませんでした。「日本再興戦 略 改訂2014」では、「コーポレートガバナンスの 強化により、経営者のマインドを変革し、グロー バル水準のROE(株主資本利益率)の達成など を一つの目安に、グローバル競争に打ち勝つ攻 めの経営判断を後押しする仕組みを強化してい くことが重要」とし、企業に積極的な取り組みを 促しました。機関投資家の「スチュワードシップ・ コード」への参加、公的・準公的資金の運用見 直しなども成長戦略を推進するための重要なカ ギです。 投資家の「対話力」と企業の「稼ぐ力」に変化が現れるかに注目 ■求められる機関投資家の「対話力」 「日本版スチュワードシップ・コード」の策定・実施 を受け、機関投資家には、投資先の経営計画や 戦略等に対する理解に基づく建設的で目的の あった対話が求められています。大手生保の中に は、ROEが5%に満たない企業に対して、「対話」を 通じて改善を促す、という施策を発表するところも 出始めるなど、変化が現れ始めました。 ■6月以降の変化に注目 「日本版コーポレートガバナンス・コード」は、東京 証券取引所が制度整備を行った上で、2015年6月 1日からの適用が想定されます。6月の株主総会 は新しい枠組みの中での開催となります。上場企 業は、企業経営の明確な数値目標の提示、適切 な情報開示と透明性の確保などが求められます。 こうした中、機関投資家の「対話力」と企業の「稼ぐ 力」に変化が現れるかが注目されます。 2015年04月10日 日本株、15年ぶりの20,000円台 2015年04月08日 日銀の政策と市場動向 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘す るものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のもので あり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想で あり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完 全性を保証するものではありません。■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者お よび許諾者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 商品内容説明資料補完書面(投資信託) リスクについて 投資信託、投資証券はその投資対象となっている株券、債券、投資信託、不動産、商品 等(以下、 『裏付け資産』 『※』といいます。 )の価格や評価額に連動して基準価格が変動 し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているものではな く、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為替変動リ スク等もあります。 投資信託、投資証券は裏付け資産の発行者の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、 投資信託、投資証券の価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。 投資信託等には、解約することができない一定の期間(クローズド期間)が定められて いるものもありますのでご留意下さい。 ※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である場 合には、その最終的な裏付け資産を含みます。 手数料等諸費用について ■ 申込時に直接ご負担いただく費用等 ・申込手数料等 上限 3.78%(税込) ■ 換金時に直接ご負担いただく費用等 ・換金(解約)手数料 販売時に手数料がかかり、売却時にも手数料がかかるもの 該当する投資信託はありません 販売時に手数料がかからず、売却時に手数料がかかるもの 上限 3.00%(税込) ・信託財産留保額 上限 0.5% ※外国投資信託の売買時、分配時、償還時の為替レートは、外国為替市場の動向をふまえ て当社が決定いたします。 ■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用等 ・信託報酬 上限 3.30%(税込)程度 ・その他の費用・手数料 監査費用、有価証券等の売買にかかる手数料等、その他のファンドの運営・管理に関 する費用・手数料等をご負担いただく場合がございますが、これらの費用・手数料等は、 事前に計算が出来ないため、その総額・計算方法を記載しておりません。 ※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することはでき ません。 投資信託に係るリスク、手数料等の詳細については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記 載されておりますのでご覧ください。 当ファンドの販売会社について 商号等: 東海東京証券株式会社 加入協会: 金融商品取引業者 東海財務局長(金商)第 140 号 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 201108
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