読み取ったことをもとに、話し合い深め合うことができる

分
類
記
号
番
1
号
「読書活動を好み、自分の意見を積極的に発表できる子どもの育成をめざして(3年次)
」
実践テーマ
学校名
教科領域等
D
~読み取ったことをもとに、話し合い深め合うことができる~
河内小学校
職・氏名
校長・武藤 英明
実 践 の 概 要
1 実践テーマ設定理由
2009 年から 2011 年までの研究の結果、本校の児童の実態として、児童同士の交流活動を取り入れた際、伝え合いや話し合いに
参加できない児童もおり、今後の課題が浮き彫りとなった。一年次は、読書環境を整え、読書活動に積極的に取り組める子どもの
育成を目指して研究を進めてきたところ、読む本の冊数が増えてきた。二年次は、読書活動を通してより一層表現力が身に付くよ
う、
「読む」領域を中心に研究を進めてきた。単元構成の工夫が重要であることや、キーワード、キーセンテンスから児童の読みを
さらに掘り下げていかねばならないことなどが、課題として浮上した。この結果を踏まえ、三年次は、
「話す、聞く」
「書く」の領
域に重きを置き、
「単元を貫く言語活動」を単元構成の中心に据えた読み取りを行い、それを基に優れた論述ができるような力の育
成を目指していきたい。
2 実践の概略
(1)話し合いが巻き起こるような単元構成の工夫
(2)話し合いのスキルを高める方法
(3)言語環境を高めるための読書環境の充実
3 成果と今後の実践の工夫
「単元を貫く言語活動」を位置づけた指導過程としたことで、読みの深まりが見られ、読み取ったことから自分の
考えをしっかり持つことができた。これにより、めあてに沿った話し合いができるようになってきた。
「話し合いの
型」
「話の聞き方」を提示することで、話し合いの仕方が徐々に身に付きつつあった。担任以外の教師による「読み
聞かせタイム」は児童の読書の幅を広げ、効果があった。継続していきたい。
<2年:ペープサートによる音読劇のペアでの意見交換>
<6年:話し合いの型>