見る/開く

【名桜大学】
【Meio University】
Title
Author(s)
Citation
Issue Date
URL
Rights
最大下および最大運動中の心臓の機械的仕事率
荻田, 太; 山本, 薫; 神崎, 素樹
日本運動生理学雑誌 = Journal of exercise and sports
physiology, 1(1): 61-61
1994-01-29
http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/okinawa/9481
日本運動生理学会
4
4
.最大下および最大運動中の心願の機械的仕事率
荻田 太,山本 煮,神崎素樹 (
鹿屋体育大学)
目的 :本実験の 目的は,平均血圧 と心拍出束の庄量
変化か ら算出 される心臓の機械的仕事率が,運動強
度の違いによって どのように変化するか を明 らかに
することであった。
3±2歳の健康 な成人男性 7
方法 :被検者 は,年齢 2
名であった。運動 は両脚 自転車運動 とし,ペ ダルの
回転数は毎分6
0回 と定めた。運動強度は,それぞれ
の被検者の最大酸素摂取量 の2
5,5
0,75,1
00%に
相当する強度 とし,連動時間は 6分間 とした。酸素
摂取量の測定 はダグラスバ ッグ法 によって 1分毎に
行 った。心拍数 は,胸部双極誘導法 により導出 した
心電図をモニ●
夕- し,
運動終了直前の値 を記録 した。
再呼吸法によって,血圧 は聴診法に
心拍 出量 は cOZ
よって運動終 了直前 に測定 した。心臓の仕事率は,
/3脈圧 ) と心拍 出巌の積 よ
平均血T
_
主(
最低血圧 十1
り算出 した。
結果および考察 :本実験 において最大酸素摂取量の
25,5
0,75,1
00%に相 当す る強度 は,それぞれ5
7
8,21
6±32,2
9
6士3
4W で あ った。各
±9,1
32土 1
0
3±0.
98, 1.
7
6
運動強度 における酸素摂取量は, 1.
であ り,
士0.
1
9,2.
71士0.
26,3.
6
2±0.
29
1
・
mi
nl
それぞれ殺人酸素摂取量の2
6.
7,48.
4,7
4.
5,9
9.
5%
に相当 した。心拍数および心拍出量 は.酸素摂取量,
すなわち運動強度の増大 にともなって直線的に増加
00% 強 度 に お け る 値 は そ れ ぞ れ 1
84士
し, 1
1
2bc
a
t
s・
mi
nNt,21.
4士 1.
9
1
・
in 1
m
で あった(
,また
平均血圧 も連動強度の増大にともなって直線的な上
昇 が 観 察 され, 1
00% 強 度 に お け る情 は 1
2
0.
6士
7.
3mmHgとなった。 その結果.平均血圧 と心拍 出
5%
屋の庄屋変化か ら算出された心臓 の仕事率 も,2
の強度か ら1
00%の強度 に至 る まで直線的な増加 を
示 した (
2
5% :1
0
0%の強度 に薫 る まで直線的な増
25% :1.
62土 0.
1
7
W,5
0% :2.
78土
加 を示 した く
0.
28
W, 75% :4.
27士 0.
41
W, 1
00% :5.
72士
0.
44W )
。 これ らの結果 は,心拍 出量 と平均 血圧の
仔是変化 によって算出 される心臓 の仕事率が,最大
下強度か ら少な くとも酸素摂取量および心拍化量が
澱大 となるような最大強度 に至 るまで,運動強度に
比例 して直線的に増加す るとい うことを示唆するも
のである。
- 61-