高松市立浅野小学校 平成27年2月25日(水),本校で平成26年度第2

高松市立浅野小学校
平成27年2月25日(水),本校で平成26年度第2回学校保健委員会が開催されました。第2回
目は「健康なからだづくり
テーマのもと,学校医
~こころもからだも元気いっぱいの浅野っ子をめざして~
桒名
進先生、本校体育科担当の山口
誠博先生、伊賀
」の
和代先生に
ご講演いただき,貴重なお話を聴かせていただくことができました。一部ですが,内容をご紹
介いたします。
山口 誠博先生のお話より
1 浅野っ子の体力について
新体力テストより、合計得点は全国平均より低い学年が多いことがわかりました。種目
別にみても、女子は平均より低いようでした。
(課題のある種目について載せています。)
男子
上体起こし
4年
18.0
5年
20.9
6年
22.6
女子
50m 走
反復横跳び
シャトルラン
ソフトボール投げ
合計
9.8
▲
35.7
▲
41.9
▲
16.2
▲
47.2
▲
◎
9.1
◎
43.9
◎
49.2
▲
20.0
▲
55.0
▲
◎
8.5
◎
48.3
◎
72.1
◎
28.9
◎
64.3
◎
上体起こし
50m 走
反復横跳び
4年
16.1
▲
10.1
▲
33.8
5年
17.0
▲
9.4
◎
40.9
6年
16.5
▲
9.3
▲
40.9
▲
▲
シャトルラン
ソフトボール投げ
合計
28.7
▲
10.8
▲
48.3
37.4
▲
17.0
◎
56.3
36.2
▲
15.8
▲
57.2
2 成長と体力の関係について
体力・運動能力は子どもの時期に大きく発達し、
大人から高齢者になるにつれて低下していきます。
子どもの時期にしっかり運動をしていると、高
齢者の時期でも運動をしていない人のピークの時
期と同じくらいの体力・運動能力があることがわ
かりました。
3 浅野っ子の運動について
浅野っ子も運動をたくさんしている子としていない子が二極化しているので、いろいろ
な運動や遊びに親しみ、幅広く体を動かすようにしてほしいと思います。浅野小学校では、
運動習慣づくりや体力向上に力を入れており、年間を通して放課後の課外活動にも取り組
んでいます。
今からが一番大切な時期なので、しっかり運動をしましょう。
また、続けることが何より大切です。無理せず、楽せず、ちょ
うどいい、自分に合った体力づくりをがんばりましょう。
▲
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小原教頭先生のお話・浅野っ子の体育活動の様子(DVD)より
「運動=自分みがき!運動はがんばる自分に出会える時・場所」です。山口先生のお話
にもあったように、いろいろな種類の運動をすることが大事なので、挑戦しましょう。
伊賀 和代先生のお話より
少年期に適したトレーニングについてお話をしていただき、4・5・6年生、保護者の
みなさんも一緒にトレーニングをしました。
学校医 桑名
進先生のお話より
自分の体を支えるための下肢の発達は歩き始めてから中学校までの時期に斜面やぬかる
み・でこぼこ道をどれだけ歩いたかで決まるが、倉敷の保育所の調査結果で、1987 年は
12,000 歩だったのが、2000 年には 4,900 歩と3分の1になっています。また、背筋力指数
も下がっていることが分かっています。
子どもたちが遊びにのめり込むためには、3つの条件「時間」「空間」「仲間」が必要で
す。この3つの条件が浅野にはあるでしょうか。ゲームに引き込まれ、体力が低下してい
っています。小学6年生までに自律神経や運動神経・体力は発達するので、暑い日でも、
寒い日でも、外気に触れさせることが大切です。
参加いただいた保護者の方からの感想より
・先生方の細かなデータ分析や子どもたちの実演もあり、すごくわかりやすかった。
・桑名先生のお話では、子どもたちの体力や自律神経は小学生の間に確立されるとのお話
をリアルタイムで聴くことができて、ありがたかった。
・家でも気軽にできる体操を教えていただいてとてもよかったです。
・運動することの大切さが改めてわかりました。
・子どもたちの頑張る姿のDVDがよかった。
・子どもがとても大切な年頃にあることがわかった。日々、子どもも私も運動していきた
いです。
・子ども時代の体力づくりが生涯の自分の体を決めるということを今まで知らなかったの
で、とても勉強になりました。
・山口先生より体力に関する実状、伊賀先生と体育委員会による体を動かすこともあり、
とてもよかったです。
お忙しい中、ご参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。