洛中洛外図屏風

大 松 寺 (小矢部)
万年山と号し、曹洞宗。もと横浜・禅林寺末。本尊:釈迦牟尼仏。
開基は稲毛三郎重成と伝える(『風土記』)。
のち衰廃したが天文2年(1533)、古敷屋豊前種次が中興するという。
この時期、古敷屋家の氏寺であった可能性がある。
小矢部村の時代には、ここが中心地で境内には巡査派出所があった。
【文化財】
○洛中洛外図屏風
洛中洛外図は室町時代末から、江戸時代はじめにかけて流行した、
京都の市中と郊外のありさまを主に六曲一双の屏風のかたちで構成し
た、一種の都市風俗図である。
大松寺の屏風図は、寛永3年(1626)
9 月の後水尾天皇の二条城
行幸の盛儀が描き込まれた後期の作品で、17世紀中頃の制作である。
本屏風はもと岡山の城主池田家に伝来したもので、戦後、檀家から
献納されたものである。県内はいうまでもなく、関東にも稀有な
「洛中洛外図屏風」の遺例として珍重される。
作者の詳細は不明であるが、土佐派の流れを汲む画風と推定される
。中央に京都御所から出られる天皇御車・左隻に二条城・右隻は清水
寺や三十三間堂・五条大橋と鴨川である。
(横須賀市指定重要文化財)
【洛外図屏風】