番号 授業科目名 開講期 動物発生学 508 英語表記 担当教員名 前期 年次 Animal Ontogeny 単位数 2単位 水野 寿朗 2年次 【授業の到達目標及びテーマ】 動物の生活史は種によってさまざまだが、たとえば原腸胚期はあらゆる動物で共通に現れる。しかし一口 に原腸胚と言っても、動物群毎にきわだった特徴があり、見た目もそれほど似ていない。これらを単に同 じものと捉えて良いか。本講義は動物の個体発生を比較形態学的な視点からながめ、その普遍性と多様性 について考える。 【授業の概要】 主要な動物群の分類と形態的特徴を整理し、その上で各分類群の発生過程を概観する。また、近縁とされ る分類群同士の類似点と相違点を検討する。授業計画の排列は次のとおり: 「個体発生と系統発生」 「脊椎 動物」 「後口動物群」「前口動物群」「無体腔・放射相称群」 【授業計画】 第 1回 比較形態学の歴史と動物の系統について 第2-5回 脊椎動物の形態、胚発生および器官形成 第 6回 尾索動物の形態と発生 第 7回 頭索動物の形態と発生 第 8回 半索動物の形態と発生 第 9回 棘皮動物の形態と発生 第 10回 節足動物の形態と発生 第 11回 環形動物の形態と発生 第 12回 軟体動物の形態と発生 第 13回 扁形動物の形態と発生 第 14回 刺胞動物の形態と発生、まとめ 第 15回 授業・試験期間 【テキスト又は参考書】 プリントを配布する。主な参考書:「脊椎動物のからだ〈その比較解剖学〉 」(法政大学出版局)、「脊椎動 物の発生[上]」(培風館) 、 「無脊椎動物の発生[上・下]」(培風館)、「無脊椎動物の多様性と系統」(裳 華房) 【評価方法】 試験のみ。(出席はとらない) 【コメント】 内容の性質上、ノートは無地のものを奨める。
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