件 名: 大 臣 会 見 概 要 日 時 平成 28 年 3 月 18 日 0833~0837 担 当 大臣官房広報課 場 所 官邸エントランスぶら下がり 備 考 1 発表事項 本日5時54分頃、北朝鮮の西岸の粛川付近から1発の弾道ミサイルを東 方向に発射した模様です。発射されたミサイルは約800km飛翔しまして、 日本海上に落下。着水地点につきましては、朝鮮半島の東約650kmの日 本海上であると推定をされております。この発射を受けまして、直後に、私 の方から一層緊張感をもって、引き続き、情報収集・警戒監視に万全を期せ という指示をいたしました。先ほど、関係閣僚会議が開催をされました。総 理の指示を踏まえまして、引き続き、米国・韓国等と緊密に連携をしまして、 必要な情報の収集・分析、また、警戒監視に全力をあげまして、わが国の平 和と安全を確保できるように万全の態勢をとって参ります。 2 質疑応答 Q:ミサイルの種類なのですけれども、アメリカや韓国からはノドンとみら れる報道が出ていますが、それはどのように受け止められていますでしょ うか。 A:今回、発射されたミサイルがノドンである可能性も考えられますが、い ずれにせよ、所要の情報を基に総合的・専門的な分析を行う必要がありま すので、現時点で確たることを申し上げることは控えさせて頂きます。 Q:先週に引き続いて、2週連続の発射になるわけですけれども、それにつ いて受け止めをお願いいたします。 A:これは国連の決議、また、米韓の連合演習などに対する対抗措置の要素 もございますけれども、こういった対応に対して示威行為に及ぶ可能性も ございますので、引き続き、こういった挑発行動等が行われるかどうか注 視をして参りたいと思っております。 Q:国連の安保理決議が出ている中での更なる挑発行為、これは大臣どのよ 1 うに捉えていますか。 A:容認できません。やはりこれは毅然として対応していくべきであります し、国際社会が結束して、こういったミサイルの発射に対して、非難を致 しておりますので、しっかりとそのことを踏まえて遵守すべきだと考えて おります。 Q:今回は前回に比べて射程も延ばしていますけれども、日本に対する脅威 というのもあります。ノドンの可能性があれば、日本も射程に入るミサイ ルの発射になりますが、そのあたりの分析と受け止めをお願いします。 A:今回、約800km飛翔しておりますし、この朝鮮半島の東の650k mということで、日本海への洋上に落下しております。詳細につきまして は今、分析中でありますが、今回の発射がわが国の領域、また、周辺海域 に到達し得る弾道ミサイルの能力の増強に繋がるものであるとすれば、わ が国安全保障上、強く懸念すべきものであると考えております。 Q:今後、平時よりも踏み込んだ迎撃態勢をとるということはありますか。 A:これまでも警戒監視、また、対象に対して万全の態勢をとって参りまし たので、引き続き、対応して参りたいと考えております。 以 2 上
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