件 名: 大 臣 臨 時 日 時 平成 28 年 3 月 6 日 1111~1119 会 担 場 所 大湊地方総監部庁舎2階ぶら下がり 備 1 見 概 要 当 大臣官房広報課 考 海上自衛隊大湊地区 視察 発表事項 なし。 2 質疑応答 Q:今回、この基地を視察した狙いと、また、この大湊、ここに基地を置く という重要性について、まずお伺いできますでしょうか。 A:防衛大臣として、各地の部隊視察をしたり、各種行事に出席をしており ましたが、今回は第24次の海賊対処行動への派遣部隊でありまして、平 成21年から8年くらいになりますけれども、累次、ジブチ、アデン湾に おいて海賊対処活動をしておりますので、その隊員の任務に対する出国の 激励、また、状況把握ということで参りました。先ほど訓示もさせて頂き ましたけれども、任務に対して、目を輝かせて、意欲をもった隊員に接し て、誇らしく、嬉しく思います。長期間の任務でありますけれども、海上 保安庁の海上保安官とともに、海洋における航行の安全、特に、民間の船 舶の航行の安全を図るということで、国際社会とともに活動するというこ とで、非常に重要な仕事でありますので、是非、頑張って、安全に帰って きて欲しいと思っております。 Q:話が変わって恐縮なのですけれども、沖縄の辺野古の和解案についてな のですけれども、今後、大臣ご自身が沖縄側に説明をしたいとお考えはあ りますでしょうか。 A:今回、和解案の成立によって、国と県が円満にこの問題の解決のために 協議を行うということで合意をいたしました。お互いに努力を致しまして、 誠実にこの和解案の実行を通じて、問題解決をしたいと。そのためには沖 縄とも協議をしていきたいと思っております。 1 Q:大臣ご自身が沖縄にいらっしゃって、その考え、説明なり理解を求める というお考えはどうでしょうか。 A:これまでも、私は機会を捉えて、沖縄を訪問をいたしまして、特に基地 を所在している市町村長さん、また、県知事、名護市長とも会談・協議を 行いました。また、一昨日の金曜日も、知事や市長さんと話し合いをいた しましたが、今回の和解をした内容、そして、和解の中では誠実に円満解 決に向って協議を行っていくということでありますので、誠意をもって話 をしていきたいと思っております。 Q:移設に理解がある市町村の方もいらっしゃったと思うのですが、その 方々に対して、大臣はどのようにご説明されますか。 A:これは、私も20年近く、普天間の基地の移転に関わっておりまして、 特に、移設に対して、協力をし、理解をして頂いた方、また、納得をして 頂いた方もございますので、そういう方々にきちんと、今回の和解の受け 入れ等について、説明をいたしまして、今後、引き続き、国としては普天 間基地の移設を目指していくわけでございますので、この点、御理解頂け ればということで考えております。 Q:もし、訪問されるのであれば、翁長知事なり、名護市長なりには、やは り、説明をされるというお考えでしょうか。 A:そうですね。これまでも説明をしていきたいということで計画をしてお りましたが、引き続き、知事さん、また、名護市長さんにはきちんと説明 していきたいと思っております。 Q:関連ですけれども、それは沖縄に訪問したいという意向だと思うのです が、今月中にも行かれる御予定なのでしょうか。 A:政府としては、沖縄の方々にきちんと考え方を御理解いただきたいとい うことで、私だけではなくて、政府全体として執り行なっております。そ ういうことで、防衛大臣としても、基地を抱える市長村長さんと直接、話 し合いを続けてきておりますので、引き続き協議をしていきたいと考えて おります。 Q:今回の視察の件に戻ってしまって大変恐縮なのですけれども、アデン湾 に派遣される護衛艦なのですが、帰りに東南アジア諸国、フィリピンとか ベトナムを通って、共同訓練とかをこれまでされてきたと思うのですけれ 2 ども、今後そういうことは続けていくと思うのですが、そういう共同訓練 をする意義についてお聞かせください。 A:これまでも海賊対処の進出とか帰るときには、様々な機会を利用して、 南シナ海周辺の国々と二国間・多国間の共同訓練・演習を実施してきたと ころでありますが、いずれの訓練も、戦技の向上を目的としたものであり まして、特に、今回も、海賊対処に必要な各隊員の動作とか、船の動かし 方とか、そういうことも訓練しながらやって参るということでありまして、 戦技向上が訓練の中心であります。特定の国を、また地域を念頭に置いた ものではございません。他の国との共同訓練におきましては、自衛隊の戦 技能力の向上を図るとともに、相手国との協力を強化をするということも 目的と致しておりまして、大綱においても、こういったアジア太平洋地域 における二国間・多国間の共同訓練・演習を推進しているという旨を述べ ておりますので、こういった共同訓練を通じて、アジア太平洋地域の平和 と安定に寄与して参りたいと考えております。あと、大湊の地方隊の意義 ということでお尋ねがございましたけれども、大湊地方隊は、重要な国際 海峡であります津軽海峡、また宗谷海峡、こういった二海峡を含む周辺海 域の警備区域を担当しておりまして、大湊には総監部以下、警備隊、また 造修補給所、そして、弾薬整備補給所などの主要部隊のほか、函館、余市、 稚内に部隊を置いておりまして、艦艇が5隻、曳航船等支援船が20隻保 有しております。これから部隊視察を予定しておりまして、わが国の防衛 のために与えられた任務を遂行している隊員を激励をしていきたいと思っ ております。また、このような重要な任務を果たしている部隊に対して、 地元のむつ市はじめ、青森県内いろいろな地域から自衛隊に対して、御支 援や、また協力等頂いておりまして、この点につきましては、心から感謝 申し上げたいと思っております。 以 3 上
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