2014年11月 アウトドア席 後見 猫の巻 ver1 (byけばぶ)

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2014 年 11 月 アウトドア席 後見 猫の巻 ver1
(byけばぶ)
Special Thanks 千絵子さん
タイミング
前席の終了
アクション・注意点
セリフ例
【後見】追い出し
【スタッフ】茶席の整え
拝見道具の撤収
炭・釜の湯・火入れの確認・補充
毛氈の清掃(コロコロ)
濃茶席のおわり
【案内役】濃茶席からアウトドア席に席入
りする 10 名を茶席に誘導。場合によ
って正客役をどなたかにお願いする
インドア席の音楽
【お運び】茶道口から菓子器を持って入室。
OFF?(インドア席
ガラス戸は開いたままの予定。開いて
とのタイミング確
いなければ、正面に置いて開ける。
認)
菓子器出した後
【点前】盆を建付に置き、主客総礼。
続いて建水を運ぶ。
点前入室後、
(点前が柄杓を蓋置に置いた後なら OK)
30 秒程度で入室
次茶碗(&しまい茶碗はどうしよう?)を
【後見】失礼します
持って茶道口に座って建付に置き、正客に
【正客】お入りください
向かって挨拶。
茶碗を先に入れ、躙って入る。
次茶碗を建水下あたりに置く。
(引き続き)
良い位置に座り直し、正客に挨拶。
【後見】○○先生、本日はお忙しい
(正客が扇子を前に置くのを見計らって挨
中、当会にお越しくださいまして誠
拶を述べる)
にありがとうございます。etc.
一言二言やりとりを交わす。
(例)なにぶん不慣れな後見でござ
いますので、ご指導いただけました
ら幸いでございます
(引き続き)
(次客以下に知った顔があれば、そちらに
【正客】楽しみにしておりました~
も一言挨拶)
etc.
次客以下に対して
【後見】本来ならば一人一人にご挨
(次客以下の方々を向きアイコンタクト)
拶すべきところではございますが、
お時間の関係上、失礼いたします。
(次客以下の方々が扇子を前に置くのを見
皆様、お忙しい中のお運び、誠にあ
計らって挨拶)
りがとう存じます。
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タイミング
(引き続き)
アクション・注意点
客全員に向かって
セリフ例
【後見】ほんのひとときでございま
すが、お楽しみいただけますよう努
めて参りますのでどうぞよろしくお
(引き続き)
主客総礼
願い申し上げます。
正客へ菓子の取り回しを勧める
【後見】それではお早いですが、ど
うぞお菓子をお取り回しくださいま
すかさず、連客にもお菓子の取り回しを勧
せ。
める。
(引き続き)
菓子器の説明
瓢(ひさご)の菓子器でございます。
【正客】どうぞ順番にお道具のご説
正客からの声掛けがなければ勝手に説明し
明を
だす
タイミングを見て
説明(床がわりの歌花筒から)
短冊「好日」
花
歌花筒
正客の茶が点った
茶碗正面に回り、正客に出して膝退し一礼。
とき
座に戻る。
【後見】お三客様からお立て出し申
後見の立て出しの説明があったのを見計ら
し上げます
ってお運びが3~10客に運び出し。
茶席が狭いので、後見がお運びからが受け
て出すという方法も検討中。
しまい茶碗をお運びから受け取り、建水下
に置く
正客の飲み終わり
【後見】お正客様のお茶碗は蔦の絵
で、永楽でございます
【正客】すばらしい茶碗ですね
時間があるので主茶碗、次茶碗は最後まで
【後見】ありがとうございます etc.
拝見に回す
次客の茶が点った
次客に出して膝退し一礼。座に戻る
とき
点前はしまい茶碗でしまいはじめる。
【点前】
(正客に向かって)おしまい
拝見の申し出なくとも、茶入れ、茶杓を拝
にいたします。
見に出す
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タイミング
アクション・注意点
次客の飲み終わり
セリフ例
【後見】お次客様のお茶碗は織部、
作は加藤○○でございます
三客様からは港町神戸をテーマにし
たものが中心の茶碗で、琴浦窯、阪
神青年部の和田泰明(わだひろあき)
氏作です。今年8月の青年部内交流
企画にて青年部メンバーが絵付けし
たものです。
タイミングを見て
テーマ説明
「Love 神戸」「港町神戸」
小釜
紅鉢
蓋置
莨盆
火入れ
盆(春慶塗
山道盆)
建水(備前焼)
鎖・弦・釜環
薄茶器・茶杓が拝見
正客に薄茶器・茶杓を出す
薄茶器は○○
に出たら
(正客に向かって左:薄茶器、右茶杓)
茶杓は、○○作、銘は『紅葉狩』で
正客の拝見に合わせて薄茶器・茶杓の説明
す
を行う
主茶碗、次茶碗も含めた茶碗はすべてお運
びが運び出す予定(茶碗は飾らない)。
インドア席の方も拝見があるなら飾ってお
くべきか・・・
アウトドア席の手土産を配る?
【後見】本日のもう一方の薄茶席は、
(タイミング、方法は未決定)
『大正ロマン』をテーマとした設え
の席となっております。そちらのお
菓子をお土産にお持ち帰りいただき
たいと存じます。
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タイミング
アクション・注意点
セリフ例
退出の時間になり
薄茶器・茶杓を回収し、客付に飾る
【後見】恐れ入りますが、飾らせて
そうになった段階
(点前に向かって左:茶杓、右:薄茶器)
いただきます
で・・・
盆(しまい茶碗が載っているはず)
蓋置
建水
※どう扱うかは点前担当に確認
すべて運び下げするのか?
締めの挨拶
正客に挨拶
【後見】
(正客へ)お目だるい事で失
礼しました。お楽しみくださいまし
たでしょうか?
【正客】愉しませていただきました
【後見】恐縮でございます。今後と
もどうぞよろしくお願い申し上げま
す
連客に挨拶
【後見】
(連客へ)皆様、本日は行き
届かぬ事ばかりで大変失礼致しまし
た。どうぞお気をつけてお帰りくだ
さいませ。
最後に主客総礼
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配置図
菓子用
準備棚
濃茶席
正客
点前
水屋
後見
茶道口
客
出入口
アウトドア席
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キーワード
「三部(さんべ)」・・・織部(おりべ)、伊部(いんべ:備前焼の別名)、ふくべ
開炉で良いとされる取り合わせ。織部の香合、伊部の水指、ふくべの炭斗の組み合わせが多いらしい。
仏教の世界の三部である、「仏部:ぶつぶ」、「蓮華部:れんげぶ」、「金剛部:こんごうぶ」にちなんで、
三部が揃うとめでたいという説あり(HP より)。
織部焼
・・・千利休の弟子で大名茶人であった古田織部の創始。美濃。
伊部(いんべ)
・・・備前市伊部地区で盛んなため、備前焼の別名「伊部焼(いんべやき)」
ふくべ
・・・ゆうがおの実のこと。干瓢(かんぴょう)の原料。
ひょうたん(瓢:ひさご)とはゆうがおの変種なので同一してもよいかな。
利休釜掛けの松
福岡県の博多湾に面する筥崎浜(はこざきはま)にある千代の松原で、千利休と小林休夢(こばやしき
ゅうむ)が、豊臣秀吉にお茶を振る舞った際、この松に鎖をつるして雲龍の小釜をかけ、白砂の上に松
葉をかき集めて湯を沸かしたと言われている(豪商、神屋宗堪(かみやそうたん)の茶会記など)。これ
が野点の発祥とされる。
これが行われたのは、黒田官兵衛が九州を平定した後の天正 15(1587)年 6 月 18 日。
翌日、秀吉は伴天連追放令を出した。
小林休夢・・・黒田如水(黒田官兵衛)の叔父。官兵衛の嫡男黒田長政は福岡藩の藩祖。
大河ドラマでは隆大介(りゅうだいすけ)が長槍を振り回す豪快な人物として演じる。
生田神社と松
生田神社の正月の「杉盛」
「古代砂山にあった社地が洪水で流されました。そのとき周囲の松の木が何の役にも立たなかったとい
う理由で松が杉になったという伝説による。」 (書籍「神戸と茶の湯」より)
「生田神社の御祭神・雅日女尊は松が嫌いらしく、境内の中には松の木が 1 本もないのだそうです。
こ
れは、その昔、生田神社が新神戸駅の北に鎮座されていた頃、たくさんの松の木に囲まれていたのにも
かわらず洪水で流されしまったことが由来しているのだそうです。そのため、お正月の松飾りにも松は
用いず、かわりに杉が使われるのだとか…。」 (ネットからの情報)
→
ということで、今回の茶席では「釜掛けの杉」としてみました。