等速円運動の速さと角速度 p43 円周に沿って一定の速さで回る物体の運動を等速円運動という。 ①等速円運動の速さ: v ②角速度: l t r t (単位:rad/s) t 以上から、速度 v と角速度 の関係 v=r 周期と回転数 p44 円周上を物体が1周する時間 T(s)を周期という。単位時間あたりの回転数 n(回/s)は、周 期 T の逆数 周期 T= 2 r t 2 、 回転数: n 1 T 2 角速度と向心力 p45 等速円運動では、速度ベクトルの大きさ(速さ)は変えずに、その向きだけを変化させ る加速度を生じている。 ①加速度の向きは、常に円の中心に向かう v2 ②加速度の大きさは、a=v =r = r 2 慣性力 p45 加速度運動する座標系から物体の運動を観測するとき、物体にはたらいているように見 える力を慣性力という。 地表に対して加速度 a (m/s2)で動く観測者から見ると、質量 m(kg)の物体には実際にはた らく力のほかに、−m a (N)の慣性力が常に働いているように観測される。 遠心力 p46 円運動する座標系で観測するとき、物体に対して円の外側に向いて働くように見える慣 性力を遠心力という。 半径 r、角速度 の等速円運動をしている観測者が見た遠心力は、 大きさ・・・mr 2 向き・・・・円の中心と反対向き
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