阿久根市地域防災計画修正の概要 (風水害・震災対策編) 平成29年 月 1 修正の趣旨 本市の地域防災計画は,平成4年の全部改訂後,一部改訂を加え,平成 20年には近年の集中豪雨による土砂災害発生状況をかんがみ,土砂災害 警戒情報や避難準備情報といった新しい災害関連情報を,明確に規定する 全部改訂を加えてきた。 今回の一部改訂の主な要点は,平成25年の災害対策基本法(第49 条の4)の改訂により,第2編第1部第2章第4節「避難体制の整備」の 部分にて指定避難所及び指定緊急避難場所の記述を追加し,第3編第1部 第2章第8節「避難勧告・指示,誘導」の部分にて「折多地区集会施設」 を含む全4箇所を指定避難所として新たに追加し,市内全22カ所を指定 緊急避難場所として追加した。これにより,災害時における一時避難の迅 速化や避難者収容率の向上化等を可能とし,被害の軽減を図る考えである。 また,県の地域防災計画との整合性を図るほか,全国的に,自然災害によ る犠牲者のうち高齢者の占める割合が大半に達する状況を踏まえ,高齢者 や障がい者,外国人,乳幼児等の要配慮者に係る対策について実施する必 要があり,地域防災計画の一部を改訂するものである。 2 修正項目 ⑴ 計画全体の主な修正点 ① 県地域防災計画に基づく字句の加除・修正 ② 「災害時要援護者」を「要配慮者」又は「避難行動要支援者」に 修正 ③ ⑵ 各編の主な修正点 第1編 ① 「障害者」を「障がい者」に修正 総則 計 画 : P3~ , 対 照 表 : P11~ 指定地方行政機関,指定地方公共機関の業務大綱に係る定義の修正 第2編 ① 災害予防対策 計 画 : P13~ , 対 照 表 : P13~ 河川砂防情報システムと防災情報提供システム等のシステム運用によ る避難勧告等の基準の設定 ② 計 画 : P22~ , 対 照 表 : P14~ 災害対策本部の運営体制の見直し,災害時応援協定に基づく他の機関 及び団体との連携を追加 他の自治体及び各機関と締結している災害時相互応援協定を更新し, 現在締結している協定の一覧表を資料編へ追加 ③ 計 画 : P25~ , 対 照 表 : P16~ 緊急時における指定緊急避難場所,指定避難所の設定と住民への周知 の記述を追加 「災害時要援護者」に係る内容を「要配慮者」に修正し,要配慮者 の避難体制等の強化について追加 ④ 計 画 : P45~ , 対 照 表 : P23~ 地域における防災リーダー及び防災ボランティアとの整備について 追加 地域における要配慮者の実態把握のため,避難行動要支援者名簿の 作成・活用について追加 ⑤ 計 画 : P51~ , 対 照 表 : P26~ 津波災害に対する広報・避難体制の整備に避難体制の整備と意識啓 発について追加 第3編 ① 災害応急対策 計 画 : P67~ , 対 照 表 : P29~ 東日本大震災等を踏まえて災害救助法の適用基準を修正 ② 計 画 : P77~ , 対 照 表 : P32~ 鹿児島地方気象台が発表する注意報・警報・情報について修正 ③ 計 画 : P110~ , 対 照 表 : P39~ 指定避難所に「遠矢公民館」,「尾崎公民館」,「折多地区集会施 設」,「子ども発達支援センターこじか」を追加し,新たに指定緊急 避難場所を追加 第4編 ① 事態安定期の対策 計 画 : P145, 対 照 表 : P45~ 避難所における,女性参画の推進及び女性への配慮を追加 ② 計 画 : P146, 対 照 表 : P45~ 鹿児島県の備蓄状況について修正
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