H27年度相高シラバス(物理基礎)

平成27年度シラバス(理科)
教科名
理科
科目名
物理基礎
学番83
新潟県立相川高等学校
履修単位数
授 業 形 態
一斉授業
履 修 条 件
特になし
使用教科書
『 新 編 物 理 基 礎 』( 東 京 書 籍 )
副 教 材 等
なし
授業担当者
鈴木
3単位
履修学年
3学年
昭教
1 学習目標
日常生活や社会との関連を図りながら物体の運動と様々なエネルギーへの関心を高
め、目的意識をもって観察、実験などを行い、物理学的に探究する能力と態度を育てる
とともに、物理学の基本的な概念や原理・法則を理解させ、科学的な見方や考え方を養
う。
2 指導のねらい
・物理学が日常生活や社会とどのように関連しているかを知り、物体の運動と様々なエ
ネルギーへの関心を高める。
・ 目 的 意 識 を も っ て 観 察 ・ 実 験 な ど を 行 い 、物 理 的 に 探 究 す る 能 力 と 態 度 を 身 に つ け る 。
・物理学の基本的な概念や原理・法則を理解し、科学的な見方や考え方を身につける。
・科学技術の在り方やエネルギー問題について市民が意思決定するために必要な、科学
的な知識、能力、態度を身につける。
3 指導計画〈105時間〉
▼1学期〔36時間〕
第1編 物体の運動とエネルギー
(1)直線上を運動する物体の速度や加速度について理解し、運動をグラフや式で分析
する。
(2)物体の運動と力の関係について理解を深め、運動の3法則を学習する。
(3)摩擦力、圧力、浮力、抵抗力について理解しそれらが働くときの物体の運動を分
析する。
▼2学期〔45時間〕
(4)力と運動の知識をもとに仕事とエネルギーを導入し、力学的エネルギー保存則を
学ぶ。
第2編 さまざまな物理現象とエネルギー
(1)熱現象を原子・分子の熱運動の観点から考察し、熱とエネルギーの関係について
理解する。
(2)波の基本的な性質を理解し、波の波長、振動数、波速さなどを定量的に扱えるよ
うになる。音波の性質としてうなり、固有振動、共鳴などを学び、身近な楽器の原
理について理解する。
▼3学期〔24時間〕
(3)電気現象の身近な事例を取り上げ観察・実験を行い、それぞれの事例と関連した
電気・磁気現象の背後にある物理法則を理解させる。また交流に関連し電磁波を学
び、光を含めたいろいろな電磁波が現代の社会生活に利用されていることを知る。
(4)人類が利用可能な様々なエネルギーの特性や利用について、物理的な視点から理
解する。原子力発電や医療などにおける放射線及び原子力の利用とそれに伴うリス
クについて、具体的な事例に触れながら理解を深める。
教科名
理科
科目名
物理基礎
授業担当者名
鈴木
昭教
4 課題・提出物等
・実験レポートやビデオ視聴レポートの提出
・単元の区切りで課題テストを実施
・定期考査毎にノートを提出
5 主な評価の方法
各学期とも行動観察や提出物、定期考査や小テストなどを用いて、評価の観点に基づ
いて評価を行う、学年末は各学期の評価を考慮し、総合的に評価を行う。
6
関
心
・
意
欲
・
態
度
評価の観点
日常生活や社会との関連を図りながら物体の運動と様々なエネルギーについ関心
をもち、意欲的に探究しようとするとともに,科学的な見方や考え方を身に付けて
いる。
行動観察や提出物、及び質問紙調査などを手がかりに、以下の点に留意して評価
する。
・ 学 習 活 動 (質 疑 応 答 、 討 論 、 演 習 、 実 験 ・ 観 察 な ど )に 積 極 的 に 参 加 し た か 。
・提出物の作成(レポートや授業ノートなど)に意欲的に取り組んだか。
・集中して授業を受けたか。
・科学技術の在り方やエネルギー問題について関心をもち、話し合いや探究活動に
意欲的に参加したか。
思
考
・
判
断
・
表
現
身に物体の運動と様々なエネルギーに関する事物・現象の中に問題を見いだし、
探究する過程を通して、事象を科学的に考察し、導き出した考えを的確に表現して
いる。
観
察
・
実
験
の
技
能
物体の運動と様々なエネルギーに関する観察,実験などを行い,基本操作を習得
するとともに,それらの過程や結果を的確に記録、整理し,自然の事物・現象を科
学的に探究する技能を身に付けている。
行動観察や提出物、及び定期考査の論述問題などを手がかりに、以下の点に留意
して評価する。
・思考の過程を評価する。例えば計算ミスなどがあって正しい結論に至らなかった
としても、その思考過程が物理的に正しく判断できていれば十分な評価を与えた
い。
・討論、レポート、論述問題で、科学的な根拠に基づいて述べることができている
か。
・ 観 察 実 験 か ら 得 ら れ た 事 実 、 文 献 や Webな ど か ら 得 た 情 報 と 、 自 分 の 考 え を は っ き
り区別して表現できているか。
・探究活動などで、実験方法を自分なりに考案し、仲間と議論しながら行うことが
できているか。
・実験結果や自分の考えをグラフや図表にするなど、わかりやすく表現できている
か。
行動観察や提出物、及び実験レポートなどを手がかりに、以下の点に留意して評
価する。
・観察・実験を安全に遂行できたか。
・それぞれの操作の意味を理解して、正確に遂行できたか。
・ デ ー タ の 取 り 方 が 適 切 で あ っ た か ( と り こ ぼ し 、 計 測 ミ ス な ど が な い か ど う か )。
・ デ ー タ の 処 理 が 適 切 で あ っ た か ( 間 違 い が な い か 、 有 効 桁 数 な ど が 適 切 か )。
・ グ ラ フ を 有 効 に 活 用 で き て い る か ( 目 盛 の 設 定 )。
知
物体の運動と様々なエネルギーについて、基本的な概念や原理・法則を理解し、
識 知識を身に付けている。
・
理
主に定期考査や小テストなどの成績に基づいて評価する。テスト問題の作成にあ
解 た っ て は 、知 識 の 活 用 力 ・ 応 用 力 を 測 る よ う な 問 題 や 、論 述 式 の 問 題 も 取 り 入 れ る 。
また、実験などのレポートでは、授業で学習した内容が正しく理解され、知識とな
ってきちんとレポートに反映されているかどうかを見る。