教科:理 科 科目:物理基礎 学習指導要領 (1) ア 運動の表し方 物 (ア)物理量の測定と扱い方 体 の 身近な物理現象について、物理量の測定と 表し方、分析の手法を理解すること。 作成様式 都立荻窪高等学校 学力スタンダード ・ 記録タイマーを用い、打点間の距離と時間か ら自分の歩く速さを測定・計算をする。 また、 おもりに引かれる力学台車の速さの変化を 運 v-tグラフにすることにより傾きから加 動 速度の大きさを求められるようにする。 と エ ネ ル (イ)運動の表し方 物体の運動の表し方について、直線運動を 中心に理解すること。 ・ 等速直線運動と等加速度直線運動の一般的 な理解を基に、エレベーターなどの加速度運 動する物体についても学習を進める。 ギ ー (ウ)直線運動の加速度 物体が直線上を運動する場合の加速度を理 解すること。 イ 様々な力とその働き (ア)様々な力 物体に働く力のつり合いを理解すること。 ・ 表やグラフを用いて新しい概念である加速 度について理解をさせる。また、実験を通し て加速度の具体的な測定方法について学ぶ。 ・ 力の種類と、それぞれの作用点と力の働く方 向について理解をさせ、それを基に力が釣り 合うとはどのような状態なのかを理解させ るとともに、そのときに働く力の大きさを計 算によって求められるようにする。 (イ)力のつり合い 物体に様々な力が働くことを理解するこ と。 (ウ)運動の法則 運動の三法則を理解すること。 ・ 物体の状態を表す模式図を見たときに、物体 にはどのような力が働くのか見つけられる ようにする。 ・ 力が物体に与える影響をと運動方程式を理 解させた上で、運動の第一法則と運動の第二 法則を理解させ、力の釣り合いを通して作用 反作用の法則を理解させる。 (エ)物体の落下運動 ・ はじめに個々の落下運動の特徴について説 物体が落下する際の運動の特徴及び物体に 明をし、最後にまとめとして慣性の法則と等 働く力と運動の関係について理解すること。 加速度運動との関連から一見ばらばらに見 える落下運動の共通点を理解させる。 ウ 力学的エネルギー (ア)運動エネルギーと位置エネルギー ・ 物理における「エネルギー」の概念を理解さ せる。 運動エネルギーと位置エネルギーについ て、仕事と関連付けて理解すること。 ・ 物理における「仕事」の概念を理解させる。 教科:理 科 科目:物理基礎 学習指導要領 作成様式 都立荻窪高等学校 学力スタンダード ・ 運動する物体が仕事をされたときに物体の 持つ運動エネルギーがどのくらい変化する のかを理解させるとともに、物体が上方に向 かって仕事をされたときにその物体が持つ 重力による位置エネルギーがどのくらい変 化するかを考えることにより、仕事とエネル ギーの関係を理解させる。 (イ)力学的エネルギーの保存 力学的エネルギー保存の法則を仕事と関連 付けて理解すること。 ・ 自由落下する物体の持つ運動エネルギーと 重力による位置エネルギーと力学的エネル ギーが落下と共にどのように変化をするか を計算によって求めることにより力学的エ ネルギー保存の法則を理解させる。 ア 熱 (ア)熱と温度 熱と温度について、原子や分子の熱運動と いう視点から理解すること。 ・ 「熱」と「温度」の違いを意識させると共に、 原子・分子の熱運動の激しさの違いがが温度 の違いになることを理解させることにより、 温度に上限はないが下限があることを理解 させる。 (イ)熱の利用 熱の移動及び熱と仕事の変換について理解 ・ エネルギーは最終的に熱に変換されること。 すること。 また、力学的エネルギーが消費されるときに (2) その一部または全部が熱エネルギーに変化 様 し、失われた力学的エネルギーに比例した物 々 体の温度を上昇させることを理解させる。 な イ 波 物 (ア)波の性質 理 現 波の性質について、直線状に伝わる場合を 中心に理解すること。 ・ はじめに一直線上を進む正弦波を式で表す 方法について学び、波の式をみて任意の時間 の波形をグラフ上に描けるようにする。 象 と エ ネ (イ)音と振動 気柱の共鳴、弦の振動及び音波の性質を理 解すること。 ・ 横波における波の重ね合わせの原理をもと に音波の場合には振幅が大きくなることに より音の強さが強くなることを理解させる。 ル ギ ・ 波の重ね合わせの原理と端における波の反 ー 射により特定の条件が満たされるときのみ の 弦の振動が大きくなり存在が許されること 利 を理解させる。 用 教科:理 科 科目:物理基礎 学習指導要領 (ウ)光と干渉 作成様式 都立荻窪高等学校 学力スタンダード ・ 光は横波の一種であり、光の特徴を理解させ る。 ・ 光も波の重ね合わせの原理が適用され、様々 な干渉縞を作り出すことを理解させる。 ウ 電気 (ア)物質と電気抵抗 物質によって抵抗率が異なることを理解す ること。 (イ)電気の利用 交流の発生、送電及び利用について、基本 的な仕組みを理解すること。 ・ オームの法則を理解させ、キルヒホッフの法 則により複雑な回路に流れる電流の値を計 算によって求められるようにする。 ・ はじめに直線上の金属が磁場中を横切るこ とによって起電力が発生することを理解さ せ、次に、直線上の金属が磁場中で回転運動 をすることによって交流が発生することを 理解させる。また、変圧器によって電圧を上 げることにより、送電の際のエネルギー損失 を小さくする方法について学ぶ。 エ エネルギーとその利用 (ア)エネルギーとその利用 人類が利用可能な水力、化石燃料、原子力、 太陽光などを源とするエネルギーの特性や利 ・ それぞれのエネルギーの特徴・メリットとデ メリットについて学習し、永続利用可能なエ ネルギーと地球環境の今後について考えさ せる。 用などについて、物理学的な視点から理解す ること。 オ 物理学が拓く世界 (ア)物理学が拓く世界 ・ 飛行機が空を飛び、月に人類が降りたったの も、この一年間に学んだ物理が基本になって 「物理基礎」で学んだ事柄が、日常生活やそれ いることを理解させ、どんなことにもその裏 を支えている科学技術と結び付いていることを には科学技術と切っても切れない関係にあ 理解すること。 ることを気付かせる。
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