地方経済天気図(平成27年3月)

平 成 27 年 3 月 18 日

発
表

地方経済天気図(平成27年3月)
∼個人消費が盛り上がりを欠き、景気回復の動きは緩慢∼
各 地 の 景 況 感
・北海道、東海…生産は横這い圏内。公共工事が足許減少、輸出は輸送機械が増
加。
・東北、中国…個人消費は乗用車販売の減少が続き低調。住宅建築も弱含み。設
備投資は伸び悩み。
・関東、近畿…生産は輸送機械、情報通信機械が増産、設備投資もやや上向き。
住宅建築は低調。輸出は北米、アジア向けを中心に増加。
・甲信越、四国…個人消費は衣料品が減少するなど、盛り上がりを欠く。公共工
事は横這い圏内。生産は電気機械が減少するなど、足踏み。
・北陸、九州…輸出は一般機械、輸送機械が持ち直し。公共工事は減少。
・沖縄…百貨店販売、スーパー販売ともに増加。観光も好調を持続。
一 般 社 団 法 人
全 国 地 方 銀 行 協 会
地域別天気マークの推移・詳細(平成27年3月)
平 26 年
3月
平 27 年
4月
5月
6月
7月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
北海道
東 北
関 東
甲信越
北 陸
東 海
近 畿
中 国
四 国
九 州
沖 縄
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
北海道
東 北
関 東
甲信越
北 陸
東 海
近 畿
中 国
四 国
九 州
沖 縄
(注) 矢印は、前月から天気マークが変わったことを表す。
1/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
<参考>
>地方経済
済天気図D
DI(注)の
の変化と景
景況判断
平成27年
1月
2月
3月
景 況 判 断 :個人消
消費が盛り上がりを欠
欠き、景気
気回復の動き
きは 50.88 → 53.1 → 51.6
緩慢
景況見通
通し :緩やか
かな回復
54.00 → 56.3 → 57.9
個 人 消 費 :乗用車
車販売が低
低調に推移す
するなど、盛り上がり
りを
欠く
件数の減少
少が続き、低
低調
住 宅 建 築 :着工件
設 備 投 資 :全体と
として慎重
重な投資姿
姿勢が続いて
ている
公 共 工 事 :高水準
準の発注が
が続いていた
たが、足許減
減少
輸
出 :米国、アジア向
向けを中心に
に持ち直し
生 産 活 動 :輸送機
機械、情報
報通信機械が
が増産した
たものの、電
電気
機械が
が減産し、全体として
ては横這い圏
圏内の動き
き
観
光 :温泉地
地、観光地
地ともに入
入込客が伸び
び悩み
準の有効求
求人倍率が続
続いている
雇 用 情 勢 :高水準
10
00
景況
況判断
(48.44 → 47.7 → 45.3)
(38.33 →
(54.77 →
(42.22 →
(53.88 →
(53.99 →
42.2
52.3
46.1
56.7
52.3
→ 46.9)
→ 56.3)
→ 41.4)
→ 63.5)
→ 54.7)
(55.44 → 50.9 → 50.9)
(59.44 → 64.8 → 64.1)
景況見通し
90
9
80
8
景況見
見通し
70
7
57 .9
60
6
50
5
40
4
景況判
判断
51 .6
30
3
20
2
10
1
0
10/1
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
16/1
17/1
18/1
19/1
20/1
2
21/1
22/1
2
23/1
224/1
25/1
26/1
27/1
(注)地方経
経済天気図DIとは、本調査
査に回答した全
全国地方銀行協
協会加盟行の景
景況や需要項目等
等に関する現況
況判断
(好転
転・不変・悪化)を数値化した
たもの。算式は
は以下のとおり
り。
「好
好転」×1.0+「不変」×0.5
5+「悪化」×0.0
DI= ──
───────
───────
───────
─── ×100
回 答 銀 行 数
2/13
○各地の状況
北海道
北海道の景況は、公共工事が低調となったものの、輸出が回復に向けた動き、
観光が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、
スーパー販売、コンビニエンスストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直し。
住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少し、弱含み。設備投
資は、製造業でライン新設、サービス業(ホテル等)で客室改装がみられるなど、
持ち直し基調。公共工事は、国、独立行政法人等が減少し、低調。輸出は、サウ
ジアラビア向けの鉄鋼が減少したものの、パナマ向けの船舶、ベトナム向けの一
般機械が増加し、回復に向けた動き。
生産活動は、窯業・土石製品が増加したものの、電気機械、輸送機械が減少し、
横這い圏内の動き。
・鉄鋼は、生産水準が低下。特殊鋼線材、普通鋼棒鋼が減産。
・金属製品は、生産水準が低下。鉄骨が減産。
・一般機械は、生産水準が低下。収穫機械が減産。
・電気機械は、生産水準が低下。車載向け電子部品が減産。
・輸送機械は、生産水準が低下。国内向けが減産。
・窯業・土石製品は、生産水準が上昇。セメントが増産。
・石油・石炭は、生産水準が上昇。キシレンが増産。
・パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が上昇。印刷用紙、新聞巻取紙が増産。
・食料品は、生産水準が低下。冷凍生産物が減産。
観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。
・1月の来道者数は、3か月連続で前年比増加。外国人客も 24 か月連続で増加。円安など
を背景にアジアからの観光客が引続き増加。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、情報通信業などで新規求人数も増加す
るなど、緩やかな回復。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
輸
出
生産活動
観
(注)景況判断の文言は、会員銀行からの報告をもとに当協会で取りまとめたもの。
3/13
光
雇用情勢
東 北
東北の景況は、輸出が持ち直したものの、個人消費が弱含み、公共工事が低調
となるなど、このところ一進一退。
個人消費は、乗用車販売が減少したほか、百貨店販売で衣料品が減少するなど、
弱含み。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少し、減少基
調。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるな
ど、伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、低調。
輸出は、船舶、電気機械が増加し、持ち直しの動き。
生産活動は、窯業・土石製品が減少したものの、電気機械、情報通信機械が増
加するなど、やや上向き。
・鉄鋼は、生産水準が上昇(青森)
、低下(岩手)
。
・非鉄金属は、生産水準が上昇(秋田)
。
・金属製品は、生産水準が上昇(秋田)
、低下(福島)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が低下(宮城、秋田、山形)
。汎用機械の生産水
準が低下、業務用機械の生産水準が上昇(青森)
。電子部品製造装置、金型、産業用機械
が減産(山形)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(青森、岩手)
。
・情報通信機械は、生産水準が上昇(福島)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(青森、宮城)
、低下(山形)
。集積回路、半導体
素子、電子部品が増産(山形)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(岩手)
、低下(青森)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が低下(青森、岩手、秋田)
。
・化学は、生産水準が上昇(青森)
。
・プラスチック製品は、生産水準が低下(山形)
。
・パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が上昇(青森)
。
・食料品は、生産水準が上昇(青森、岩手)
、低下(秋田)
。リンゴは、県外出荷量が増加(青
森)
。清酒は、出荷量が増加(秋田)
。農産保存食品、肉製品が減産、調理食品、菓子類が
増産(山形)
。
観光は、観光地への入込客が振るわず、足踏み。
・2月の県内主要観光地・観光施設の入込客は、大雪の影響などから、低調(秋田)
。
・1月の主要観光施設・主要宿泊施設ともに前年比減少(青森)
。
・1月の主要スキー場の入込客は、前年比増加(岩手)
。
・年末年始の蔵王温泉の宿泊客は、前年並みないし微減(山形)
。
・12 月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年比減少(福島)
。
雇用は、情報通信業、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかながら
回復に向けた動き。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
4/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
関 東
関東の景況は、住宅建築が低調となったものの、輸出、生産活動が持ち直すな
ど、上向き。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、
スーパー販売で食料品、百貨店販売でインバウンド効果から化粧品や高額品が増
加したほか、コンビニエンスストア販売も増加するなど、一部に持ち直しの動き。
住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、低調。設備投資は、
製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。
公共工事は、国、独立行政法人等、都県、市区町村いずれも減少するなど、足許
減少。輸出は、北米、アジア向けを中心に自動車、鉄鋼、科学光学機器が増加し、
持ち直し。
生産活動は、輸送機械、情報通信機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。
・鉄鋼は、生産水準が低下(千葉)
。
・金属製品は、生産水準が低下(茨城、千葉)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(栃木)
、低下(茨城、神奈川)
。汎用機械
の生産水準が低下(千葉)
、生産用・業務用機械の生産水準が低下(埼玉、東京)
。半導体
製造装置、ボイラ部品が増産、蒸気タービン部品、プレス用金型が減産(神奈川)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(茨城、群馬、千葉、東京、神奈川)
、低下(栃木)
。
・情報通信機械は、生産水準が上昇(栃木、千葉、神奈川)
、低下(群馬、東京)
。外部記憶
装置、基地局通信装置が増産(神奈川)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が低下(群馬、東京、神奈川)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(栃木、群馬、埼玉、千葉)
、低下(神奈川)
。
・化学は、生産水準が上昇(茨城、栃木、千葉)
。
・プラスチック製品は、生産水準が上昇(神奈川)
。
・繊維は、洋装品の婦人服地、和装品の浴衣用帯地の受注が前年並み(群馬)
。
・食料品は、生産水準が上昇(東京)
、低下(栃木、神奈川)
。
観光は、観光地への入込客が増加するなど、上向き。
・1月の県内主要温泉地宿泊客数は、外国人観光客の増加や冬季国体の開催などから、全体
では6か月連続で前年比増加。2月の世界文化遺産の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の観
光客数は、前年比 7.6 倍増加(群馬)
。
・1月のベイエリアホテルの客室稼働率は、高水準を維持(千葉)
。
・1月の県内ホテルの客室稼働率は、横浜、箱根とも前年比上昇(神奈川)
。
・12 月のゴルフ利用人員は、前年比減少(栃木)
。
・7-9月の観光入込客数は、前年同期比増加(茨城)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やか
な持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
5/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
甲信越
甲信越の景況は、設備投資が持ち直したものの、個人消費が横這い、生産活動
が足踏みとなるなど、持ち直しの動きが一服。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少、悪天候の
影響から客足が伸び悩んだ百貨店販売で衣料品、家電品が低調となったものの、
スーパー販売で食料品が増加するなど、横這い圏内の動き。住宅建築は、貸家が
増加したものの、持家が減少し、横這い圏内の動き。設備投資は、医療・介護関
連施設が堅調に推移しているほか、商業施設なども動きがみられるなど、持ち直
し。公共工事は、市町村、県が減少したものの、国が増加し、一進一退。輸出は、
ロシア向けの自動車、台湾向けの鉄鋼が減少し、減少傾向。
生産活動は、電気機械、電子部品・デバイスが減少するなど、足踏み。
・金属製品は、作業工具や建設用を中心に持ち直し。金属洋食器の受注が弱含み(新潟)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(長野)
。自動車関連の受注が減速、建設・
プラント向け大型機械の受注に一服感。IT、デジタル関連の受注はアジア向けを中心に
堅調(新潟)
。半導体製造装置の受注・生産が高水準を維持。液晶製造装置は中・小型パ
ネル向けのほか大型パネル向けも一定量の受注。ハードディスク駆動装置向けの受注・生
産は、減少傾向。医療機器向け部品は、総じて受注・生産が安定的に推移(山梨)。鋳物
は受注が弱含み(新潟)
。
・電気機械は、生産水準が低下。電気計測器などが減産(長野)。コンピュータ数値制御装
置の受注・生産は好調に推移。水晶振動子は、スマートフォン向けの受注・生産が下げ止
まり。リードフレームはLED関連向けが堅調に推移(山梨)
。
・情報通信機械は、生産水準が上昇。パソコン関連機器などが増産(長野)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が低下(長野)
、低水準(新潟)
。電子部品などが減産(長
野)
。
・輸送機械は、国内自動車メーカーの在庫調整の影響から、弱含み(新潟)。自動車部品の
受注・生産が横這い圏内で推移(山梨)
。
・プラスチック製品は、生産水準が上昇(長野)
。
・和紙は、障子紙および書道用紙の受注・生産が減少傾向(山梨)
。
・ニットは、生産が減少(新潟)。紳士服裏地の受注・生産が減少傾向。洋傘地は堅調(山
梨)
。
・食料品は、生産水準が低下。味噌、醤油などが減産(長野)。米菓や水産練り製品の生産
が堅調。清酒は、出荷量が減少(新潟)
。ワインは、出荷が総じて上向き(山梨)
。
観光は、温泉地への入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。
・1月の県内観光は、宿泊施設の入込客が前年を下回る(山梨)
。
・1月の上諏訪温泉の宿泊客数は、前年比横這い(長野)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、情報通信業、卸・小売業で新規求人数
が増加するなど、持ち直しの動き。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
6/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
北 陸
北陸の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、輸出が上向き、生産活動が
持ち直すなど、やや上向き。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、
大型小売店販売が増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、持家、分
譲住宅が減少したものの、貸家が増加するなど、下げ止まりの動き。設備投資は、
製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。
公共工事は、国、独立行政法人等が減少するなど、減少傾向。輸出は、地場産業
の眼鏡・眼鏡枠が増加したほか、一般機械、電気機器が増加し、上向き。
生産活動は、電気機械が増加したほか、医薬品も高水準の生産を持続するなど、
緩やかに持ち直し。
・鉄鋼は、生産水準が上昇(富山、石川)
。
・非鉄金属は、生産水準が上昇(石川)
、低下(富山)
。
・金属製品は、生産水準が上昇(富山)
。アルミニウム非建材製品、住宅規格商品の生産・
出荷は減少、民生用包装容器の生産・出荷は横這い(富山)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(富山、石川)
。自動車、航空機向けの軸
受の生産・出荷は減少(富山)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(富山、石川)
。半導体が増産、電子機器が減産(富山)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(石川)
、低下(富山)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が低下(富山、石川)
。
・化学は、生産水準が低下(石川)
。
・プラスチック製品は、生産水準が上昇(富山)
、低下(石川)
。
・パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が上昇(富山)
。
・医薬品は、高水準の生産を持続(富山)
。
・食料品は、生産水準が低下(石川)
。
・繊維は、生産水準が上昇(石川、福井)
。
観光は、温泉地の入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。
・12 月の県内主要温泉地の浴客数は前年比減少。主要観光地の入込客数は前年比増加。外国
人観光客が引続き増加(石川)
。
・12 月の宇奈月温泉宿泊客数は、6か月連続で前年比減少(富山)
。
・12 月の芦原温泉宿泊客数は、前年比減少(福井)
。
雇用は、卸売業、小売業、情報通信業などで新規求人数が増加するなど、持ち
直し。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
7/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
東 海
東海の景況は、住宅建築が低調となったものの、個人消費、輸出が持ち直すな
ど、緩やかながら持ち直し。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、
百貨店販売、スーパー販売ともに増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建
築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少し、低調。設備投資は、一
部に投資計画を積み増す動きがみられるものの、総じて横這い圏内の動き。公共
工事は、国が増加したものの、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、輸
送機械、半導体等電子部品が増加するなど、緩やかに持ち直し。
生産活動は、情報通信機械が増加したものの、化学が減少するなど、横這い圏
内の動き。
・鉄鋼は、生産水準が低下(愛知)
。
・金属製品は、生産水準が横這い(岐阜)
、低下(三重)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(岐阜、静岡、愛知、三重)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(静岡)
、低下(愛知)
。
・情報通信機械は、生産水準が上昇(愛知)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(三重)
、低下(静岡)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(静岡、三重)
、低下(岐阜、愛知)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が上昇(岐阜)
。
・化学は、生産水準が低下(岐阜、三重)
。
・石油・石炭製品は、生産水準が低下(愛知)
。
・プラスチック製品は、生産水準が上昇(岐阜、愛知)
。
・繊維は、生産水準が低下(岐阜)
。
・パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が低下(静岡)
。
・食料品は、生産水準が低下(静岡、三重)
。
観光は、観光地の入込客が振るわず、足踏み。
・2月の伊豆地区主要旅館の宿泊客数・売上高ともに前年比減少(静岡)
。
・1月の高山市入込客数、長良川温泉宿泊客数は前年比増加(岐阜)
。
・1月の中部国際空港の旅客数は、前年比減少(愛知)
。
・12 月の県内主要水族館入場者数は、7か月連続で減少(三重)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定外労働時間も増加するなど、緩や
かながら回復の動き。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
8/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
近 畿
近畿の景況は、輸出が回復に向かい、個人消費が持ち直している一方、住宅建
築が低調となるなど、全体としては横這い。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で飲食料品を中心
に増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅い
ずれも減少し、低調。設備投資は、大企業に加え、中小企業も投資計画を積み増
す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、府県、市町村
が減少し、弱含み。輸出は、アジア、米国、EU向けとも増加し、緩やかながら
回復に向けた動き。
生産活動は、輸送機械が増加したものの、窯業・土石製品が減少するなど、横
這い圏内の動き。
・鉄鋼は、生産水準が横這い(兵庫)
。
・金属製品は、生産水準が上昇(滋賀、奈良)
、低下(和歌山)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(奈良、和歌山)
、低下(滋賀)
。自動車向
け、半導体関連が好調(京都)
。発電用機械が下げ止まり、産業用機械が回復(兵庫)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(和歌山)
、低下(滋賀、奈良)
。自動車関連が回復、産業用機
械向けが持ち直し(兵庫)
。
・電子部品・デバイスは、スマートフォン向け、太陽光発電向け、自動車向けが高操業、薄型
テレビなどの家電向け、パソコン向けが低調(京都)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(滋賀)
。自動車が高操業に一服感(京都)
。造船が下げ止まり、
航空機が好調に推移、自動車は弱含み(兵庫)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が上昇(滋賀)
、低下(奈良、和歌山)
。
・化学は、生産水準が上昇(和歌山)
、低下(滋賀)
。
・石油・石炭製品は、生産水準が上昇(和歌山)
。
・プラスチック製品は、生産水準が低下(奈良)
。
・繊維は、生産水準が上昇(和歌山)
、低下(滋賀)
。丹後ちりめん、西陣帯地が減産(京都)
。
・食料品は、生産水準が上昇(滋賀)
、低下(和歌山)
。清酒の蔵出量が減少(京都)
。
観光は、ホテルの客室稼働率が上昇するなど、持ち直し。
・2月の白浜温泉宿泊客数は、3か月ぶりに前年比増加(和歌山)
。
・1月の県内主要観光地の入込客数は、天候不順の影響から、彦根、安土周辺の観光施設、
道の駅が伸び悩み(滋賀)
。
・1月の主要ホテルの客室稼働率は、前年比低下、宿泊客数も減少(京都)
。
・1月の主要ホテルの客室稼働率は、前年比上昇、宿泊客数も増加(奈良)
。
・12 月の神戸市内主要ホテルの客室稼働率は、外国人観光客が増加し、高水準で推移(兵庫)
。
雇用は、新規求人数が増加したほか、現金給与総額が増加するなど、持ち直し
の動き。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
9/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
中 国
中国の景況は、住宅建築が弱含んでいるものの、輸出、生産活動が持ち直すな
ど、持ち直し。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したほか、
百貨店販売、スーパー販売ともに減少するなど、低調。住宅建築は、持家、貸家、
分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み
増す動きがみられるものの、総じて横這い圏内の動き。公共工事は、国、独立行
政法人等が増加したものの、県、市町村が減少し、一進一退。輸出は、自動車、
アジア向けの鉄鋼が増加するなど、持ち直しの動き。
生産活動は、電気機械、自動車が増加するなど、持ち直し。
・鉄鋼は、生産水準が堅調(山口)
、低下(岡山)
。特殊鋼は増加基調、工作機械用鋳物は、
設備投資の持ち直しに伴い、堅調(島根)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(広島)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(広島)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(鳥取)
。自動車、通信機器向けが持ち直し(島
根)
。
・自動車は、生産水準が上昇(岡山、山口)
、低下(広島)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が堅調(山口)
、生コンに減速感(島根)
。石州瓦は生産調整
の動き(島根)
。
・化学は、生産水準が低下(岡山)
、回復傾向(山口)
。
・石油製品は、生産水準が低下(山口)
。
・食料品は、生産水準が上昇(鳥取)
。
観光は、温泉地、観光地の入込客数が減少するなど、盛り上がりを欠く。
・1月の主要温泉地宿泊客数は、三朝温泉が増加したものの、はわい温泉、皆生温泉が減少
し、全体では前年比減少(鳥取)
。
・1月の主要観光施設利用者数は、9か月連続で前年比減少。出雲大社の遷宮特需の反動が
徐々に出始め(島根)
。
・1月の県内主要観光地入込客数は、2か月連続で前年比減少(岡山)
。
・12 月の水族館「海響館」の入館者数、秋芳洞の入道者数が前年比減少したものの、松陰神
社の入込客数、湯田温泉の宿泊客数が増加し、一部に明るさ(山口)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかながら回復に向けた動き。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
10/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
四 国
四国の景況は、公共工事が増加したものの、輸出が足踏み、個人消費が弱含む
など、横這い圏内。
個人消費は、大型小売店販売でセールの不振から衣料品や身の回り品が低調と
なったほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少するなど、弱
含み。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、減少基調。
設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられ、持ち直し。公共工事は、
国、県、市町村が増加したものの、横這い圏内の動き。輸出は、船舶が増加した
ものの、紙類および同製品、輸送機械が減少するなど、足踏み。
生産活動は、輸送機械が増加したものの、電気機械が減少し、横這い圏内の動
き。
・非鉄金属は、生産水準が上昇(愛媛)
。
・金属製品は、生産水準が低下(香川)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(徳島、香川、愛媛)
。
・電気機械は、生産水準が低下(徳島、愛媛、高知)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(徳島、香川)
。
・化学は、生産水準が上昇(徳島、愛媛)
、低下(香川、高知)
。
・プラスチックは、生産水準が低下(徳島)
。
・食料品は、生産水準が上昇(高知)
、低下(愛媛)
。
観光は、温泉地、観光地への入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。
・1月の徳島市内主要ホテル・旅館の宿泊客数は、インターネット予約によるビジネス客が
堅調に推移したことから、全体では前年比増加(徳島)
。
・1月の県内主要観光地入込客数は、前年比減少(香川)
。
・1月の道後温泉旅館宿泊客数は前年比増加、県内主要観光施設の入込客数は減少(愛媛)
。
・1月の県内主要観光施設利用実績は、寒波等の影響により、前年比減少。高知市内主要ホ
テル・旅館の宿泊客数は増加(高知)
。
雇用は、所定外労働時間が増加したものの、製造業、卸売業などで新規求人数
が減少し、回復に向けた動きが一服。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
11/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
九 州
九州の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、輸出、生産活動が持ち直す
など、緩やかな持ち直し。
個人消費は、乗用車販売で普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、
スーパー販売で飲食料品を中心に好調となるなど、一部に持ち直しの動き。住宅
建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、横這い圏内の
動き。設備投資は、製造業で電気自動車関連、非製造業で大型不動産などの投資
計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、
県が減少するなど、減少傾向。輸出は、一般機械、船舶が増加するなど、持ち直
し。
生産活動は、電気機械、電子部品・デバイスが増加するなど、やや上向き。
・非鉄金属は、生産水準が上昇(福岡)
、低下(大分)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(熊本、大分、宮崎)
、低下(福岡、佐賀)
。機
械・重電は生産高が減少(長崎)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(大分)
。
・情報通信機械は、生産水準が低下(佐賀)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(長崎、宮崎)
、低下(福岡)
。自動車向け、スマ
ートフォン向けが堅調(鹿児島)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(福岡)
、低下(熊本)
。大手・中堅造船は生産高が減少(長
崎)
。
・化学は、生産水準が上昇(佐賀)
。
・プラスチック製品は、生産水準が上昇(大分)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が低下(大分)
。
・食料品、生産水準が低下(福岡、佐賀、熊本)
。焼酎は、生産が減少(鹿児島)
。
・繊維は、生産水準が上昇(宮崎、大分)
。
観光は、温泉地や観光地への入込客が増加するなど、上向き。
・1月の唐津地区の入込客は、年末年始が堅調。嬉野地区は、好調持続。中国からの個人客
が前年比増加(佐賀)
。
・1月の主要宿泊施設宿泊客数は前年比同水準、12 月の主要観光施設入場者数は増加(長崎)
。
・1月の別府周辺地区の入込みは、宿泊者数、レジャー施設入場者数ともに前年比減少(大
分)
。
・1月の県内主要ホテル・旅館の宿泊客数は、関東地区や関西地区からの入込客などが減少
し、全体では前年比減少。主要観光施設入場者数は、ほとんどの施設で減少(鹿児島)
。
雇用は、建設業、製造業で新規求人数が増加したほか、所定外労働時間、現金
給与総額も増加するなど、持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
12/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
沖 縄
沖縄の景況は、個人消費、観光が回復に向けた動きにあるなど、拡大。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、
大型小売店販売で衣料品、食料品を中心に増加するなど、回復に向けた動き。住
宅建築は、持家、貸家が減少したものの、分譲住宅が増加し、持ち直しの動き。
設備投資は、建築着工床面積が減少するなど、足許減少。公共工事は、市町村が
増加したものの、国、独立行政法人等、県が減少するなど、足許減少。輸出は、
石油製品、鉄鋼が減少したものの、金属鉱およびくずが増加し、足許増加。
生産活動は、横這い圏内の動き。
・金属製品、窯業・土石製品は生産水準が低下したものの、化学・石油製品、食料品が上昇
し、12 月の鉱工業生産全体では前月比上昇。
・1月のセメント出荷量は、2か月ぶりに前年比減少。
観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。
・1月の入域観光客数は、沖縄方面への継続的な旅行需要や航空路線の拡充などから、国内
客が増加したほか、外国人客も航空路線の拡充などから増加し、全体では 28 か月連続で
前年比増加。
・1月の主要ホテル客室稼働率は、5か月連続で前年比上昇。売上高は、14 か月連続で前年
比増加。
・1月の主要ゴルフ場入場者数は、3か月連続で前年比増加。
雇用は、有効求人倍率が低下したほか、現金給与総額も減少するなど、回復に
向けた動きが一服。
先行きは、拡大の動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
13/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢