  地方経済天気図(平成27年2月)

平 成 27 年 2 月 18 日

発
表

地方経済天気図(平成27年2月)
∼輸出は持ち直しの動きがみられるものの、
生産に力強さを欠き、回復の動きは緩慢∼
各 地 の 景 況 感
・北海道、近畿…輸出が米国、アジア向けを中心に増加したものの、生産は横這
い圏内の動き。住宅建築が低調。
・東北、甲信越…個人消費は衣料品が減少するなど伸び悩み。公共工事は足許一
服。生産も電気機械が減少し、足踏み。
・関東、中国…設備投資は全体として慎重な姿勢を継続。生産は輸送機械が増産
し、緩やかな持ち直し。
・北陸、四国…住宅建築が弱含み。公共工事は減少傾向。
・東海、九州…個人消費は乗用車販売が増加し、持ち直しの動き。輸出は輸送機
械、一般機械が上向き。
・沖縄…百貨店販売、スーパー販売ともに増加。観光は好調を持続。
一 般 社 団 法 人
全 国 地 方 銀 行 協 会
地域別天気マークの推移・詳細(平成27年2月)
平 26 年
2月
平 27 年
3月
4月
5月
6月
7月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
北海道
東 北
関 東
甲信越
北 陸
東 海
近 畿
中 国
四 国
九 州
沖 縄
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
北海道
東 北
関 東
甲信越
北 陸
東 海
近 畿
中 国
四 国
九 州
沖 縄
(注) 矢印は、前月から天気マークが変わったことを表す。
1/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
<参考>
>地方経済
済天気図D
DI(注)の
の変化と景
景況判断
平成26年
平成27年
12月
1月
2月
景 況 判 断 :輸出は
は持ち直し
しの動きがみ
みられるも
ものの、生産
産に 48.44 → 50.8 → 53.1
力強さ
さを欠き、回復の動き
きは緩慢
景況見通
通し :緩やか
かに回復していく
54.88 → 54.0 → 56.3
個 人 消 費 :乗用車
車販売は増
増加したもの
のの、百貨
貨店販売、ス
スー
パー販
販売が伸び
び悩み、盛り
り上がりを欠
欠く
件数の減少
少が続き、低
低調
住 宅 建 築 :着工件
設 備 投 資 :全体と
として慎重
重な投資姿
姿勢が続いて
ている
公 共 工 事 :高水準
準の発注が
が続いてきた
たが、足許一
一服気味
輸
出 :米国、アジア向
向けを中心に
に増加し、持ち直しの
の動
き
機械は増産
産したものの
の、電気機
機械が減産と
とな
生 産 活 動 :輸送機
るなど
ど、力強さを欠く
光 :温泉地
地、観光地
地ともに入
入込客が減少
少
観
雇 用 情 勢 :新規求
求人数が増
増加し、有効
効求人倍率も上昇
10
00
景況
況判断
(44.55 → 48.4 → 47.7)
(33.66 →
(55.55 →
(46.99 →
(56.77 →
38.3
54.7
42.2
53.8
→ 42.2)
→ 52.3)
→ 46.1)
→ 56.7)
(53.99 → 53.9 → 52.3)
(53.66 → 55.4 → 50.9)
(61.77 → 59.4 → 64.8)
景況見通し
90
9
80
8
景況見
見通し
70
7
56 .3
60
6
50
5
景況判
判断
40
4
53 .1
30
3
20
2
10
1
0
10/1
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
16/1
17/1
18/1
19/1
20/1
2
21/1
22/1
2
23/1
224/1
25/1
26/1
27/1
(注)地方経
経済天気図DIとは、本調査
査に回答した全
全国地方銀行協
協会加盟行の景
景況や需要項目等
等に関する現況
況判断
(好転
転・不変・悪化)を数値化した
たもの。算式は
は以下のとおり
り。
「好
好転」×1.0+「不変」×0.5
5+「悪化」×0.0
DI= ──
───────
───────
───────
─── ×100
回 答 銀 行 数
2/13
○各地の状況
北海道
北海道の景況は、住宅建築が弱含んでいるものの、輸出、観光が持ち直すなど、
緩やかな持ち直し。
個人消費は、大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売が
増加したほか、乗用車販売も軽乗用車が増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅
建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資は、製造業で
ライン新設、サービス業(ホテル等)で客室改装がみられるなど、持ち直し基調。
公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が減少したものの、道が増加し、足許
増加。輸出は、サウジアラビア向けの鉄鋼が減少したものの、北米向けの輸送用
機器、香港向けの一般機械が増加し、増加基調。
生産活動は、一般機械、輸送機械が増加したものの、鉄鋼、窯業・土石製品が
減少し、横這い圏内の動き。
・鉄鋼は、生産水準が低下。特殊鋼線材、普通鋼棒鋼が減産。
・金属製品は、生産水準が低下。缶コーヒー用食缶(スチール)
、電力会社向け鉄塔が減産。
・一般機械は、生産水準が上昇。タイ向け収穫機械が増産。
・電気機械は、生産水準が上昇。集積回路、電子回路基板が増産。
・輸送機械は、生産水準が上昇。
・窯業・土石製品は、生産水準が低下。セメント、生コンクリートが減産。
・石油・石炭は、生産水準が低下。C重油が減産。
・パルプ・紙・紙製品は、生産水準が低下。雑種紙が減産。
・食料品は、生産水準が上昇。甜菜の収量好調に伴い同加工品が増産。
観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。
・12 月の来道者数は、2か月連続で前年比増加。外国人客も 23 か月連続で増加。円安など
を背景にアジアからの観光客が引続き増加。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、卸売業・小売業、医療・福祉で新規求
人数も増加するなど、緩やかな回復。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
輸
出
生産活動
観
(注)景況判断の文言は、会員銀行からの報告をもとに当協会で取りまとめたもの。
3/13
光
雇用情勢
東 北
東北の景況は、輸出が持ち直したものの、個人消費、公共工事が弱含むなど、
一進一退。
個人消費は、乗用車販売が減少したほか、百貨店販売で悪天候の影響から客足
が伸び悩み、衣料品が減少するなど、弱含み。住宅建築は、分譲住宅が増加した
ものの、持家、貸家が減少し、減少基調。設備投資は、需要の先行き不透明感か
ら、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、独立行政
法人等が減少するなど、低調。輸出は、一般機械、船舶が増加し、持ち直しの動
き。
生産活動は、窯業・土石製品が増加したものの、電気機械が減少するなど、足
踏み。
・鉄鋼は、生産水準が低下(青森)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(青森、秋田)
、低下(宮城、山形)
。生産
用機械の生産水準が上昇、汎用機械の生産水準が低下(岩手)
。電子部品製造装置、金型
が増産、産業用機械が減産(山形)
。
・電気機械は、生産水準が低下(青森、岩手)
。
・情報通信機械は、生産水準が低下(山形)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(青森、山形)
、低下(岩手、秋田)
。集積回路、
半導体素子、電子部品が増産(山形)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(岩手、宮城)
、低下(秋田)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が上昇(青森、秋田)
。
・化学は、生産水準が低下(青森、福島)
。
・繊維は、生産水準が上昇(福島)
。
・パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が上昇(秋田)
。
・食料品は、生産水準が上昇(岩手)
。リンゴは、県外出荷量が増加(青森)
。清酒は、出荷
量が減少(秋田)
。
観光は、観光地への入込客が振るわず、足踏み。
・1月の県内主要観光地・観光施設の入込客は、大雪の影響などから、低調(秋田)
。
・年末年始の蔵王温泉の宿泊客は、前年並みないし微減(山形)
。
・12 月の主要観光施設・主要宿泊施設ともに前年比減少(青森)
。
・12 月の主要スキー場の入込客は、前年比増加(岩手)
。
・11 月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年比減少(福島)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業、医療・福祉で新規求人数が増
加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
4/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
関 東
関東の景況は、住宅建築が低調となったものの、輸出、生産活動が持ち直すな
ど、上向き。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、スーパー販売で食料品、百貨店販
売でインバウンド効果から化粧品や高額品が増加したほか、コンビニエンススト
ア販売も増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家が減少
するなど、低調。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動き
がみられるものの、総じて横這い圏内の動き。公共工事は、都、県が減少したも
のの、国、市区町村が増加し、横這い圏内の動き。輸出は、自動車、鉄鋼、科学
光学機器が増加し、持ち直しに向けた動き。
生産活動は、輸送機械、電子部品・デバイスが増加するなど、緩やかな持ち直
し。
・金属製品は、生産水準が上昇(茨城)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(神奈川)
、低下(茨城、栃木)
。業務用機
械の生産水準が上昇(千葉)
、低下(埼玉)
。生産用機械の生産水準が上昇(埼玉)
。蒸気
タービン部品、プレス用金型が増産、半導体製造装置、機械プレスが減産(神奈川)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(神奈川)
、低下(栃木、群馬、東京)
。
・情報通信機械は、生産水準が上昇(東京)
、低下(栃木、群馬、千葉、神奈川)
。基地局通
信装置、汎用コンピュータが減産(神奈川)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(群馬、千葉、神奈川)
、低下(東京)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(栃木、群馬)
、低下(神奈川)
。
・化学は、生産水準が上昇(栃木、神奈川)
、低下(茨城、千葉)
。
・石油・石炭製品は、生産水準が上昇(神奈川)
。
・食料品は、生産水準が上昇(茨城、栃木)
、低下(千葉)
。
・繊維は、和装品の生産が低調(群馬)
。
観光は、観光地への入込客が増加するなど、上向き。
・12 月の県内主要温泉地宿泊客数は、年末の休暇日数が長かったことなどから、全体では5
か月連続で前年比増加。1月の世界文化遺産の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の観光客数
は、前年比 4.1 倍増加(群馬)
。
・12 月のベイエリアホテルの客室稼働率は、高水準を維持(千葉)
。
・12 月の県内ホテルの客室稼働率は、横浜、箱根とも前年比上昇(神奈川)
。
・11 月のゴルフ利用人員は、前年比減少(栃木)
。
・7-9月の観光入込客数は、前年同期比増加(茨城)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、建設業、卸売業、小売業などで新規求
人数が増加し、持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
5/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
甲信越
甲信越の景況は、設備投資が持ち直したものの、住宅建築が低調、個人消費、
生産活動が足踏みとなるなど、持ち直しの動きが一服。
個人消費は、乗用車販売が減少したほか、大型小売店販売も悪天候の影響から
客足が伸び悩み、衣料品、家電品などで減少するなど、足踏み。住宅建築は、貸
家が増加したものの、持家が減少するなど、低調。設備投資は、医療・介護関連
施設で堅調に推移しているほか、商業施設なども動きがみられるなど、持ち直し。
公共工事は、県が減少したものの、国、市町村が増加し、一進一退。輸出は、ロ
シア、中国向けの自動車が減少し、足許減少。
生産活動は、情報通信機械が増加したものの、電気機械が減少し、足踏み。
・非鉄金属は、生産水準が低下。電線・ケーブルなどが減産(長野)
。
・金属製品は、金属洋食器の受注が弱含み(新潟)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、自動車関連の受注が減速、建設・プラント向け大型機械の
受注が堅調。IT、デジタル関連の受注はアジア向けが増加(新潟)
。半導体製造装置の
受注・生産が好調。液晶製造装置は中・小型パネル向けが堅調。計測機器の受注・生産は、
ボイラーやガスなどエネルギー関連設備向けが堅調。医療機器向け部品は、受注・生産が
安定的に推移(山梨)
。鋳物は受注が弱含み(新潟)
。
・電気機械は、生産水準が低下(長野)
。電気計測器などが減産(長野)
。コンピュータ数値
制御装置の受注・生産は高水準。コネクタおよび水晶振動子は、スマートフォン向けの受
注・生産が減速(山梨)
。
・情報通信機械は、生産水準が上昇。パソコン関連機器などが増産(長野)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(長野)
、低水準(新潟)
。電子部品などが増産(長
野)
。
・輸送機械は、自動車部品の受注・生産が横這い圏内で推移(山梨)
。
・化学は、生産水準が上昇(長野)
。医薬品などが増産(長野)
。
・ニットは、受注が低調(新潟)
、前年並み乃至やや増加(山梨)
。
・食料品は、米菓や水産練り製品の生産が堅調。清酒は、出荷量が減少(新潟)
。ワインは、
出荷が堅調に推移(山梨)
。
・宝飾は、受注・生産が横這い圏内で推移(山梨)
。
観光は、観光地への入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。
・12 月の県内観光は、宿泊施設の入込客が前年を下回る(山梨)
。
・12 月の主要温泉地の入込客数は、上諏訪温泉が前年比増加、戸倉上山田温泉が減少(長野)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業、医療・福祉で新規求人数が増
加するなど、持ち直しの動き。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
6/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
北 陸
北陸の景況は、生産活動が持ち直しているものの、住宅建築が弱含み、公共工
事が減少傾向にあるなど、持ち直しの動きが一服。
個人消費は、大型小売店販売が飲食料品を中心に増加したものの、乗用車販売
が減少し、一進一退。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減
少し、弱含み。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢が
みられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、県が減少するなど、減少傾向。輸出
は、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加したほか、一般機械、電気機器、科学光学機
器が増加し、上向き。
生産活動は、金属製品が減少したものの、医薬品が高水準の生産を持続するな
ど、緩やかな持ち直し。
・鉄鋼は、生産水準が低下(富山)
。
・非鉄金属は、生産水準が上昇(富山、石川)
。
・金属製品は、生産水準が低下(富山、石川)
。アルミニウム非建材製品、住宅規格商品の
生産・出荷は減少、民生用包装容器の生産は減少、出荷は横這い(富山)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(富山)
、低下(石川)
。自動車、航空機向
けの軸受の生産は増加、出荷は横這い(富山)
。
・電気機械は、生産水準が低下(富山、石川)
。半導体、電子機器が減産(富山)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(富山)
、低下(石川)
。
・プラスチック製品は、生産水準が低下(富山、石川)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が上昇(富山、石川)
。
・パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が低下(石川)
。
・化学は、生産水準が上昇(石川)
。
・医薬品は、高水準の生産を持続(富山)
。
・食料品は、生産水準が上昇(石川)
、低下(富山)
。
・繊維は、生産水準が低下(石川、福井)
。
観光は、温泉地の入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。
・12 月の県内主要温泉地の浴客数は前年比減少。主要観光地の入込客数は前年比増加。外国
人観光客が引続き増加(石川)
。
・11 月の宇奈月温泉宿泊客数は、5か月連続で前年比減少(富山)
。
・11 月の芦原温泉宿泊客数は、前年比増加(福井)
。
雇用は、製造業、建設業、サービス業など幅広い業種で新規求人数が増加する
など、持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
7/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
東 海
東海の景況は、住宅建築が低調となったものの、生産活動、輸出が上向き、個
人消費が持ち直すなど、緩やかながら持ち直しの動き。
個人消費は、大型小売店販売が増加したほか、乗用車販売も軽乗用車が増加す
るなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、貸家は増加したものの、持家、分
譲住宅が減少し、低調。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられる
ものの、総じて横這い圏内の動き。公共工事は、国が増加したものの、県、市町
村が減少するなど、一進一退。輸出は、自動車、一般機械が増加するなど、上向
き。
生産活動は、輸送機械、鉄鋼、化学が増加するなど、やや上向き。
・鉄鋼は、生産水準が上昇(愛知)
。
・金属製品は、生産水準が上昇(岐阜)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(岐阜)
、低下(静岡、愛知)
。
・電気機械は、生産水準が低下(静岡、愛知)
。
・情報通信機械は、生産水準が低下(愛知)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(静岡)
、低下(三重)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(岐阜、愛知)
、低下(三重)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が上昇(静岡、三重)
、低下(岐阜)
。
・化学は、生産水準が上昇(岐阜、静岡、三重)
。
・石油・石炭製品は、生産水準が上昇(愛知)
。
・プラスチック製品は、生産水準が上昇(愛知)
、低下(岐阜)
。
・繊維は、生産水準が上昇(岐阜)
。
・食料品は、生産水準が上昇(三重)
、低下(静岡)
。
観光は、観光地の入込客が振るわず、足踏み。
・12 月の高山市入込客数、下呂温泉宿泊客数は前年比減少、長良川温泉宿泊客数は増加(岐
阜)
。
・1月の伊豆地区主要旅館の宿泊客数・売上高ともに前年比減少(静岡)
。
・12 月の中部国際空港の旅客数は、前年比減少(愛知)
。
・11 月の県内主要水族館入場者数は、6か月連続で減少(三重)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定外労働時間も増加するなど、緩や
かながら回復の動き。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
8/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
近 畿
近畿の景況は、輸出が回復に向けた動き、個人消費が持ち直しているものの、
住宅建築が低調となるなど、一進一退。
個人消費は、乗用車販売で軽乗用車が増加したほか、大型小売店販売も飲食料
品を中心に増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分
譲住宅いずれも減少し、低調。設備投資は、大企業に加え、中小企業も投資計画
を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加
したものの、府県、市町村が減少し、一進一退。輸出は、半導体等電子部品、科
学光学機器が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。
生産活動は、窯業・土石製品が増加したものの、金属製品が減少するなど、横
這い圏内の動き。
・鉄鋼は、生産水準が横這い(兵庫)
、低下(和歌山)
。
・非鉄金属は、生産水準が上昇(奈良)
。
・金属製品は、生産水準が低下(奈良、和歌山)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が低下(滋賀、奈良、和歌山)
。自動車向け、半導
体関連が好調(京都)
。発電用機械が下げ止まり、産業用機械が回復(兵庫)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(奈良)
、低下(滋賀、和歌山)
。自動車関連が回復、産業用機
械向けが持ち直し(兵庫)
。
・電子部品・デバイスは、スマートフォン向け、太陽光発電向け、自動車向けが高操業、薄型
テレビなどの家電向け、パソコン向けが低調(京都)
。
・輸送機械は、生産水準が低下(滋賀)
。自動車が高操業に一服感(京都)
。造船が下げ止まり、
航空機が好調に推移、自動車は弱含み(兵庫)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が上昇(滋賀)
。
・化学は、生産水準が上昇(滋賀、和歌山)
、低下(奈良)
。
・石油・石炭製品は、生産水準が上昇(和歌山)
。
・繊維は、生産水準が低下(和歌山)
。丹後ちりめん、西陣帯地は減産(京都)
。
・食料品は、生産水準が上昇(奈良、和歌山)
、低下(滋賀)
。清酒の蔵出量が減少(京都)
。
観光は、ホテルの客室稼働率が上昇するなど、持ち直し。
・12 月の県内主要観光地の入込客数は、天候不順の影響から、彦根、安土周辺の観光施設、
道の駅が伸び悩み(滋賀)
。
・12 月の主要ホテルの客室稼働率は、前年比上昇、宿泊客数も増加(京都、奈良)
。
・1月の白浜温泉宿泊客数は、2か月連続で前年比減少(和歌山)
。
・11 月の神戸市内主要ホテルの客室稼働率は、高水準で推移(兵庫)
。
・10-12 月の大阪府の宿泊者数は前年同期比増加、宿泊単価は減少(大阪)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額が増加するなど、持ち直
しの動き。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
9/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
中 国
中国の景況は、住宅建築が弱含んでいるものの、輸出、生産活動が持ち直し、
個人消費が上向くなど、持ち直しの動き。
個人消費は、大型小売店販売が減少したものの、乗用車販売で軽乗用車が増加
するなど、やや上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、弱
含み。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるものの、
総じて横這い圏内の動き。公共工事は、独立行政法人等、県が増加したものの、
国が減少し、横這い圏内の動き。輸出は、鉄鋼、一般機械、有機化合物が増加す
るなど、持ち直しの動き。
生産活動は、自動車、電子部品・デバイスが増加するなど、持ち直し。
・鉄鋼は、生産水準が上昇(岡山、山口)
。特殊鋼は、自動車、エレクトロニクス関連を中
心に高水準、工作機械用鋳物は、設備投資の持ち直しに伴い、堅調(島根)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(広島)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(広島)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(鳥取)
。自動車、通信機器向けが持ち直し(島
根)
。
・自動車は、生産水準が上昇(岡山)
、高水準で推移(山口)
、低下(広島)
。
・窯業・土石製品は、生コンに減速感(島根)
。石州瓦は生産調整の動き(島根)
。
・化学は、生産水準が持ち直し(岡山、山口)
。
・食料品は、生産水準が低下(鳥取)
。
観光は、温泉地、観光地の入込客数が減少するなど、盛り上がりを欠く。
・12 月の主要温泉地宿泊客数は、三朝温泉が増加したものの、はわい温泉、皆生温泉が減少
し、全体で前年比減少(鳥取)
。
・12 月の主要観光施設利用者数は8か月連続で前年比減少。12 月の主要温泉地宿泊客数は
8か月連続で前年比減少。出雲大社の遷宮特需の反動が徐々に出始め(島根)
。
・12 月の県内主要観光地入込客数は、2か月ぶりに前年比減少(岡山)
。
・11 月の水族館「海響館」の入館者数、秋芳洞の入道者数、松陰神社の入込客数いずれも増
加し、足許増加(山口)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定外労働時間が増加するなど、緩や
かながら回復に向けた動き。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
10/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
四 国
四国の景況は、設備投資が持ち直しているものの、住宅建築、公共工事が弱含
むなど、持ち直しの動きが一服。
個人消費は、大型小売店販売で悪天候の影響から客足が伸び悩み、衣料品や身
の回り品が低調となるなど、振るわなかったものの、乗用車販売で軽乗用車が増
加するなど、一進一退。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が
減少し、減少基調。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられ、持
ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が減少し、弱含み。輸出は、
船舶が減少し、足許減少。
生産活動は、電気機械が増加したものの、汎用・生産用・業務用機械が減少し、
横這い圏内の動き。
・鉄鋼は、生産水準が上昇(高知)
。
・非鉄金属は、生産水準が上昇(香川)
。
・金属製品は、生産水準が上昇(香川)
、低下(徳島)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が低下(徳島、香川、愛媛)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(徳島、愛媛)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(徳島)
、低下(愛媛)
。
・化学は、生産水準が上昇(愛媛、高知)
、低下(徳島、香川)
。
・プラスチックは、生産水準が低下(徳島)
。
・繊維は、生産水準が上昇(徳島)
、低下(高知)
。
観光は、ホテルや旅館の宿泊客数が増加するなど、上向き。
・12 月の徳島市内主要ホテル・旅館の宿泊客数は、インターネット予約によるビジネス客が
堅調に推移したほか、学会等の開催により、全体では前年比増加(徳島)
。
・12 月の県内主要観光地入込客数は、前年比増加(香川)
。
・12 月の道後温泉旅館宿泊客数は前年比増加、県内主要観光施設の入込客数は減少(愛媛)
。
・12 月の県内主要観光施設利用実績は、降雪による高速道路の通行止め等の影響により、前
年比減少、高知市内主要ホテル・旅館の宿泊客数は増加(高知)
。
雇用は、所定外労働時間が増加したものの、製造業、卸売業などで新規求人数
が減少し、回復に向けた動きが一服。
先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
11/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
九 州
九州の景況は、住宅建築が弱含んだものの、輸出、生産活動が持ち直すなど、
緩やかな持ち直しの動き。
個人消費は、乗用車販売で軽乗用車が増加したほか、大型小売店販売も飲食料
品や高額商品が好調となるなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、分譲住宅
が増加したものの、持家、貸家が減少し、弱含み。設備投資は、製造業で電気自
動車関連、非製造業で大型不動産などの投資計画を積み増す動きがみられ、緩や
かな持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、県、市町村が減少するなど、減少
傾向。輸出は、一般機械、船舶が増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。
生産活動は、金属製品、電子部品・デバイスが増加するなど、やや上向き。
・鉄鋼は、生産水準が上昇(福岡)
。
・金属製品は、生産水準が上昇(福岡、佐賀、大分)
。
・汎用・生産用・業務用機械は、生産水準が上昇(大分)
、低下(福岡、熊本、宮崎)
。機械・重
電は生産高が減少(長崎)
。
・電気機械は、生産水準が上昇(佐賀)
、低下(大分)
。
・電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(長崎、熊本)
、低下(大分)
。自動車向けが好調、
スマートフォン向けがやや持ち直し(鹿児島)
。
・輸送機械は、生産水準が上昇(大分)
、低下(福岡、佐賀)
。大手・中堅造船は生産高が減
少(長崎)
。
・化学は、生産水準が低下(福岡、佐賀、熊本、宮崎)
。
・プラスチック製品は、生産水準が上昇(佐賀)
。
・窯業・土石製品は、生産水準が低下(大分)
。
・食料品、生産水準が上昇(福岡)
、低下(佐賀)
。焼酎は、生産が減少(鹿児島)
。
・繊維は、生産水準が低下(宮崎)
。
観光は、温泉地や観光地への入込客が増加するなど、上向き。
・12 月の唐津地区の入込客は、堅調。嬉野地区は、年末年始の宿泊が好調。外国人観光客も
好調(佐賀)
。
・12 月の主要宿泊施設宿泊客数は前年比増加、11 月の主要観光施設入場者数も増加(長崎)
。
・12 月の別府周辺地区の入込みは、宿泊者数が増加したものの、レジャー施設入場者数が減
少(大分)
。
・12 月の県内主要ホテル・旅館の宿泊客数は、関東地区や関西地区、海外からの入込客など
が増加し、全体では2か月ぶりに前年比増加。主要観光施設入場者数は、ほとんどの施設
で減少(鹿児島)
。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定外労働時間、現金給与総額が増加
するなど、持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
12/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢
沖 縄
沖縄の景況は、個人消費、観光が回復に向けた動きにあるなど、拡大。
個人消費は、百貨店販売で衣料品、スーパー販売で食料品が増加したほか、乗
用車販売も軽乗用車が増加するなど、回復に向けた動き。住宅建築は、分譲住宅
が増加したものの、持家、貸家が減少し、横這い圏内の動き。設備投資は、建築
着工床面積が増加するなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が
減少したものの、国、県、市町村が増加するなど、回復に向けた動き。輸出は、
石油製品が減少するなど、足許減少。
生産活動は、横這い圏内の動き。
・プラスチック製品は生産水準が低下したものの、金属製品、化学・石油製品が上昇し、11
月の鉱工業生産全体では前月比上昇。
・12 月の生コン出荷量は、前年比増加。公共工事が空港関連や港湾関連工事向けで増加、米
軍関連工事向けが減少。民間工事が商業施設関連工事向けで増加、戸建て住宅関連や貸家
関連工事向けで減少。
・12 月のセメント出荷量は、2か月ぶりに前年比増加。
観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。
・12 月の入域観光客数は、沖縄方面への継続的な旅行需要や航空路線の拡充などから、国内
客が増加したほか、外国人客も航空路線の拡充などから増加し、全体では 27 か月連続で
前年比増加。
・12 月の主要ホテル客室稼働率は、4か月連続で前年比上昇。売上高は、13 か月連続で前
年比増加。
・12 月の主要ゴルフ場入場者数は、2か月連続で前年比増加。
雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。
先行きは、拡大の動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
13/13
輸
出
生産活動
観
光
雇用情勢