ベテラン配置と見張りを要求

CTSが見張り配置を回答
幕張・転削業務
〔発行日〕2015年8月19日
〔発 行〕動労千葉を支援する会
千葉市中央区要町2-8DC会館
第212号
幕張車両センターでは4月以降、新型の車輪
転削機械及び車両移動機(アント)が導入され
ました。転削業務は経験と技術力が求められる
業務です。
しかし、JRはこれを外注化し、昨年 月に
はベテラン3人をJRに戻してCTSのプロ
パーだけで転削業務を行っています。そしてア
ントの取り扱いも無線操縦者の反対側(津田沼
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方)が見えないのに見張りを付けない安全無視
の状況が続いてきました。
動労千葉は7月 ~ 日、JR千葉支社とC
TSそれぞれと団体交渉を行い、ベテランの配
置とアント使用時の安全処置を求めました。
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務を行うこと自体が問題だと追及しました。
これに対し千葉支社は「経験はベテランの方
がある」と認めながら「現状ではベテランを車
輪転削に付けることはできない」との不当な回
答に終始しました。
またCTSではアント起動時のルールが周知
されていない問題や津田沼方への見張り配置に
ついては、アント起動時の扱いは再周知し、見
張りはCTSが判断する旨を回答しました。
JR千葉支社との団交で動労千葉は、JRが
口先では「技術指導」「安全確保」と言いなが
らベテラン3人を出向解除しプロパーだけで業
アント起動時のルール周知を
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http://www.geocities.jp/kanemasa1616/
外注化阻止ニュース
JRの業務外注化と非正規雇用化に反対するニュースです。感想や意見、現場の情報をお寄せ下さい。[email protected]
ベテラン配置と見張りを要求
業務外注化で安全責任がJRから切り離され
重大な問題が発生しているのです。
「転削業務できる管理者はいない」
他方CTSは、ベテランをJRに戻した理由
として「新型転削機械が導入された段階でプロ
パー3人でもできると考えた」と回答しました。
また動労千葉はCTSには技術管理的部門が
設置されていない問題を追及しました。
「転削業務ができる管理者はいない」
CTSは
「指導的管理者は必要と思うが今はできないの
が現実」
「当面は今の形で行かざるを得ない」
と回答しました。
これは、CTSが技術指導や安全に関する教
育ができず、実際には業務を受託する状況には
ないことを示しています。
見張り問題については「見張りを付ける考え
はない」と回答しました。
しかし現場では、JRの現場長でさえ「見張
りを付けるように要請する」と言う状況です。
CTSは後日、アントで6両や9両編成を上り
方に移動させる際には見張りを付ける旨を動労
千葉に回答しました。
見張り問題は、外注化以前ならば当たり前の
ことでした。外注化によって安全に関する意識
が破壊されています。外注化をストップさせ、
全業務と労働者をJRに戻そう!