アトランタにおけるTPP閣僚会合に関する JA熊本中央会 梅田会長コメント 昨日、先月30日からアメリカ・アトランタで開催されていた TPP閣僚会合が閉会した。 我々は、これまで重要 5 品目の聖域確保など国会決議の遵守や 交渉内容の開示等を訴えてきた。TPPが国民生活に与える影響 について、多くの国民の懸念や不安が払拭されないまま、これま での報道内容のとおりにTPP交渉が大筋合意したとすれば、国 会決議違反は明確であり、極めて遺憾であるとともに、断固とし て容認できるものではない。 大筋合意の内容を精査する必要があるが、国内および本県農 業・農村へ与える影響は計り知れず、農業者が将来に希望を持っ て営農に従事できるような環境は崩壊し、将来に禍根を残したと 言わざるを得ない。 政府は、来年の通常国会で協定文書の承認を目指すとしている が、本県JAグループは、全国およびネットワーク団体のみなら ず、広範な国民各層との連携を一層深め、国民の“食とくらし、 いのち”を守るため、最後の最後まで断固反対に向けた運動を徹 底的に展開していく。 平成27年10月6日 熊本県農業協同組合中央会 会 長 梅 田 穰
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