通勤時間に対する支払いの義務

23 May 2014
18 September 2015
3HR Legal Weekly
Employment
通勤時間に対する支払いの義務
先週、欧州裁判所は画期的な判決を下しました。固定、または定期的な職場を持たないスタッフに対し自宅から仕事を行う様々な場所までの移動
に対する支払を行わなければならなくなりました。この判決は直ちに発効となります。
労働組合はこの裁判所の判決を歓迎しています。彼らは介護士や、オフィスベースではなく異なった予約の間を移動する営業や業者のような人た
ちに利益があると信じています。
スペインの労働組合は欧州裁判所に多国籍火災セキュリティー会社のTycoに対する訴えを起しました。Tycoが2011年にスペイン支店の閉鎖を
決定した結果として、スタッフが自宅から異なったロケーションにセキュリティーシステム導入のために、時には最初のアポイントまで3時間の移
動をしなければならなくなりました。
Tyco はスタッフの就業開始時間をその日の最初の予約からとしており、自宅を出た時とはしていませんでした。会社は移動時間を「休憩時間」と
見なしていました。欧州裁判所はこれに反対しました。
判事は「一般的に短縮不可能な必須である移動時間の間、労働者はそれ故、彼らの時間を個人の利益を追求するために使用する事はできない。」
と言う見解を示しました。
この判決の影響により、雇用者は彼らの労働者が自宅から最初の訪問地までと最後の訪問地から自宅まで移動時間の追加を考慮し、彼らが最低賃
金と正しい休暇手当を受け取っている事を明確にするため、彼らの慣行を見直さなければならなくなりました。
これは既に休暇手当に関する判例による給与の上昇、法定最低賃金の上昇、そして来年から施行される新しい法廷制定生活賃金(National Living
Wage (NLW))に苦しんでいる雇用者に対する更なる打撃です。25歳以上の全ての労働者に対し、時給7.20ポンド のNLW が来年の4月月に導入されま
す。NLW は義務となりLow Pay Commissionは将来的な上昇を提案しており、政府と共に2020年までに時給9ポンドに到達する事を目標としていま
す。
この判決が貴社のビジネスにどの様に影響するかについてのアドバイスを希望すす
る場合は3HRの雇用法チームまでご連絡下さい。
Emma Mursell
Solicitor/ Head of Employment
E: [email protected]
HR
高齢労働者の評価
Q. 高齢労働者を十分に活用するにはどうしたらよいでしょうか?
A. 現在英国には940万人の50歳以上の労働者がいます。最近のCIPDとInternational Longevity Centre-UK (ILC-UK)の調査によると 企業はこの先20年間に
渡る技術の喪失危機を避けるために、高齢労働者の採用、能力開発と保持を向上させる必要があるとしています。
Shamina Chowdhury
経済と個人にとって良い事であるだけではなく、人生の後半に働く事を奨励する事は、ビジネスにとっても良い事です。高齢労働者は他の労働者
Solicitor
と共有する豊富な専門知識を持っており、パートタイム労働で満足である傾向があります。彼らは若年労働者より離職しない傾向にあり、従って
E: [email protected]
離職に関連する費用の削減に繋がります。それに加え、多様な労働力の雇用を示す事によって、従業員のやる気の向上に繋がります。
雇用者は高齢労働者の意欲に関して仮定することを避けるよう試みる必要があります。高齢従業員は会社に対し価値のある貢献をし続け、個人及
びキャリアの発展に興味がある可能性があります。
高齢の才能を引き付けるためには、求人広告に年齢や特定の年齢を示唆する表現を使わないよう、採用の際に気をつける必要があります。これは
Equality Act 2010下の法的要件でもあります。フレキシブルワークを提供する雇用者であると見られる場合、高齢労働者を引き付けるでしょう。
能力のある高齢スタッフを開発、保持するために、年齢や雇用のどの段階にあるかにかかわらず、全ての従業員にトレーニングを提供する必要が
あります。雇用者はどの様に高齢労働者の福利と彼らが希望する場合、どのように定年退職への移行をサポートするかを検討する必要がありま
す。肉体的にきつくない役割に従事される事により、高齢労働者を保持する事が可能かもしれません。
会社にとって、後継者育成計画のため、年齢、技術、定年退職の意思の確認を行う事が有益でしょう。柔軟性の検討、継続的な話し合いは全ての
人にとって有益でしょう。例えば、定年を迎える2人の従業員はジョブシェアに合意するかもしれません。
労働力計画と監査に関するお問い合わせはお気軽にご連絡下さい。
Hanna Beg
Solicitor/Head of HR Services
E: [email protected]
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