面積と体積

面積と体積
6/22加藤
ュ ー ク リ ッ ド は 、 「 面 積 が 等 し い 」 と い う 概 念 を 定 義 して い な い 。 「 面 積 が 等 し
い 」 と い う こ と を 、 次 の 6 つ の 性 質 を 満 た す 無 定 義 概 念 と 考 えて い る 。
(
1
)
(
2
)
合同な図形は「等しい」
「等しい」図形の和は「等しい」
(
3
)
「等しい」図形の差は「等しい」
(
4
)
「等しい」図形の半分は「等しい」
(
5
)
全体は部分よりも大きい
定理1
三角錐の体積は、同じ底面、
同じ高さの三角柱の体積の1に等しい
羅証明
三 角 柱 を 3 つ の 三 角 錐 4 ・こ 分 解 す る こ と で 証 明 す る .
B
C
A
F
D
( I ) 三 角 錐 E ­ A F C と 三 角 錐 E ­ A F D に つ いて
C
F
D
OACFDは平行四辺形である.
よって
AD=CF‥‥‥(1)
AC=DF‥‥‥(2)
次に,△AFCと△AFDについて考える.
(1),(2)とAFが共通であることより
△AFC
△AFD(7三角形の合同条件)
が成り立ち
△AFCの面積=△AFDの面積‥‥・(3)
となる.
口ACFDを底面とする四角錐E­AFCDは△EAFで三角錐E­AFCと三角錐E­AFD
に 2 分 割 さ れ る . ( 3 ) よ り 底 面 が 面 積 の 等 し い 三 角 形 に 分 割 さ れて い る の で
三角錐E­AFCの体積=三角錐E=AFDの体積‥‥‥(4)
が 成 り 立 つ.
( Ⅱ ) 三 角 錐 A ­ C B E と 三 角 錐 A ­ E C F に つ いて
B
C
A
F
□BCFEは平行四辺形である.
■証明
半径rの円に内接する正n角形を考える。
中 心 と 正 n 角 形 の 各 頂 点 を 結 んで 、 n 個 の 合 同 な 三 角 形 に 分 割 す る 。
1つの三角形を7.としヽこの二等辺三角形の底辺の長さをゐ。ヽ高さをカ。と
する。
7
Z
バ1
7`の面積はー ­
2
ろ
y
1 =
7
j
カ
2
j
£であるから、円に内接する正n角形の面積をy1.とすると
7
j
2
が成り立つ。
nを限りなく大きくすると、すなわち、円に内接する正多角形の辺の数を限り
な く 増 や して い く と ヽ . 4 . は 半 径 I ゛ の 円 の 面 積 I I 丿 に 近 づ く .
 ̄方ヽ11ゐjま正11角形の周の長さであるからヽ11を大きくするとヽ限りなく
半径rの円周の長さcに近づく。
またヽカjま円の半径りこ近づくのでヽ上式の右辺は限りなく呈に近づく.
し た が っ て、 π Γ 2 = 壁 、 す な わ ち 、 c = 2 π r