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占
序
第一章
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憲法四一条との関係
行政国家現象
次
世田知二時即「立法」 の 意義
信知一Mmw 「唯一の立法機関」
第二章
目
論
第三章
委任立法とその限界
委任立法とその根拠
第五章
総説
罰則の委任
議会による統制
Mp
二mMmw再委任
第二款
第一款
伊東一館山 個別・具体的委任と限界
第四章
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論旨の概要
治が官僚政治へ、法の支配が計画の支配ヘ、
制)がテクノクラシ!〈技術制)へ、議会政
た。行政国家現象とは、デモクラシー〈民主
大レ社会権の登場した時点から表面化し始め
れは、資本主義経済の矛盾より貧富の差が拡
の介入の増大という現象が発生している。そ
変遷し、行政権の肥大化と国家の国民生活へ
近代の立法国家から現代では行政国家へと
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H~O 02
自由主義が統制主義ヘ、分権制が集権制へと
変遷する可能性をもっ国家形態をいう。そし
て、議会で定めた法律の各則規定を、行政府
が定めて、実際の運用解釈の方向を決定する
可能性をもっているのが、委任立法というも
のである。
であると明言する。従来立法とは、
我国憲法は、第四一条で国会は「唯一の立
法機関」
「権利と義務を規律する一般的抽象的法規」
といわれるものである。これを規定するには、
03
N~ O
と」とあり、更に但書では
というもので
「憲法
法
・
「法律の委任があ
律の規定を実施するために政令を制定するこ
あろうか。憲法七三条六号では、
する委任立法は、憲法が予定しているもので
法律より下位規範である命令に委任して規定
ところで、議会が定めた法律の各則規定を、
ある。
これがデモクラシー〈民主制)
国民の総意により決定を要するものである。
国民代表と擬制された議員より成る国会が、
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04
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る場合を除いては、罰則を設けることができ
九ハひいと
」あり、学説に細い争いはあるが政令
の制定を許容しでいると解すべきであろう。
委任立法が登場してきた必要性については、
行政需要の増大と専門技術性があり、今日の
変化する複雑な広汎な事象を規律する法規の
一切を、国会、が法律として制定することは、
実際上不可能で、今日の国家活動領域には時
宜に応じ柔軟かつ迅速な処置を為すべきもの
ゃ、高度の専門的知識によってのみ判断可能
N~O 05
なものがある。そこで法律では、実施すべき
細部的な事項
行政施策の目的や要件・内容につき、大綱的
で指針的な定めを置くに止め、
はそれぞれの担当行政部局が定めるべく行政
どのような委任が許されるかと
権に委任せざるを得ない。
それでは、
いうと、法律の補充的規定であるか、具体的
五章に分けて検討する。
・特別的規定であるか、法律の解釈的規定で
あることが要請される。
以上のような点を、
06
階0
立法を議会で定める原則を修正する行政国家
現象の問題点を提起(第一章)し、憲法四一
条との関係をまず検討(第二章)し、委任立
法を必要とする根拠を述べる〈第三章〉。判
例上問題となった点を個別・具体的委任〈第
一節)について、総説(第一款〉と罰則の委
任〈第二款)と論述を進め、再委任〈第二節〉
を検討〈第四章)する。最後に議会が委任立
法をチェックする方法(第五章)について述
べる。