税関の事後調査というのは

(はじめに)
税関の事後調査というのは、乱暴に申しますと、税関が関税・輸
入消費税の徴収漏れがないかを輸入事業者のもとに直接行って
確認をする調査です。ビジネスで輸入をされている方のところ
には、やましいことがなくても事後調査はいつかやってきます。
税関の事後調査というのは
こう進みます
ですがこの事後調査の全体を俯瞰した資料というのはほとんど
なく、ネットにあるのは断片的な記事が多いようです。そこで事
後調査の始まりからどのような流れで進むのか、どう締めくく
られるのかを簡単かつ総合的にまとめてみました。
あくまで大まかな流れがご理解いただけることを目的にしてお
りますので例えば必要書類などを細かく紹介・解説しておりま
せん。また貿易特有の専門用語もほとんど解説しておりません。
そちらは是非通関業者などと相談していただきたいと思います。
ここでまとめましたことを把握いただくことで事後調査の準備
にかかるコスト(手間、時間、など)の低減が図れるのではない
かと思います。
皆様のお役にたてれば幸いです。
目次
第五章
数字とデータから見る事後調査
データから事後調査を見る
第一章
輸入にはルールがあります
輸入にはルールがあります
納税不足額が多い上位五品目
犯則調査
通関業者と付き合うべきだと思います
自らが税関と向き合わなくてはならない
終わりに
TPP がやってきても関税・事後調査はなくならない
第二章
事後調査はこう進められる
アンケートが送られてくる
調査官がやってくる
こういう資料を求められる
多分税理士先生はよくご存知ないと思います
「お土産」はウソです
第三章
「正しい申告」とは何をさす?
輸入物件の全ての書類を用意する
加算費用
評価申告
修正申告
第四章
税関とどう向き合うか
調査に協力する姿勢
問われていないことには応えない
ゴマ化すのは最悪
不服申し立て