2015 年度 専攻科 線形代数学 前期試験 予告問題 担当:松澤 寛 2 4 0 2 3 1 1 1 1 a1 = , a2 = , a3 = , a4 = とする. このとき ⟨a1 , a2 , a3 , a4 ⟩ の基底と次元を 3 0 1 1 2 1 −1 1 x1 x 2 求めよ. また, x = が ⟨a1 , a2 , a3 , a4 ⟩ に属するための条件を求めよ. x3 x4 −1 0 −1 1 −9 1 1 2 2 a1 = , a2 = , b1 = , b2 = とする. R4 の部分空間 W1 = ⟨a1 , a2 ⟩, −1 −5 3 0 −2 −4 −3 4 W2 = ⟨b1 , b2 ⟩ に対し W1 ∩ W2 の次元と基底を求めよ. (Hint: W1 ∩ W2 ということは x1 a1 + x2 a2 ともかけるし, y1 b1 + y2 b2 ともかけるということであ る. ということは x1 a1 + x2 a2 = y1 b1 + y2 b2 つまり x1 a1 + x2 a2 + (−y1 )b1 + (−y2 )b2 = 0 となる x1 , x2 , y1 , y2 が存在するということである. A = [a1 a2 b1 b2 ], x = t [x1 , x2 , −y1 , −y2 ] とすると Ax = 0 となる. これから x1 , x2 , y1 , y2 の関係式を得る.) 3 −1 2 3 a1 = 0, a2 = 0 , a3 = 9 とするとき, グラム · シュミットの直交化法を用いて R3 の正 4 7 11 規直交基底を 1 組つくれ. 4 V を実係数 2 次以下の多項式 p(x) = a0 + a1 x + a2 x2 の全体がつくるベクトル空間とする. V の 元 p, q において, 内積 (p, q) を ∫ 1 p(x)q(x)dx (p, q) = −1 と定義するとき, V の基底 A : x + 1, 2x, x2 − 1 から正規直交基底をつくれ. 5 R4 の部分空間 x1 x 2 W = : x1 + 3x2 = 0, 3x1 + 11x2 − 8x3 − 29x4 = 0 x 3 x4 について以下の問に答えよ. (1) W の次元と正規直交基底を求めよ. (2) W の直交捕空間 W ⊥ の次元と正規直交基底を求めよ. 1 1 1 3 6 A = 1 −1 0 1 とするとき, fA (x) = Ax で定義される R4 から R3 への線形写像に対し, 0 1 k 1 ImfA , KerfA の基底と次元を求めよ. 1 7 ベクトル空間 V の基底を A : a1 , a2 , a3 , a4 , ベクトル空間 W の基底を B : b1 , b2 , b3 とする. V から W への線形写像 f が次の条件を満たすとき, これらの基底に関する f の表現行列 A を求めよ. また, f の像 Imf と核 kerf の次元をそれぞれ求めよ: f (a1 ) = −b1 + 2b2 , f (a2 ) = b2 − b3 , f (a1 + a2 + a3 ) = f (0V ), f (a3 + 2a4 ) = −b1 − b2 + 3b3 3 1 −3 8 行列 A = −1 1 1 の固有値と固有ベクトルを求めよ. また, この行列は対角化可能か調べよ. 1 1 −1 2
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