RSA 暗号 発表者 清水 誠巳 指導教諭 新海 大博 1. 目的 2. 方法 3

RSA 暗 号
発表者 清水 誠巳
指導教諭 新海 大博
1.
目的
暗号とは,相手に送りたい文章を特別な知識なしでは読み取れない状態にするため
の 方 法 の こ と で あ る 。暗 号 の 一 つ で あ る RSA 暗 号 は 主 に イ ン タ ー ネ ッ ト 上 で の や り
取 り の 際 の セ キ ュ リ テ ィ 保 護 の た め に 使 わ れ て い る 。 過 去 の SSH 校 の 発 表 に も 数
多 く の テ ー マ と し て 取 り 入 れ ら れ て き た RSA 暗 号 の レ ポ ー ト や 資 料 を 読 む う ち に
興味が生まれ,研究してみようと思った。
2.
方法
RSA 暗 号 の 基 本 的 理 解 を す る 。 平 文 ( 暗 号 化 さ れ る 前 の 文 章 ・ 数 字 ) を RSA 暗 号
を用いて暗号化し,そしてそれの複合化をしてみる。
数人に簡単な平文の暗号化を依頼し,その解読を試みる。その際に用いられる数式
( Ae) d=At( p-1)( q-1) ≡A ( mod pq) の 証 明 を す る 。
以上の作業を通して,実際に行われている暗号についての安全性の吟味を行った。
3.
結果
ま ず は 自 分 の 名 前 を 数 字 化 し て ,そ の 数 字 を 暗 号 化 し ,複 合 化 す る こ と に 成 功 し た 。
ま た , そ れ ら の 作 業 の 際 に 用 い ら れ る 数 式 ( Ae) d=At( p-1)( q-1) ≡A ( mod pq)
の証明に成功した。
4.
考察
小さい数字を用いての実施だったが,暗号化や複合化する際の数式で膨大な数にな
っ た の で ,実 際 に 使 用 さ れ て い る RAS 暗 号 の 数 字 は さ ら に 膨 大 な 数 字 に な る こ と が
分かる。大きな数の素因数分解は,不可能ではないが,コンピュータを用いてもか
なりの時間がかかることが分かった。しかし,コンピュータの進歩により,今後は
今では時間のかかる大きな数の素因数分解も,もっと短時間でできるかもしれない
し,素因数分解できる桁数も大きくなると考えられる。
5.
結論、感想
考 察 よ り , 実 際 の RSA 暗 号 は 安 全 性 が 非 常 に 高 い こ と が 分 か る 。
暗号を作り、解くということで面白味を感じ、始めてみたが、いざやってみると難
解 な 考 え を 使 っ て い た 。mod を 用 い た 剰 余 類 の 考 え は と て も 勉 強 に な っ た が 、自 分
で何かを見つけたり、考えたりすることはできなかった。
6.
参考文献
www.maitou.gr.jp/rsa/
サ ル に も わ か る RSA 暗 号
「 初 め て の 数 論 」 ジ ョ ゼ フ ・ H・ シ ル バ ー マ ン
NEWTON
ニュートンプレス