学位・研究業績等(PDF : 279.98 KB)

○鈴木 英男
○学位
博士(工学)
○教育研究業績
事項
教育上の
能力に関
する事項
教育方法の実践例
資格試験「情報セキュリティ初
級認定試験」を受験指導及び学
内開催
資格試験「インターネット検定
ドットコムマスター試験」を受験
指導及び学内開催
年月
概要
H23より毎
年
受験勉強を指導し、学内で団体受
験を実施した。
平成21年よ 受験勉強を指導し、学内で団体受
り 毎年
験を実施した。
資格試験「企業情報管理士認
平成21年よ 受験勉強を指導し、学内で団体受
定試験」を受験指導及び学内開
り 毎年
験を実施した。
催
資格試験「Webクリエイター能力
認定試験」を受験指導及び学内
開催
授業科目「ネットワークシステム
論a」においてVmware server と
Linux OSのインストール実習を
指導
資格試験「個人情報保護士認
定試験」を受験指導及び学内開
催
資格試験「情報セキュリティ検
定3級」を受験指導及び学内開
催
その他
受験勉強を指導し、学内で団体受
H19より 毎
験を実施した。平成23年度より年
年
に2回実施。
H19より 毎 環境情報学科2年生の3分の2の
年
学生に対して実施した。
H18より 毎 受験勉強を指導し、学内で団体受
年
験を実施した。
H18~H22
受験勉強を指導し、学内で団体受
験を実施した。
各地の中学校および高校で全校生
徒に対して実施している。携帯電
出前授業「携帯電話の情報モラ H16より 毎 話の安全な使い方を指導してい
ル」
年
る。(2004年〜2014年10月2日まで
に、生徒向け講演19回、一般向け8
回)
各学科受験生の入試成績でソート
したデータを元に、各学科の合格
閾値ラインを入力すると、各学科の
実質合格者数を見積もることがで
きる。この合格者は、複数学科を
本学一般入試前期日程におい
志望していても対応できるようにし
て受験生が複数学科を志望し 入試判定会
たものである。このアルゴリズム
た場合に、各学科が実質何名 議使用実績
は、入試広報課三浦氏の依頼を受
の合格者となるかを見積もるア H14~H24
けて作成したものである。平成16
ルゴリズムを開発
年より、池田博昌教授がインター
フェースを追加して改良したものを
使用しているが、ソフトウェアの基
本部分は、鈴木が開発したもので
ある。
○著書・研究論文
著書、学術論文等の名称
著書
情報ネットワーク概論
発行又は発表の年月
共著
年度
H26.10
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
コロナ社, ISBN9784339024845,
viii+212pages.
本書では、情報ネットワークの専門知
識が十分なくても、ネットワークやセ
キュリティの基本的な仕組みや基本技
術を学べることを目的としている。本書
は、基礎的な事項と、より進んだ項目
を分けており、より進んだ項目は【中
級】あるいは【上級】として、研究的内
容までを網羅している。(井関文一/金
光永煥/金武完/鈴木英男/花田真樹/
吉澤康介共著, 4.2節暗号技術 pp.105124を担当)4.2節「暗号技術」の内容:
4.2.1 暗号化と復号, 4.2.2 秘密鍵暗号
方式, 4.2.3 公開鍵暗号方式, 4.2.4 ハ
イブリッド暗号方式, 4.2.5 DiffieHellman鍵交換方式【中級】, 4.2.6 離散
対数問題【中級】, 4.2.7 RSA暗号, 4.2.8
RSA暗号によるディジタル署名, 4.2.9
一方向性ハッシュ関数【中級】, 4.2.10
ディジタル署名アルゴリズムDSA【中
級】, 4.2.11 楕円曲線上の演算【上級】,
4.2.12 ペアリングによる3者間DiffieHellman鍵交換方式【上級】, 4.2.13 素
因数分解と素数判定【中級】, 4.2.14 電
子選挙とRSAブラインド署名【中級】,
4.2.15 電子決済, 4.2.16 電子透かし,
4.2.17 クッキーとプライバシー, 4.2.18
ソーシャルメディアとプライバシー【関
連授業科目:情報ネットワーク概論、暗
号情報セキュリティ論、千葉大学情報
処理】
著書、学術論文等の名称
情報科学の基礎
発行又は発表の年月
共著
ソーシャルメディアにおけるプ
学術論文 ライバシーリスクの盲点:リス 共著
ク逓減に向けた論点整理
The Complete Cyclic
Structure of the RSA
Cryptosystem
Development and Evaluation
of a User Adaptive Kanji
Learning System Using
Computer Graphics
共著
共著
年度
H23.09
平27.03
平26.12
H26.11
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
アイケイコーポレーション,
ISBN9784874922859,
viii+159pages.
情報科学全般の基礎的な事項につい
て説明している。さらに,情報処理技術
者国家試験(ITパスポート)の基本事項
が学習できる形式になっている。基礎
理論,データとアルゴリズム,ハード
ウェア,ソフトウェア,コンピュータシス
テム,ヒューマンインタフェースとマルチ
メディア,データベース,ネットワークと
情報通信,情報セキュリティ,システム
開発,経営戦略とシステム戦略,知的
財産権と労務の全12章より構成されて
いる。(布広永示監修, 松下孝太郎編
著, 朴鍾杰, 西村明, 藤原丈史, 鈴木英
男, 大見嘉弘, 安岡広志, 樋口大輔共
著, 9章情報セキュリティ, pp.97-110を
担当)9章「情報セキュリティ」の内容:
SECTION 1 暗号技術1—1 暗号化と復
号, 1-2 秘密鍵暗号方式と公開鍵暗号
方式, 1-3 ディジタル署名SECTION 2
ネットワークシステムのセキュリティ2-1
コンピュータウイルス, 2-2 ファイア
ウォールとUTM, 2-3 不正アクセス禁止
法と認証, 2-4 ネットワーク監視技術,
2-5 情報セキュティの三大要件とリスク
SECTION 3 個人情報3-1 個人情報保
護法, 3-2 cookieとカスタマートラッキン
グ, 3-3 詐欺対策, 3-4 電子決済, 3-5
電子透かし【関連授業科目:暗号情報
セキュリティ論、情報ネットワーク概論、
ネットワークシステム論a,b、千葉大学
情報処理】
東京情報大学研究論集, Vol.18,
No.2, pp.1-15.
本論文では、オープンなソーシャルメ
ディアにおけるプライバシーリスク、実
名を晒すプライバシーリスク、クローズ
ドなソーシャルメディアを信用し過ぎる
リスクについてその盲点も含め複数の
論点を提示した上で、意図してのみな
らず意図せずして生じたリスク逓減に
受けた整理を行っている。プライバシー
漏えいによる犯罪も増えている。特に
ソーシャルメディア利用率が急増してい
る高校生や若い世代が犯罪に巻き込
まれないためにも、本論文はプライバ
シーリスクを考える複数の材料を提供
するものである。(鈴木英男、遠藤真
紀、神野建、松下孝太郎、安岡広志、
新島典子共著、当人が主たる実施者)
Proceedings of the 2014
International Conference on
Network Security and
Communication Engineering
For a plaintext M, a public key set (n,e)
of the RSA cryptosystem has an RSA
cycle x: Mex ≡ M(modn). It is
relatively easy to calculate the RSA
cycle for a given (n,e) and a plaintext
M. However, for all M in Zn, it is
infeasible to calculate all the RSA
cycles by exhaustive trials due to
huge amount of M. This paper, for the
first time, shows an enumerative
function η n,e(x) for the explicit
cardinality of plaintexts M in Zn each
with a given RSA cycle x. Thus, this
paper reveals the complete cyclic
structure of the RSA cryptosystem for
any given key set (n,e). (著者: H.
Suzuki, H. Yasuoka & K. Matsushita, 当
人が主たる実施者)
Proceedings of the 22nd
International Conference on
Computers in Education
これまで開発してきた学習システムを,
より学習者に適応した学習効果のある
システムとするため,システムで扱う内
容を漢字に絞り,システムの評価と学
習効果に関する分析を行った。開発し
たシステムを小学校における授業で試
験的に導入し,アンケート調査を行った
結果,良好な結果が得られた.また,
システムの改善点などが明らかなっ
た。[著者]Kotaro Matsushita,
Takahiro Kurumagawa,Natsumi
Nemoto,Takuya Sakiya,Hideo
Suzuki,Kenneth J. Mackin,Eiji
Nunohiro(Suzukiは指導的立場のコレ
スポンディングオーサー兼発表者)
著書、学術論文等の名称
学校の危機管理に関する一
考察:津波被害の事例から
Development of a User
Adaptive Learning System
Using Computer Graphics
Creating a cozy corner for
cats and people: a nationwide sociological survey of
cat cafes in Japan
Development of a User
Adaptive Graphical Learning
System
発行又は発表の年月
共著
共著
共著
共著
年度
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
学校では常に防災が求められる。学校
防災は防災教育と防災管理の視点か
ら学校教育活動全体の中で、組織計
画的に有機的に行うことは必須であ
る。2011年3月11日宮城県牡鹿半島、
東南東沖130kmの海底を震源とするM
9.0の東日本大震災が発生した。この
地震により、岩手・宮城・福島3県の津
波による死亡・行方不明者(公立小中
学校)の数は342人に達したとされてい
る。本論文では、津波被害の事例から
学校の危機管理に関して考察してい
る。(鈴木英男、神野建、安岡広志共
著、当人が主たる実施者)
H26.09
東京情報大学研究論集, Vol.18,
No.1, pp.45-53.
H26.09
学習コンテンツを選択すると,選択した
学習コンテンツに関する問題をランダ
ムに出題する学習システムを自動的に
生成する学習システムを開発した。開
発したシステムを小学校の授業に導入
Journal of International
し,アンケート調査を行った結果,本シ
Information Institute (ISSN 1343- ステムにより効率的・効果的な学習が
4500(print), ISSN 1344行われ,かつ本システムは学習者の興
8994(electronic)),vol.17,no.9(B), 味を喚起する効果があることが確認で
pp.4353-4360
きた。[著者]Kotaro Matsushita,
Takuya Sakiya,Takahiro
Kurumagawa,Natsumi Nemoto,Hideo
Suzuki,Kenneth J. Mackin,Eiji
Nunohiro(Suzukiは指導的立場のコレ
スポンディングオーサー)
H26.07
近年メディアでは動物の露出が増え、
猫カフェ等の動物カフェも人気を博して
いる。メディアにより利点に偏った印象
形成がされがちだが、猫カフェの業務
内容は、改正動物愛護管理法が定め
る「動物の展示」に該当し、直近の法改
正で長時間営業が制限された。先行研
究が限られ、実態が把握されていると
は言い難い現代日本社会における猫
カフェの形態や利用状況、経営実態、
問題点等の全国調査を実施し、分析と
考察を行った。猫カフェで提供されてい
る、フード、ドリンク、アルコール、利用
客及び猫のプライバシー確保の有無、
出店形態、猫は何匹いるかなどを調査
した。[著者]Noriko Niijima, Lisa
Konno, Saori Takahashi, Naoto Okada,
and Hideo Suzuki (Suzukiは、コレスポ
ンディングオーサーとして論文全般に
寄与し、取材、調査票の作成、システ
ムの構築、分析のすべてを担当)
H25.11
Proceedings of the 23rd Annual
Meeting of the International
Society for Anthrozoology (ISAZ),
P036, p.161
Proceedings of the 21st
International Conference on
Computers in Education,
pp.463-465
学習コンテンツを選択すると,選択した
学習コンテンツに関する問題をランダ
ムに出題する学習システムを自動的に
生成する学習システムを開発した。本
システムは学習者個人に適応可能な
学習システムである。本システムで扱う
学習コンテンツ等にはCGを用いてお
り,その視覚的効果により学習者の学
習内容の一層の理解と興味の喚起が
期待できる。[著者]Kotaro Matsushita,
Takuya Sakiya,Yoshihiro Fujisawa,
Takahiro Kurumagawa,Hiroaki
Koyama,Hideo Suzuki,Kenneth J.
Mackin,Eiji Nunohiro (Suzukiは指導的
立場のコレスポンディングオーサー兼
発表者)
著書、学術論文等の名称
発行又は発表の年月
本人追跡性を基礎とする携帯
共著
電話の情報モラル教育
学校の危機管理に関する一
考察:津波被害の事例から
共著
国内学会
発表、た 3次元CGアニメーションを用い
共著
だし論文 た電子絵本の開発
集掲載
年度
発行所、発表雑誌等又は発表学会
概要
等の名称
近年、Facebook, Twitter, mixi, GREE,
Mobageの爆発的普及と、スマートフォ
ンと呼ばれる携帯電話の登場により、
掲示板、ブログ、SNS(ソーシャルネット
ワーキングサービス)の利用者数が急
増している。高校生の携帯電話所持率
も高く(95.1%)、携帯電話による子どもた
ちの被害も急増している。その内容
は、いじめ、詐欺、異性間トラブル(強
姦、児童売春)などの深刻な被害であ
る。他方で、利用者は、被害者になる
だけでなく、ネットの匿名性により、容
易に加害者にもなり得る。いったん加
害者になれば、匿名性は失われ、犯罪
者となることもある。携帯電話を使用す
ることは、被害者や加害者になり得るリ
スクを含んでいる。筆者らは過去9年に
わたり国内20校以上の高校において
携帯電話の情報モラル教育を実施して
きた。高校生にとって理解しやすい内
容にするため、筆者らの情報モラル講
演は、本人追跡性について詳説、さら
にデモンストレーションも行っている。
本稿は、携帯電話利用にともなって生
じる社会問題の複雑さ・深刻さについ
て分類、解説した上で、これまでの高
校教育現場での情報モラル教育の実
践をふまえ、効果的な情報モラル教育
の一つの考え方を示している。(鈴木英
男、安岡広志、圓岡偉男、神野建、新
島典子共著、当人が主たる実施者)
【関連授業科目:暗号情報セキュリティ
論, 情報ネットワーク概論】
H24.09
東京情報大学研究論集, Vol.16,
No.1, pp.23-32.
H24.03
学校では常に防災が求められる。学校
防災は防災教育と防災管理の視点か
ら学校教育活動全体の中で、組織計
画的に有機的に行うことは必須であ
る。2011年3月11日宮城県牡鹿半島、
東南東沖130kmの海底を震源とするM
教育実践学研究(ISSN:1880-2621), 9.0の東日本大震災が発生した。この
Vol.16, pp.69-79.
地震により、岩手・宮城・福島3県の津
波による死亡・行方不明者(公立小中
学校)の数は342人に達したとされてい
る。本論文では、津波被害の事例から
学校の危機管理に関して考察してい
る。(鈴木英男、神野建共著、当人が主
たる実施者)
H22.08
初等教育で使用するための,CGアニ
メーションによる電子絵本の開発方針
を示すとともに,実際に開発した電子
絵本の概要について報告を行った。(共
教育システム情報学会第35回全国
著:小山広明,松下孝太郎,マッキン・ケネ
大会講演論文集,pp.71-72
ス・ジェームス,鈴木英男,布広永示) 【関
連授業科目:情報ネットワーク概論、千
葉大学情報処理】(共同研究につき本
人担当部分抽出不可能)