12月6日の説教要旨 「幼い日から親しんできたこと」 山下慶親牧師

12月6日の説教要旨 「幼い日から親しんできたこと」 山下慶親牧師 テモテへの手紙二1:1~10;3:14~17 パウロが第1回宣教旅行でリストラ(現在のトルコ内陸部)に行った時、テモテの祖母ロイスと母
エウニケがキリスト者となった。当時、テモテはまだ子どもであった。パウロが第2回宣教旅行で再
びリストラを訪れた時、テモテは立派に成長し、祖母と母からの信仰を継承していた。この姿を見た
パウロは、テモテを自分の宣教活動の協力者として選んだ。パウロの宣教は、決して単独で推進され
たのではなく、テモテのような協力者によって支えられていた。 パウロはテモテに厚い信頼を置いていた。なぜかと言うと、イエス・キリストへの信仰を捨てて、
パウロから離れ去っていく同労者たちがいた中で、テモテは献身的な協力者であり続けたからである。
伝承によれば、パウロの殉教後およそ30年間、テモテは迫害下のアジア州において諸教会を指導し、
彼自身も殉教の死を遂げたと言われている。 テモテは祖母や母を通して、「幼い日から」聖書に親しみ、教会の中で信仰が育まれた。私たちは、
もうすぐ今年のクリスマスを迎えようとしている。クリスマスは、私たちが子どもたちや孫たちと聖
書を読み、神様を礼拝し、多くの人と一緒に喜びを分かち合う最善の機会である。
「幼い日」に、父親
や母親、祖父や祖母と過ごしたクリスマスが、幼心にいつまでも懐かしい思い出として残るようにな
ることを、そして神の御子イエス・キリストへの信仰が子どもたちや孫たちにしっかりと継承されて
いくことを心から願う。 KLJCFに連なっているすべての家庭の上に、神様の祝福とクリスマスの喜びが豊かにあること
を祈ります。