週刊日本株レポート - 朝日ライフ アセットマネジメント

週刊日本株レポート(8/8~8/12)
(2/20~2/24)
週刊日本株レポート
~北朝鮮の地政学的リスクの高まりには注意を要するものの、
米国の経済政策への期待などを背景に底堅い展開~
2017年2月20日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
21,000
日経平均
ドル
20,000
20,000
18,000
16,000
14,000
16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 17/02
125
NYダウ
円
円/ドル
120
19,000
115
18,000
110
17,000
105
16,000
100
15,000
16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 17/02
95
16/02 16/04 16/06 16/08 16/10 16/12 17/02
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2016/12/30
(前年末)
19,114.37
19,762.60
116.96
2017/1/31
(前月末)
19,041.34
19,864.09
112.80
2017/2/17
(前週末)
19,234.62
20,624.05
112.84
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
20,639.87
2017/2/16
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
13,885.11
2014/4/11
15,370.33
2015/8/24
99.02
2016/6/24
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 米国の政権運営に対する懸念などから、小幅下落 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲144.31円(▲0.74%)、TOPIXが▲2.02ポイント(▲0.13%)となり、
米国の政権運営に対する懸念などから、小幅下落しました。業種別(東証33業種)にみると、非鉄金属、保険業、ゴム製
品など19業種が上昇する一方、不動産業、情報・通信業、精密機器などの14業種が下落しました。
週明け13日の日本株市場は、先々週末に行われた日米首脳会談が波乱なく終了したことや、円安ドル高が進行したことな
どから、日経平均は一時19,500円台まで上昇しました。翌14日は、米国のフリン大統領補佐官がトランプ大統領就任前の
駐米ロシア大使との接触疑惑を受けて辞任したことにより、米国の政権運営に対する懸念が高まったことなどから反落しま
した。15日は、前日のイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言を受けて米国の早期利上げ観測が高まったこと
から、114円台半ばまで円安ドル高が進行したことを背景に上昇しましたが、その後週末にかけては、円高ドル安が進んだ
ことなどから軟調な展開となりました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
2月20日
Mon
2月21日
Tue
2月22日
2月24日
国・地域
項目
前回
日本
貿易収支
欧州
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
日本
全産業活動指数(前月比)
欧州
EU(欧州連合)財務相理事会(ブリュッセル)
Wed
米国
FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(1/31,2/1会合分)
Fri
米国
新築住宅販売件数
米国
決算発表 : 2/21 ウォルマート・ストアーズ、ホーム・デポ 2/22 ヒューレット・パッカード、テスラ、サザン 2/23 ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、ギャップ
決算発表予定 他
1月
6414億円
12月
0.3%
1月
536千件
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~北朝鮮の地政学的リスクの高まりには注意を要するものの、米国の経済政策への期待
などを背景に底堅い展開~
今週の日本株市場は、北朝鮮の地政学的リスクの高まりがマイナス要因となるものの、①日銀は16、17日にもETF(指
数連動型上場投資信託受益権)買いを実施するなど、株価をサポートするスタンスに変更がないこと、②トランプ米国大
統領が来週28日の議会演説で法人税減税やインフラ投資等の具体的な経済政策を発表する可能性が高いこと、③イエレ
ンFRB議長が先週の議会証言で利上げに前向きな姿勢を示したことを受けて再びドル高圧力が強まるとみていることな
どから、底堅く推移すると予想します。なお、先週の金正男氏殺害事件は、最大の支援国である中国でさえも北朝鮮から
の石炭輸入の停止を発表するなど、北朝鮮に対する国際社会の経済制裁圧力を強める結果となり、北朝鮮の地政学的リス
クが一段と高まっていることには注意を要します。
その他の注目材料として、米国では22日FOMC議事要旨や24日の新築住宅販売件数、欧州ではギリシャ支援策を巡る
協議が続く中で開催される20日のユーロ圏財務相会合や21日のEU財務相理事会などが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあ
りません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の
実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客
様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
1702151