入札仕様書 器具除染用洗浄器 一式

入札仕様書
器具除染用洗浄器
一式
仕
様
書
1.調達の背景及び目的
再使用可能な医療機器の再生処理は、製品の安全性と感染防止のために適切に行わな
ければならない。この再生処理の一連として器具除染用洗浄器を構築する。
再生処理を行うには、一連の行為を含む処理過程において、医療機器が安全に処理さ
れ、かつその機能上の仕様を充足して医療現場に供給する必要がある。
本装置を導入することで、汚染器材を清浄化するため科学的根拠に基づいて検証した
適切な洗浄方法により、病院機能に波及的な効果が期待される。
2.調達物品名及び構成内訳
器具除染用洗浄器
1式
(構成)
1
器具除染用洗浄器本体
1台
2
専用台車
1台
3
DIN 規格相当バスケット
10枚
4
シリコンマット
4枚
5
洗浄評価用インジケーターデバイス
1個
6
洗浄評価用インジケーター
7
漏水検知器
25個
1式
3.基本要件について
(1)導入時期
今回調達する洗浄器は、上記の項目で構成され、各々各項目の要件を満たすこと。
納入する装置及び周辺機器等は、平成 28 年 3 月 31 日までに搬入設置調整を完了
し、運用を開始できるものとする。
(2)納入場所
済生会二日市病院内
中央材料室
(3)入札額
入札額は、消費税を含まない金額とし、機器納入から運用開始までの一式の費用
(装置他周辺機器の費用、搬入・据え付け計画及び調整、搬入・据え付け及び試
運転性能試験、病院従事者のトレーニング他必要項目に要する費用)とする。
2
4.技術的要件について
(1)本件調達物品に係る性能、機能及び技術等の要求要件は次項以降に示すとおり
である。
(性能・機能の要件)
5.器具除染用洗浄器は、以下の要件を満たすこと。
5-1
本体外形寸法(突起部を除く)は幅 1,200mm×奥行 850mm×高さ 2000mm 以下
であること。
5-2
本体は片ドア方式であること。
5-3
洗浄槽は角型式であること。
5-4
洗浄槽内有効寸法は、幅 500mm×奥行 550mm×高さ 250mm 以上であること。
より小スペースで洗浄処理能力が高い装置は加点とする。
5-5
DIN 規格相当の標準バスケットが 10 枚以上収納できること。
5-6
洗浄槽内の材質はステンレス鋼 SUS304、内面仕上げは#400 番研磨処理以上で
あること。
5-7
洗浄方式は、減圧沸騰式洗浄方式であること。
5-8
ラパロ鉗子、吸引管、チューブなどの内腔のある機材の洗浄が可能であるこ
と。専用のラック交換やノズル接続が不要であり、器具をワゴン内に投入す
るだけで洗浄が可能であれば加点とする。
5-9
洗浄水温度は、1℃毎の設定変更が可能であること。
5-10 予洗、洗浄、すすぎ、潤滑、水切り・乾燥までの一連の工程を自動で行う機
能を有すること。
5-11 設定した洗剤量を自動で注入する機能を有すること。
5-12 洗浄物に応じて 7 パターン以上の洗浄モード設定が可能であること。
5-13
カラー液晶タッチパネルディスプレイを搭載し、運転状況や異常時の警報内
容がモニター可能であること。
5-14
運転中の総工程目安時間を表示する機能を有すること。
5-15
異常履歴及び異常内容を表示する機能を有すること。
5-16
異常発生時に運転を自動停止し、報知する機能を有すること。
5-17
USB ポートを有しており、洗浄データをパソコン等の外部メディアに保存が
可能であること。
6.付帯品は、以下の要件を満たすこと。
3
6-1
器具除染用洗浄器専用台車であること。
6-2
DIN 規格(幅 520mm×奥行 250mm×高さ 50mm)相当のバスケットで
あること。
6-3
シリコンマットは幅 265mm×奥行 480mm×高さ 16mm 程度であること。
6-4
洗浄評価用インジケーターデバイスは TOSI Lum Check であること。
6-5
洗浄評価用インジケーターは TOSI Lum Check 専用であること
6-6
万が一、漏水が発生した場合に給水を自動で遮断する漏水検知器を
取り付けること。
(性能・機能以外に関する要求要件)
その他付帯事項として、以下の要件を満たすこと。
7.装置据付関連事項は以下の要件を満たすこと。
7-1
装置据付に起因する室内改修等が必要な場合は、受注者の負担で必要な措置を
行うこと。
7-2
計画している1次側必要設備(空調、配管、電気)以外に、特に設備が必要な
場合は受注者によって設置すること。
7-3
装置の搬入、据付、配管、配線、調整、撤去、既存設備との接続がある場合に
ついては、必要な措置を講じること。
7-4
搬入の際には、病院の施設に損傷を与えないよう十分な注意を払うように務め、
納入経路に養生等を施すこと。また、万一、病院の建物、設備等に損傷を与えた
場合は、受注者の責任において現状に復すること。
7-5
工事は、納期、工事期間のスケジュールの打ち合わせを事前に行い、そのスケジ
ュールに従い完了すること。
8.保守体制は以下の要件を満たすこと。
8-1
納入検査確認後より 1 年間以内は、保証、保守の対応は無償で行うこと。
8-2
本システムが正常に動作するように、納入検査確認後 1 年間は無償で動作に
支障が生じないように努めること。
8-3
年間を通じて 24 時間連絡が取れる体制であること。
8-4
装置の運用を円滑にするための技術サポートを行うこと。
8-5
無償保証期間内に行った調整・修理等全ての作業は、その作業内容をその都度
病院担当者に報告すること。
9.教育体制は以下の要件を満たすこと。
4
9-1
装置の据付及び調整終了後、操作指導者を派遣し、操作トレーニングを必要日
数行うこと。また、必要に応じて、導入装置と同式装置にて、実際の操作あるい
は、オリエンテーションを病院職員が受ける機会を設けること。
9-2
装置稼動後も必要に応じて操作指導者を派遣し、操作トレーニングを行うこと。
9-3
教育訓練及び取扱説明については、病院が指定する日時、場所で行うこと。
9-4
操作マニュアルは、各装置(周辺機器を除く)については、日本語版を 1 部以
上提供すること。
以上
5