入 札 公 告 次のとおり,一般競争入札に付します. 平成 27 年 10 月 15 日 社会福祉法人 恩 賜 財 団 済生会支部 神奈川県済生会横浜市東部病院 病 院 長 三 角 隆 彦 1.競争入札に付する事項 (1)事 業 名 称 平成 27 年度 大型医療装置の整備 (2)入札案件名称 超伝導磁気共鳴画像診断装置システムの新設及び既存装置の更新に係る装置の買入並び に設置・改修工事 一式 (3)納 入 期 限 平成 28 年 3 月 31 日(木)まで (4)納 入 場 所 社会福祉法人 恩賜 「当院」という.) 財団 済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院(以下, (5)所 在 地 〒230-0021 神奈川県横浜市鶴見区下末吉三丁目 6 番 1 号 (6)入 札 方 法 ① 前記1(2)で示す超伝導磁気共鳴画像診断装置システムの新設及び既存装置の更新 に係る装置の買入並びに設置・改修工事 一式(以下,「本件」という.)を入札に付 する. ② 入札金額については,購入物品の本体価格のほか,搬入,据付,配線,配管,調整, 改修,設置等,本件に要する一切の諸経費を含めて入札金額を記載すること. ③ 落札決定に当たっては,入札書に記載された金額に当該金額の 8 パーセントに相当す る金額を加算した金額(当該金額に 1 円未満の端数があるときは,その端数金額を切 り捨てた金額とする.)をもって落札価格とするので,入札金額については,消費税に 関わる課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず,消費税抜きの金額を記載す ること. (7)調 達 内 容 ① GE ヘルスケア・ジャパン株式会社製 1.5 テスラ超伝導磁気共鳴画像診断装置システ ム及び GE ヘルスケア・ジャパン株式会社製 3.0 テスラ超伝導磁気共鳴画像診断装置シ ステム並びに両装置の搬入設置等に係る設置改修工事一式(詳細は, 「工事仕様書」及 び「装置仕様書」(本公告に添付)による.) ② 装置の保守点検契約に係る費用は含まない. 入公 1 - 4 ③ 本件調達については,当院が指定するリース会社によるファイナンスリース契約によ るものとする. ④ 本件調達に伴い,既存の東芝メディカルシステムズ社製 1.5 テスラ超伝導磁気共鳴画 像診断装置システム 1 台(更新対象装置)を下取りすること. (8)予 定 価 格 有り (9)そ の 他 詳細は,入札説明書,工事仕様書,整備予定箇所,整備予定図面,整備箇所 対比図, 1階平面図(現状)及び装置仕様書(以下,「入札関係書類」という.)による. 2.競争入札参加資格 (1)次の事項に該当する者は,競争に参加する資格を有さない. ① 当該契約を締結する能力を有しない者(未成年者,被保佐人又は被補助人であって, 契約締結のために必要な同意を得ている者を除く.)及び破産者で復権を得ない者. ② 以下の各号のいずれかに該当すると認められるときから 3 年を経過していない者(そ の者を代理人,支配人その他の使用人として使用する者についてもまた同じ.) (ア) 契約の履行に当たり故意に業務を粗雑にし,又は業務に関して不正の行為若しく は業務の遂行に当たって遵守しなければならない事項に反したとき. (イ) 公正な競争の執行を妨げたとき又は公正な価格を害し若しくは不正の利益を得 るために談合したとき. (ウ) 落札者が契約を締結すること又は契約者が契約を履行することを妨げたとき. (エ) 競争入札の実施に当たり職員の職務の執行を妨げたとき. (オ) 正当な理由がなくて当院との契約を履行しなかったとき. (カ) その他,当院に著しい損害を与えたとき. (キ) この項(この号を除く.)の規定により競争に参加できないこととされている者 を契約の締結又は契約の履行に当たり,代理人,支配人その他の使用人として使用 したとき. ③ 済生会本部,支部及び施設(以下, 「実施法人本部等」という.)の役員又はこれらの 親族が役員をしているなど,実施法人本部等と特別な関係にある者. ④ その他,当院が不適当と認めた者. (2)次の事項に該当する者は,競争に参加させないことがある. ① 入札前に提出する書類に虚偽の事実を記載した者. ② 経営の状況又は信用度が極度に悪化している者. (3)次の要件をすべて満たしている者であること. ① 平成 27・28 年度横浜市の一般競争入札資格者名簿(物品・委託等)において「091 医療機械器具」に登録が認められている者で,細目「A 医療機器」の入札参加資格を 有していること. ② 古物商許可証を有していること. ③ 横浜市内で 500 床以上の病院との取引実績があること. ④ 本件について,当院が指定する日時,場所に十分納品することができることを証明し た者であること. ⑤ 「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」(法令番号 平成 3 年 5 月 15 日法律第 77 号)に規定するところの暴力団,準構成員またはその関係者でないこと. 入公 2 - 4 ⑥ 会社更生法(法令番号 平成 14 年 12 月 13 日法律第 154 号)に基づき更生手続開始 の申立てをしていない者又は民事再生法(法令番号 平成 11 年 12 月 22 日法律第 225 号)に基づき再生手続開始の申立てをしていない者.なお,会社更生法に基づき更生手 続開始の申立てをした者又は民事再生法に基づき再生手続開始の申立てをした者にあ っては,手続き開始の決定がなされた後において当局の参加資格の再認定を受けている 者(再認定後の競争参加資格による). 3.入札書の提出場所等 (1)入札書の提出場所,問い合わせ先及び問い合わせ方法 〒230-0012 神奈川県横浜市鶴見区下末吉 3 丁目 6 番 1 号 社会福祉法人 恩賜 財団 済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院 事務部医療支援グループ購買室 担当:仙洞田(せんどうだ) 電 話:045-576-3000 ファクシミリ:045-576-3525 E メ ー ル:[email protected] *問い合わせについては,書面(ファクシミリでも可)又は E メールで行うこと. (2)入札参加に係る書類の提出及び資格確認申請結果通知 ① 入札参加希望者は,平成 27 年 10 月 19 日(月)15 時 00 分までに別紙「一般競争入 札参加資格確認申請書」 (本公告に添付)並びに前記2(3)①及び②に記載した資格 等を確認できる書類(以下,「入札前提出書類」という.)を直接持参するか配達記録 が残る郵便等(郵便等は,当日必着のこと.)により前記3(1)に記載した入札に関 する事務を担当する所属に提出すること. ② 資格確認申請結果については,平成 27 年 10 月 20 日(火)15 時 00 分以降に入札担 当者情報に記載された宛先に対して文書にて通知する. (3)入札説明会の日時及び場所等 ① 本件入札参加希望者は,入札説明会への参加を必須とする. ② 前記3(2)の資格確認申請結果において,本件入札参加資格「有」とされた入札参 加希望者に対して,前記3(2)②と合わせて,入札説明会の日時及び場所等を通知 する. (4)入札関係書類の交付場所及び方法 入札説明会開催場所にて「平成 27・28 年度横浜市一般競争入札参加資格審査結果通知 書(写)」及び「機密保持に関する誓約書」(本公告に添付)と引き換えに交付する. (5)開札日時 平成 27 年 10 月 29 日(木)10 時 00 分より (6)開札場所 社会福祉法人 恩賜 3 階応接室 財団 済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院 ※ 郵送入札可 (7)開札への立会い 本件入札に対する開札における入札者の立会いは,不要とする. (8)落札結果 本件入札に対する落札結果については,落札結果を落札事業者に対してのみ電話及び文 書にて通知する. (9)その他 詳細は,入札関係書類による. 入公 3 - 4 4.その他 (1)契約手続きにおいて使用する言語及び通貨 日本語及び日本国通貨 ※前記1(7)③に基づく. (2)入札保証金及び契約保証金 免除 (3)入札者に要求される事項 ① 競争入札参加者は開札日の前日までの間において,入札前提出書類に関し説明を求め られた場合は,それに応じなければならない. ② 入札前提出書類は当院において審査するものとし,採用しうると判断した入札前提出 書類を添付(提出)した入札参加希望者を入札参加対象者とする. (4)入札の無効 ① 本公告に示した競争入札参加資格のない者の提出した入札書及び入札者に求められ る業務を履行しなかった者の提出した入札書は無効とする. ② 前記3(2)において,本件入札参加資格「有」として入札した場合であっても,開 札後,改めて資格を確認して資格の確認ができなかった場合は,入札の無効とする. (5)落札者及び落札価格の決定方法 提出された有効な入札書のうち,予定価格(総価)の制限の範囲内で最低価格の有効な 入札を行った入札者を落札者とする最低落札価格方式により,落札者及び落札価格を決定 する. ※詳細は入札関係書類による. (6)契約書の作成の要否 要 ※前記1(7)③に基づく. (7)その他 詳細は,入札関係書類による. 5.添付資料 (1)工事仕様書 「超伝導磁気共鳴画像診断装置システム設置更新工事 (2)装置仕様書 「超伝導磁気共鳴画像診断装置システム 仕様書」 (3)一般競争入札資格確認申請書 (4)秘密保持に関する誓約書 仕様書」 以上 入公 4 - 4 超伝導磁気共鳴画像診断装置システム設置更新工事 仕 様 書 社会福祉法人 恩賜 財団 済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院 工仕 1 - 8 Ⅰ.概要 当院では現在,1.5T 磁気共鳴画像診断装置を使用している.既存システムは導入後多年が経過し,最新の撮像技術 を使用できない状況にある.また,近年3.0T磁気共鳴画像診断装置の普及も進んできており,「より質の高い医療を提 供する」ためには機器の更新・増設が必要である. Ⅱ.目的 この度の磁気共鳴画像診断の更新にあたり,設置に係る工事が必要となる. 設置に係る工事を行うに当たり,次項以降の仕様に基づき工事を実施するものとする. Ⅲ.仕様 (工事内容A) 1. 3.0T磁気共鳴画像診断装置システム設置に係る工事 1. 仮設工事 2. 解体工事 3. シールド工事 4. 下地工事 5. 建具工事 6. 内装仕上げ工事 7. 床補修工事 8. 雑工事 9. 電気設備工事 10. 空調冷却設備工事 11. 衛生設備工事 12. 医療ガス設備工事 13. スプリンクラー設備工事 14. 火災報知器設備 15. ネットワーク工事 16. その他 (工事内容B) 1. 1.5T磁気共鳴画像診断装置システム設置に係る工事 1. 仮設工事 2. 解体工事 3. シールド工事 4. 下地工事 5. 内装仕上げ工事 6. 床補修工事 7. 雑工事 8. 電気設備工事 9. 空調冷却設備工事 10. 医療ガス設備工事 11. スプリンクラー設備工事 12. 火災報知器設備 13. ネットワーク工事 14. その他 工仕 2 - 8 Ⅲ-A. 3.0T磁気共鳴画像診断装置システム設置に係る工事 1 1-1-1 1-1-2 1-1-3 1-1-4 1-1-5 1-1-6 仮設工事 仮設工事は以下の要件により行うこと. 工事区域は仮設間仕切りにて他と区画すること. 工事時は,工事区域及び隣接周囲の養生清掃の徹底をはかること. 発生材は施工者責任にて処分のこと. 粉塵工事の場合,集塵機使用により他に影響が及ばないよう注意を怠らないこと. 音出し工事,臭い出し工事は各担当部署と事前打ち合わせのうえ支障の無いよう施工のこと. 施工に際し,適時適所な足場(内部及び外部)を使用し,安全第一の工事に徹底すること. 2-1-1 2-1-2 2-1-3 2-1-4 2-1-5 2-1-6 2-1-7 2-1-8 解体工事 解体工事は以下の要件により行うこと. カンファレンス室の天井,壁,床解体撤去処分のこと. 当直室1・2,脱衣所,患者及びスタッフトイレ,倉庫撤去のこと. 照明,空調機,衛生器具等取り外し,必要なものは移設復旧のこと. 非常照明取り外し復旧のこと. 弱電・消防設備関係取り外し復旧のこと. 解体部分スイッチコンセント関係取り外し,必要なものは移設復旧のこと. 空調,配管配線用貫通はコア抜きとする. 上記ハツリ,コア抜き工事に際しては非破壊検査実施,関係部署と打ち合わせのうえ施工のこと. 3-1-1 3-1-2 3-1-3 3-1-4 3-1-5 3-1-6 3-1-7 シールド工事 シールド工事は以下の要件により行うこと. 磁気シールド工事を行う事. 電波シールド工事を行う事. シールド建具を設けること. 電波シールド性能を測定し,報告書を提出のこと. 撮影装置の扉を解放した場合の磁場の測定等を行い干渉の影響等について報告書を提出のこと. シールド工事は専門業者による責任施工とする. シールド工事は機器メーカー仕様,要求性能を満たす事とする. 4-1-1 4-1-2 4-1-3 下地工事 地下工事は以下の要件により行うこと. MRI室3・操作ホール2・前室9一部天井LGS19により復旧のこと. 上記天井下地として,ボード張り(PB12.5)とする. 新規壁はLGS65+PB12.5+PB9.5(操作室側・前室)とする. 5-1-1 5-1-2 建具工事 建具工事は以下の要件により行うこと. スタッフ通路3から前室間9にパーティーションを新設すること. 前室9から操作ホール9へ入室する為のアコーディオンカーテンを新設すること. 1-1 2 2-1 3 3-1 4 4-1 5 5-1 6 6-1 6-1-1 6-1-1-1 6-1-1-2 6-1-1-3 内装仕上げ工事 内装仕上げ工事は以下の要件により行うこと. MRI室3 床 長尺塩ビシート張りt2.0 壁 ビニルクロス貼り 天井 ビニルクロス貼り (PB12.5下地) 工仕 3 - 8 6-1-2 6-1-2-1 6-1-2-2 6-1-2-3 6-1-3-4 6-1-3-5 操作ホール2 床 長尺塩ビシート張りt2.0 壁 ビニルクロス貼り 天井 岩綿吸音板12.0t (PB9.5下地) 前室9 床 長尺塩ビシート張りt2.0 壁 ビニルクロス貼り 天井 岩綿吸音板12.0t (PB9.5下地) 巾木 各部屋ともソフト巾木とする. 廻り縁 塩ビ製とする. 7-1-1 7-1-2 床補修工事 床補修工事は以下の要件により行うこと. カンファレンス床撤去部はシンダーコンクリートにて埋め戻しすること. 寝台で荷重220kg以上の移動に際して床のへこみ対策を講じること. 8-1-1 8-1-2 8-1-3 8-1-4 雑工事 雑工事は以下の要件により行うこと. MRI室1RFフィルタ開口部に造作家具(木製メラミン化粧板仕上げ)設置のこと. 点滴レール1.0~1.5m3本及びMR用吊棒(伸縮タイプ)3本を設置のこと. ヘリウム排気口安全対策のため既設配管撤去切回しのうえSUS304製壁付け遮蔽板を設置すること. MRI室1の点検口は非磁性タイプを使用すること. 6-1-3 6-1-3-1 6-1-3-2 6-1-3-3 7 7-1 8 8-1 9 9-1 9-1-1 9-1-2 9-1-3 9-1-4 9-1-5 9-1-5-1 9-1-5-2 9-1-5-3 9-1-5-4 9-1-5-5 9-1-5-6 9-1-5-7 9-1-6 9-1-6-1 9-1-6-2 電気設備工事 電気設備工事は以下の要件により行うこと. 装置用幹線ケーブルを敷設する事(電気室内指定ブレーカーからMRI専用分電盤まで) 装置用単独アースを設けること.(仕様はメーカー仕様による) MRI装置用専用分電盤をMRI機械室内に設置のこと(仕様及び位置はメーカー打合せの決定) 装置用チラー手元開閉器盤を設置のこと(仕様及び位置は病院担当部署・メーカーと打合せ) 照明器具 MRI室3新規調光式埋込形LED照明器具6台を設置すること. LEDダウンライトを設置すること.操作ホール2調光式2台,機械室非調光3台. LEDベースライトを設置すること.操作ホール2調光式2台. 非常照明天井埋込形バッテリー内蔵を設置すること. 操作ホール2,前室9へ「磁場発生中」「使用中」の表示灯を設置すること.消し文字タイプLED表示灯. 当直室,トイレ,脱衣室等にLED照明を設けること. 造影検査等で静脈確保に必要な照度を確保すること. 人感センサ 中待合室内更衣室4室及び乗換ホール・放射線受付(救急)内更衣室2室に人感センサを設けること. 人感センサの信号は,操作ホール2で確認できるように操作ホール2に更衣室状況表示盤を設置するこ と. 9-1-7 9-1-7-1 9-1-7-2 9-1-7-3 患者監視用カメラ及びモニタ 前室1天井に患者監視用カメラ1台を設置すること. 待合5,放射線廊下,放射線受付前の各所天井に設置してある患者監視用カメラの配線を分岐すること. 操作ホール2において,前室1,待合5,放射線廊下及び放射線受付前の各所の映像を確認できるように, モニタ1台設置すること. 9-1-7-4 9-1-8 9-1-8-1 9-1-8-2 モニタには,モニタ1画面を4分割して患者監視用カメラの映像を表示させること. 患者向け検査説明用モニタ 中待合室内に,患者向け検査説明用モニタを1台設置すること. モニタの設置に必要な配線を敷設すること. (映し出すコンテンツ及び記録媒体は,担当部署と打ち合わせのうえ最終決定) 無停電電源装置 9-1-9 工仕 4 - 8 9-1-9-1 10 瞬電対応の無停電電源装置を設置すること. 10-1-2 10-1-3 10-1-4 10-1-5 10-1-6 10-1-7 空調冷却水設備工事 空調冷却水設備工事は以下の要件により行うこと. 装置用チラー新設に伴う循環水配管及び給水を更新設置のこと. (詳細位置は担当部署と打ち合わせのうえ最終決定) 各室空調機を更新設置のこと. 吸気用口及び排気用口にフィルタを装着し,検査室外にてフィルター清掃を行えるようにすること. 空調機室外機はMRI外部(詳細位置は担当部署と打ち合わせのうえ最終決定)に設置のこと. 装置用チラー及び空調機室外機用基礎を設けること. 緊急吸排気ファンを更新. 空調用化粧ガラリはSUS304製を使用し吹出し部には結露防止の植毛加工のこと. 11-1-1 11-1-2 11-1-3 衛生設備工事 衛生設備工事は以下の要件により行うこと. シャワー室(ユニットシャワー)を設けること. トイレを一室設けること. 当直室内に手洗いを各一器設けること. 12-1-1 医療ガス設備工事 医療ガス設備工事は以下の要件により行うこと. MRI室3に医療ガスを新設すること.(O・V) 13-1-1 スプリンクラー設備工事 スプリンクラー設備工事は以下の要件により行うこと. 改修変更ため消防法に基づき適宜変更すること. 14-1-1 火災報知器設備 火災報知器設備は以下の要件により行うこと. 改修変更ため消防法に基づき適宜変更すること. 15-1-1 15-1-2 15-1-3 ネットワーク工事 ネットワーク工事は以下の要件により行うこと. 必要箇所にネットワークケーブル用の配管及びボックスを設けること. 接続対象装置の確認により,ネットワーク工事を進めること. ネットワークケーブル布線,接続は今回工事外. 10-1 10-1-1 11 11-1 12 12-1 13 13-1 14 14-1 15 15-1 16 16-1 16-1-1 16-1-2 16-1-3 その他 その他は以下の要件により行うこと. 機器メーカー設置計画書,参考図等に基づき機器仕様,要求性能を満たすこと. 施工時は病院担当者及び機器メーカー技術担当者と打合せ協議の上施工のこと. 詳細な内容及び本仕様書に記載していない内容については,病院担当者の指示及び打合せ協議の上施 工のこと. 工仕 5 - 8 Ⅲ-B. 1.5T磁気共鳴画像診断装置システム設置に係る工事 1 1-1-1 1-1-2 1-1-3 1-1-4 1-1-5 1-1-6 仮設工事 仮設工事は以下の要件により行うこと. 工事区域は仮設間仕切りにて他と区画すること. 工事時は,工事区域及び隣接周囲の養生清掃の徹底をはかること. 発生材は施工者責任にて処分のこと. 粉塵工事の場合,集塵機使用により他に影響が及ばないよう注意を怠らないこと. 音出し工事,臭い出し工事は各担当部署と事前打ち合わせのうえ支障の無いよう施工のこと. 施工に際し,適時適所な足場(内部及び外部)を使用し,安全第一の工事に徹底すること. 2-1-1 2-1-2 2-1-3 2-1-4 2-1-5 2-1-6 2-1-7 2-1-8 2-1-9 解体工事 解体工事は以下の要件により行うこと. MRI室2の既存床,壁,天井内装及び磁気,電波シールド解体撤去処分のこと. シールド建具(操作窓,扉)取り外し撤去処分のこと. 装置搬入口の壁解体撤去処分復旧のこと. MRI室2空調機取り外し,必要なものは移設復旧のこと. 非常照明取り外し復旧のこと. 弱電・消防設備関係取り外し復旧のこと. 解体部分スイッチコンセント関係取り外し,必要なものは移設復旧のこと. 空調,配管配線用貫通はコア抜きとする. 上記ハツリ,コア抜き工事に際しては非破壊検査実施,関係部署と打ち合わせのうえ施工のこと. 3-1-1 3-1-2 3-1-3 3-1-4 3-1-5 3-1-6 3-1-7 シールド工事 シールド工事は以下の要件により行うこと. 磁気シールド工事を行う事. 電波シールド工事を行う事. シールド建具を設けること. 電波シールド性能を測定し,報告書を提出のこと. 撮影装置の扉を解放した場合の磁場の測定等を行い干渉の影響等について報告書を提出のこと. シールド工事は専門業者による責任施工とする. シールド工事は機器メーカー仕様,要求性能を満たす事とする. 4-1-1 4-1-2 4-1-3 下地工事 下地工事は以下の要件により行うこと. MRI室2・操作ホール1・前室9一部天井LGS19により復旧のこと. 上記天井下地として,ボード張り(PB12.5)とする. 新規壁はLGS65+PB12.5+PB9.5(操作室側・前室)とする. 1-1 2 2-1 3 3-1 4 4-1 5 5-1 5-1-1 5-1-1-1 5-1-1-2 5-1-1-3 5-1-2 5-1-2-1 5-1-2-2 5-1-2-3 内装仕上げ工事 内装仕上げ工事は以下の要件により行うこと. MRI室2 床 長尺塩ビシート張りt2.0 壁 ビニルクロス貼り 天井 ビニルクロス貼り (PB12.5下地) 操作ホール1 床 長尺塩ビシート張りt2.0 壁 ビニルクロス貼り 天井 岩綿吸音板12.0t 工仕 6 - 8 5-1-3-4 5-1-3-5 (PB9.5下地) 前室9 床 長尺塩ビシート張りt2.0 壁 ビニルクロス貼り 天井 岩綿吸音板12.0t (PB9.5下地) 巾木 各部屋ともソフト巾木とする. 廻り縁 塩ビ製とする. 6-1-1 6-1-2 床補修工事 床補修工事は以下の要件により行うこと. 既存装置撤去後のアンカー孔等はモルタル等にて復旧すること. 寝台で荷重220kg以上の移動に際して床のへこみ対策を講じること. 7-1-1 7-1-2 7-1-3 7-1-4 雑工事 雑工事は以下の要件により行うこと. MRI室2RFフィルタ開口部に造作家具(木製メラミン化粧板仕上げ)設置のこと. 点滴レール1.0~1.5m3本及びMR用吊棒(伸縮タイプ)3本を設置のこと. ヘリウム排気口安全対策のため既設配管撤去切回しのうえSUS304製壁付け遮蔽板を設置すること. MRI室1の点検口は非磁性タイプを使用すること. 5-1-3 5-1-3-1 5-1-3-2 5-1-3-3 6 6-1 7 7-1 8 8-1 8-1-1 8-1-2 8-1-3 8-1-4 8-1-5 8-1-5-1 8-1-5-2 8-1-5-3 8-1-5-4 8-1-5-5 8-1-5-6 8-1-6 8-1-6-1 8-1-6-2 造影検査等で静脈確保に必要な照度を確保すること. 人感センサ 中待合室内更衣室4室及び乗換ホール・放射線受付(救急)内更衣室2室に人感センサを設けること. 人感センサの信号は,操作ホール2で確認できるように操作ホール2に更衣室状況表示盤を設置するこ と. 8-1-7 8-1-7-1 8-1-7-2 8-1-7-3 患者監視用カメラ及びモニタ 前室1天井に患者監視用カメラ1台を設置すること. 待合5,放射線廊下,放射線受付前の各所天井に設置してある患者監視用カメラの配線を分岐すること. 操作ホール2において,前室1,待合5,放射線廊下及び放射線受付前の各所の映像を確認できるように, モニタ1台設置すること. 8-1-7-4 8-1-8 8-1-8-1 8-1-8-2 モニタには,モニタ1画面を4分割して患者監視用カメラの映像を表示させること. 患者向け検査説明用モニタ 中待合室内に,患者向け検査説明用モニタを1台設置すること. モニタの設置に必要な配線を敷設すること. (映し出すコンテンツ及び記録媒体は,担当部署と打ち合わせのうえ最終決定) 無停電電源装置 瞬電対応の無停電電源装置を設置すること. 8-1-9 8-1-9-1 9 9-1 電気設備工事 電気設備工事は以下の要件により行うこと. 装置用幹線ケーブルを敷設する事(電気室内指定ブレーカーからMRI専用分電盤まで) 装置用単独アースを設けること.(仕様はメーカー仕様による) MRI装置用専用分電盤をMRI機械室内に設置のこと(仕様及び位置はメーカー打合せの決定) 装置用チラー手元開閉器盤を設置のこと(仕様及び位置は病院担当部署・メーカーと打合せ) 照明器具 MRI室2新規調光式埋込形LED照明器具6台を設置すること. LEDダウンライトを設置すること.操作ホール2調光式2台,機械室非調光3台. LEDベースライトを設置すること.操作ホール2調光式2台. 非常照明天井埋込形バッテリー内蔵を設置すること. 前室9へ「磁場発生中」「使用中」,操作ホール2へ「磁場発生中」の表示灯を設置すること.消し文字タイプ LED表示灯. 空調冷却水設備工事 空調冷却水設備工事は以下の要件により行うこと. 工仕 7 - 8 9-1-1 9-1-2 9-1-3 9-1-4 9-1-5 9-1-6 9-1-7 装置用チラー新設に伴う循環水配管及び給水を更新設置のこと. (詳細位置は担当部署と打ち合わせのうえ最終決定) 各室空調機を更新設置のこと. 吸気用口及び排気用口にフィルタを装着し,検査室外にてフィルター清掃を行えるようにすること. 空調機室外機はMRI外部(詳細位置は担当部署と打ち合わせのうえ最終決定)に設置のこと. 装置用チラー及び空調機室外機用基礎を設けること. 緊急吸排気ファンを更新. 空調用化粧ガラリはSUS304製を使用し吹出し部には結露防止の植毛加工のこと. 10-1-1 医療ガス設備工事 医療ガス設備工事は以下の要件により行うこと. MRI室2の医療ガスを撤去復旧すること. 11-1-1 スプリンクラー設備工事 スプリンクラー設備工事は以下の要件により行うこと. 改修変更ため消防法に基づき適宜変更すること. 12-1-1 火災報知器設備 火災報知器設備は以下の要件により行うこと. 改修変更ため消防法に基づき適宜変更すること. 13-1-1 13-1-2 13-1-3 ネットワーク工事 ネットワーク工事は以下の要件により行うこと. 必要箇所にネットワークケーブル用の配管及びボックスを設けること. 接続対象装置の確認により,ネットワーク工事を進めること. ネットワークケーブル布線,接続は今回工事外. 10 10-1 11 11-1 12 12-1 13 13-1 14 14-1 14-1-1 14-1-2 14-1-3 その他 その他は以下の要件により行うこと. 機器メーカー設置計画書,参考図等に基づき機器仕様,要求性能を満たすこと. 施工時は病院担当者及び機器メーカー技術担当者と打合せ協議の上施工のこと. 詳細な内容及び本仕様書に記載していない内容については,病院担当者の指示及び打合せ協議の上施 工のこと. 工仕 8 - 8 超伝導磁気共鳴画像診断装置システム 仕 様 書 社会福祉法人 恩賜 財団 済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院 装仕 1 - 15 Ⅰ.概要 当院は現在,1.5T 磁気共鳴画像診断装置を使用している.既存システムは導入後多年が経過し,最新の撮像技術 を使用できない状況にある.また,近年3.0T磁気共鳴画像診断装置の普及も進んできており,「より質の高い医療を 提供する」ためには機器の更新・増設が必要である. Ⅱ.目的 この度の磁気共鳴画像診断の更新は,最新の機能を有した3.0Tシステムおよび1.5Tシステムを導入することで,横 浜市の中核病院として「より質の高い医療を提供」できる体制を整えることを目的としている. 急性期医療においては,患者寝台を直接本体から着脱可能な機能や造影剤を使用せずに脳血流量のカラーマップ表 示が行える機能は,救急のMR検査を迅速かつ安全に検査を行うために当院にとっては必須要件である.さらに,高度 専門医療の点では,TAVIの術前診断に役立てために,心臓のCine撮像も必須要件の一つである. 更に,重症心身障害者の方々へも安心かつ安全にMR検査を実施するためには,動きの影響を補正できる最新の体動 補正技術や,撮像時の音を非常に小さくして撮像できる機能も当院においては必須要件である. Ⅲ.構成 (構成内容A) 1. 3.0T磁気共鳴画像診断装置システム 一式 1 ガントリ・マグネットシステム 1-1 マグネット・ガントリーシステム 1-2 傾斜磁場システム 1-3 RFシステムおよびRFコイル 2 患者寝台 3 制御処理システム 4 操作コンソール 5 画像処理ワークステーション 6 撮像及び処理機能 7 周辺機器 8 搬入・設置条件及び調整等に関すること 9 サービス体制・保守体制・定期点検に関すること 10 その他 (構成内容B) 2. 1.5T磁気共鳴画像診断装置システム 一式 1 ガントリ・マグネットシステム 1-1 マグネット・ガントリーシステム 1-2 傾斜磁場システム 1-3 RFシステムおよびRFコイル 2 患者寝台 3 制御処理システム 4 操作コンソール 5 撮像及び処理機能 6 周辺機器 7 搬入・設置条件及び調整等に関すること 8 サービス体制・保守体制・定期点検に関すること 9 その他 装仕 2 - 15 Ⅲ-A 3.0T 磁気共鳴画像診断装置システム 調達物品の備えるべき技術的要件 〔性能・機能に関する要求要件〕 1 ガントリ・マグネットシステム 1-1 ガントリ・マグネットシステムは,以下の要件を満たすこと. 1-1-1 マグネット形式は,超伝導方式で静磁場強度が3.0T (テスラ)以上であること. 1-1-2 磁場の均一度を向上させるシム機能及び患者毎の自動シム機能を有すること. 1-1-3 各撮像ごとに周波数シフトを補正する機能を有すること. 1-1-4 静磁場の安定度は,0.1ppm/h未満であること. 1-1-5 静磁場の均一度は,VRMS測定法における40cm球状領域での標準値(Typical)が0. 27ppm以下であるこ と. 1-1-6 液体へリウムの消費は,通常稼働時にゼロボイルオフであること. 1-1-7 液体ヘリウムの圧力,レベルを24時間モニターし,異常値はサービスセンターに自動通報可能な機能を有 すること. 1-1-8 ボア内径は直径70cm以上のワイドボアであること. 1-1-9 スキャンルーム内の酸素濃度をモニタリングする酸素濃度計を有し,操作室で酸素濃度をモニタリングする 機能を有すること. 1-1-10 1-1-11 1-1-12 1-1-13 1-1-14 1-1-15 1-1-16 1-1-18 1-2 1-2-1 1-2-2 1-2-3 患者の状態を確認するため,監視カメラ及び表示用カラーモニタを有すること. 患者との相互コミュニケーションを行うため,エマージェンシーコール機能を有すること . 患者の快適性を確保するためガントリ内照明・送風機能があり調整できること. 患者対話用インターホンを有すること. 緊急時に安全かつ迅速に主磁場を落とす機能を有すること. 漏洩磁場の5ガウスラインは3.0m×5.2m以下であること. へリウム充填時のマグネット重量は7.3t以下であること. ガントリー前面にモニターを有し,心電,呼吸波計表示,スキャン時間,テーブル位置,コイルコネクト状況 が表示可能で,アクセスが容易なように左右に角度が変えられるよう調整可能であること. 傾斜磁場システムは,以下の要件を満たすこと. 最大傾斜磁場強度は,X/Y/Z 3軸各々で44mT/m以上であること. 最大傾斜磁場強度使用時の最大スリューレイトは,3軸各々で200T/m/s以上であること. 傾斜磁場部は,3軸に独立した傾斜磁場電源を有し,傾斜磁場アンプ部分,傾斜磁場コイル部分に水冷技 術を有していること. 1-2-4 最大傾斜磁場への立ち上がり時間は,0.22msec以下であること. 1-2-5 傾斜磁場をコントロールした静音機能が可能であること. 1-2-6 3Dラジアル法をベースとしたデータ収集法とRFの高速スイッチング技術により, MR検査室環境音に対し て+3dB以下の騒音しか発生させない撮像法を有すること. 1-2-7 ゼロTEイメージングにより,血流内のスピンの位相分散による信号低下のない頭部非造影MRA撮像が可 能であること. 1-2-8 拡散強調画像(Diffusion)がMR検査室環境音に対して+11dB以下の騒音しか発生させない撮像法を有する こと. 1-3 RFシステムは,以下の要件を満たすこと. 1-3-1 RF送信アンプを2式以上有し,4Point以上からのRF送信により体幹部での送信ムラを防ぐ機能を有するす ること. 1-3-2 振幅や位相をマニュアルで調整できる機能を有し,B1mapを基に体内組成に合わせた最適なRF送信が可 能であること. 1-3-3 1-3-4 1-3-5 1-3-6 1-3-7 RF調整は自動チューニングが可能であること. 送信・受信ゲインなどの調整や中心周波数などの数値を手動でのマニュアルにて調整可能であること. 3種類以上のRF送信モードから選択して撮像可能であること. 撮影時の受信ゲインを考慮してSARのマネージメントを行う機能を有していること. データ受信機構において,コイルで得られたアナログ信号は,ガントリ部でデジタル信号に変換さ れている こと. 装仕 3 - 15 1-3-8 最大受信チャンネル数は32以上であること. 1-4 1-4-1 1-4-2 1-4-3 1-4-4 1-4-5 RFコイルは,以下の要件を満たすこと. QD方式の送受信型頭部用コイルを有すること. 19素子以上の頭頚部用コイルを有すること. 頭頚部用コイルをチルト(傾斜)する機能を有すること. 40素子以上のテーブル内蔵型の全脊椎用コイルを有すること. パラレルイメージング法対応で32素子以上にて受信可能な腹部用コイルを有すること. また,一度の撮像 で50cm以上の撮像領域を有すること. 1-4-6 1-4-7 1-4-8 1-4-9 1-4-10 8素子以上の乳房用コイルを有すること. 乳房用コイルは,MRガイド下バイオプシー対応のグリッドを装備されていること. 一体型のコイルにて,90cm以上の下肢全体を網羅する36素子以上のフェイズドアレイコイルを有すること. 送受信型の8素子以上の膝専用コイルを有すること. 表面および深部の信号を共に得るための構造としてコンセントリックアレイ方式を採用している8素子以上 の肩専用コイルを有すること. 1-4-11 1-4-12 1-4-13 1-4-14 1-4-15 8素子以上の手関節専用コイルを有すること. 16素子以上の肘関節撮像が可能なFlexコイルを有すること. 16素子以上の手関節用Flexコイルを有すること. 16素子以上の足関節,足部が撮像可能なFlexコイルを有すること. コイル収納用のコイル棚を有すること. 2 患者寝台 2-1 患者寝台は,以下の要件を満たすこと. 2-1-1 患者テーブルペダル一踏みでガントリー本体と脱着可能なモービル型テーブルであり,患者テーブル内に 脊椎コイルが内蔵されていること. 2-1-2 2-1-3 2-1-4 2-1-5 2-1-6 2-1-7 2-1-8 2-1-9 2-1-10 患者テーブルの最大耐荷重は220kg以上あり,テーブル上下動及び水平移動が行えること. テーブルの上下動はフットペダル(電動式)で可能であること. テーブルを外した状態で上下動が可能であること. 検査スループット向上のため,ランドマーク(零点決定)がテーブル脇のタッチセンサーにて可能であること. 患者寝台のテーブルの水平移動は180mm/s以上で移動できること. 患者テーブルの水平位置精度は±0.5m以下であること. 緊急時において手動で移動できること. 緊急時の対応のため,点滴支持棒が,患者寝台に収納でき,左右取り付け可能であること. 被検者テーブル出し入れ時及び検査中の安全性を考慮し,受信コイルの接続口が被検者テーブル上にあ ること. 2-1-11 ガントリー側にもコイルコネクターが装備されていること. 2-1-12 患者落下防止および注射用の折りたたみ式サイドテーブルを寝台両側に有していること. 3 3-1 3-1-1 3-1-2 3-1-3 3-1-4 3-1-5 3-1-6 制御システム システムは,以下の要件を満たすこと. メインコンピュータはクロック周波数3.6GHz以上であること. オペレーションシステム(OS)は,Linux方式であること. 900GB以上の容量を有し,256×256マトリクスで400,000画像以上保管する機能を有すること. イメージプロセッサは,主記憶容量が96GB以上であること. 画像計算時間(256×256マトリックス)は,1秒間に55,000枚以上であること. 外部画像記憶装置として,DVDやCD-RにDICOMデータで保存でき,またAVIやJPEG等にも保存できるこ と. 4 4-1 操作コンソール 操作コンソールは,以下の要件を満たすこと. 装仕 4 - 15 4-1-1 撮像と読影及び画像処理の並行処理が行えること. 4-1-2 操作コンソールモニタは,24インチ以上のLCDモニターであり,表示マトリクスが1920×1200以上で,オート ビュー機能により画面を切り替えても常に撮像中の画像が表示される機能を有すること. 4-1-3 最大値投影法(以下「MIP」)・最小値投影法(以下「MinIP」)・多断面再構成(以下「MPR」)処理・表面再構成 法(以下「SSD」)処理が撮像と並行して操作コンソール上で行えること. 4-1-4 操作コンソール上で,SSDがカラーにて処理が可能であること. 4-1-5 操作コンソール上で,カーブドリフォメーションが可能であること. 4-1-6 MIP画像作成において,3次元画像上及び2次元画像上にてマウスを長押しすることで,2種類のリージョン グローイング法にて太い血管,微細血管を各々選択的に自動抽出する機能を有すること. 4-1-7 別々に撮像された連続部位画像をつなぎ合わせる機能を有すること.また,重ね合わせ後に全体のウィン ドウ調整,白黒反転,回転の基本画像処理が行え,フイルミングが行えること. 4-1-8 流速測定シーケンスから,流速解析(1回拍出量,順行流量,逆行流量,逆流率,平均流量,移動距離,平 均速度)が可能であること. 4-1-9 ADC (apparent diffusion coefficient),eADC,FA (fractional anisotropy),ファイバートラクトグラフィーの描 出機能を有すること.また,ファイバートラクトグラフィーで歪み補正機能を有すること. 4-1-10 Multi b-valueで撮像した拡散強調画像のADC,eADCの画像処理がカラーで作成可能であること. 4-1-11 造影ダイナミックスキャンおよびT2*パーフュージョンのカラー解析機能を有し,カラーマッピングの解析 (rCBV,rCBF及びMTT画像およびグラフ作成)が可能な機能を有すること. 4-1-12 ファンクショナルカラー解析機能を有すること. 4-1-13 スペクトロスコピーカラー解析機能を有すること. 4-1-14 6point Dixon法を用いて,肝臓のファットフラクション解析およびR2*mapの作成が可能であること. 5 5-1 5-1-1 5-1-2 5-1-3 5-1-4 5-1-5 5-1-6 5-1-7 画像処理ワークステーション 画像処理ワークステーションは,以下の要件を満たすこと. 読影及び画像処理の並行処理が行えること. オペレーションシステム(OS)が,Linux方式であること. モニタサイズは,対角19インチ以上の液晶ディスプレイであること. ディスプレイ表示は60画像以上の分割表示が行えること. ウィンドウ調整,白黒反転,回転の基本画像処理が行え,DICOM 3. 0規格でフィルミングが行えること. MIP,MinIP,MPR処理,SSD処理,VR処理を行えること. MIP画像作成において,3次元画像上及び2次元画像上にてマウスを長押しすることで,2種類のリージョン グローイング法にて太い血管,微細血管を各々選択的に自動抽出する機能を有すること. 5-1-8 5-1-9 5-1-10 5-1-11 5-1-12 5-1-13 ターゲットMIPは,リアルタイムフリーハンドにて任意の領域設定が行えること. レーザーイメージャのフォーマットコントロールが行えること. 造影ダイナミックスキャンおよびT2*パーフュージョンのカラー解析機能を有すること. 心臓解析機能として,LV解析,遅延造影,心筋パフュージョン解析を有すること. 心筋解析において,自動で心機能解析セグメンテーションができること 流速測定シーケンスから,流速解析(1回拍出量,順行流量,逆行流量,逆流率,平均流量,移動距離,平 均速度)が可能であること. 5-1-14 5-1-15 5-1-16 5-1-17 冠動脈のボリュームレンダリングが可能であること. ファンクショナルカラー解析機能を有すること. スペクトロスコビーカラー解析機能を有すること. ADC (apparent diffusion coefficient),eADC,FA (fractional anisotropy),ファイバートラクトグラフィーの描 出機能を有すること.ファイバートラクトグラフィーで歪み補正機能を有すること. 5-1-18 5-1-19 5-1-20 5-1-21 5-1-22 5-1-23 Multi b-valueで撮像した拡散強調画像のADC,eADCの画像処理がカラーで作成可能であること. T2カラーマッブ機能を有すること. 非造影頭部PerfusionのカラーCBF mapの描出が可能であること. 造影剤を用いた撮像における濃度/時間曲線の描出が可能であること. CT,MRなど複数の異なるモダリティの画像を重ね合わせて観察できること. DICOM 3. 0のService Classのうち,Storage (send/receive),Basic Printをサポートしていること. 装仕 5 - 15 5-1-24 別々に撮像された連続部位画像を自動的につなぎ合わせる機能を有すること.また,重ね合わせ後に全体 のウィンドウ調整,白黒反転,回転の基本画像処理が行え,フィルミングが行えること. 6 6-1 6-1-1 6-1-2 6-1-3 6-1-4 6-1-5 6-1-6 6-1-7 6-1-8 6-1-9 6-1-10 撮像及び処理機能 撮像及び処理機能は,以下の要件を満たすこと. 撮像マトリックスは,画像補間をせずに最大1024×1024マトリックスまで行えること. 最小撮像視野は,10mm以下であること. 最大撮像視野は,X/Y/Z 3軸各々の方向に50cm以上であること. 最小スライス厚は2D時に0. 2mm以下,3D時に0. 1mm以下であること 3D撮像の最短TEは128×128マトリクスで0.2msec以下,256×256マトリックスで0.2msec以下であること. 3D撮像の最短TRは128×128マトリクスで0.7msec以下,256×256マトリクスで0.9msec以下であること. 周波数選択式の脂肪抑制法を有すること. 周波数選択でアディアバティック型脂肪抑制パルスが併用可能な,脂肪抑制法が出来ること. グラジエントエコー法にDIXON法が併用可能であること. 2ポイントDixon法を用い(2つのTEから),Inphase,OutofPhase,Water,Fatの4つの画像を同時に再構成でき, Region Growing法によるフィールドマップを用いた磁場不均一の補正を行うことが可能であること. 6-1-11 3ポイントDixon法を用い(3つのTEから),Inphase,OutofPhase,Water,Fatの4つの画像を同時に再構成でき, Region Growing法によるフィールドマップを用いた磁場不均一の補正を行うことが可能な高速SE法および GRE法の撮像が可能であること. 6-1-12 6point Dixon法を用いて,肝臓のファットフラクション解析およびR2*mapの作成のための撮像が可能である こと. 6-1-13 水選択励起法を有すること. 6-1-14 造影剤を用いた撮像における濃度/時間曲線の画像解析がオペレータコンソール上で行え,DICOM形式に て送信できること. 6-1-15 6-1-16 6-1-17 6-1-18 Magnetization Transfer Contrast (MTC)ブリパルスを行えること. 2D及び3D画像にアノテーションを入力後,DICMO画像として認識,保存,送信等の画像処理が行えること. DICOM 画像出力,保存,送信等の画像処理が行え,Viewer付出力,匿名化機能を持ち合わせていること. 撮影位置(腹臥位,抑臥位,側臥位,head First及びFeet First)等,あらゆる体位・位置で撮影された画像と 他モダリティ(治療装置:治療計画装置:RTViewer)の位置情報の整合性が取れること. 6-2 超高速撮像法による撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 6-2-1 高速SE法及び256エコー以上のシングルショット高速スピンエコー法が行えること. 6-2-2 傾斜リフォーカスパルスおよび非スライス選択グラジエントを付加した3D高速スピンエコー法(T1強調画像, T2強調画像,FLAIR画像,DoubleIR法)が可能であり,3種類以上のModulated FlipAngle法を部位により選 択可能であること. 6-2-3 心電図同期,脈波同期,呼吸同期,ナビゲーターエコーによる横隔膜同期が行えること.また,ナビゲー ターエコーによる横隔膜同期では,局所励起法やT1強調型のグラジエントエコー法及びDIXON法を併用可 能なグラジエントエコー法にて使用可能であること. 6-2-4 マルチエコー型3DGRE法にて磁化率強調画像の撮像が可能であり,位相画像も同時に再構成可能である こと. 6-2-5 3Dグラジエントエコー法によるダイナミック3D撮像が可能であること 6-2-6 造影ダイナミック検査において関心領域への造影剤到達を自動検知し,自動的にスキャンが開始可能であ ること. 6-2-7 造影ダイナミック検査において撮像インターバルを任意に設定でき,かつ各撮像毎にオートボイスのOn/Off 設定の併用ができ,オートボイスでは録音機能があること. 6-2-8 2point Dixon法とView sharingを応用し,またk-space充填法にPseudo Random Cartesian trajectoryを採用 することによりダイナミックスキャンの高速化,高分解能化を両立させた撮像が可能であること. 6-2-9 両側乳房にそれぞれにターゲットシミングを設定し,パラレルイメージングを併用した両側乳房同時ダイナ ミック3D撮像が可能であり,自動サブトラクションにて画像を再構成可能であること. 6-2-10 2種類以上のパラレルイメージングが可能であり,別撮像が不要なセルフキャリブレーションを併用できる手 法を有していること. 装仕 6 - 15 6-2-11 定常状態シーケンスにて,FID,SE,STEを同時に収集する手法が2Dおよび3Dで行えること. 6-2-12 フェイズサイクリングを併用した撮像が可能であり,また定常状態前の遷移状態での信号も取得し,Kス ペースを扇状にセグメントしてデータ取得可能であること. 6-2-13 κスペースを4分割し,エリプティカルセントリックビューオーダー法を用いて時間分解能を向上させた造影 4Dイメージング撮像ができること. 6-3 6-3-1 6-3-2 6-3-3 6-3-4 非造影MRアンギオグラフィによる撮像機能は,以下の要件を満たすこと . 2D.3DT0F法及び2D・3DPC法を用いたMRアンギオグラフイが行えること. 3DTOFはスライス方向のゼロ補間機能が2倍および4倍の設定が可能であること. 3次元マルチスラブ法が行えること. 心電同期併用の3D高速SE法にて,拡張期と収縮期のデータから動脈像を描出できる撮像が可能であるこ と. 6-3-5 心電同期を併用したBlack Blood法が行えること. 6-3-6 3Dステディステート型の高速GRE法にてノンセレクティブIRパルスを併用した体幹部非造影MRAが可能であ る機能を有すること. 6-4 6-4-1 6-4-2 6-4-3 6-4-4 心臓撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 心筋シネ撮像をレトロスペクテイブに行うことができること. 心筋Perfusion撮像が行えること. タギング撮像により心筋の動態観察が行えること. 遅延造影撮像の際, null pointによらず負の値まで考慮したinversion recovery法(PSIR法)と複数のTlの画 像を1度の息止めで撮像できる方法(look locker法)を有すること. 6-4-5 非造影による3D冠状動脈撮像が行えること. 6-5 6-5-1 6-5-2 6-5-3 EPI法による撮像機能は,以下の要件を満たすこと. シングルショットEPI及びマルチショットEPIが可能であること. EPI法にて肝臓の硬さからエラストグラムを計測可能なMRエラストグラフィーの機能を有すること. パフュージョン画像からTTP (Time To Peak),rMTT,rCBV等の解析およびAIFを用いた定量解析が操作コン ソール上で行えること. 6-5-4 拡散強調画像(ディフュージョン・イメージング)をシングルショットEPI法にて撮像できる こと. 6-5-5 2アンプ4ポイントのRF送信より,2D RF Excitationをベースとする局所選択励起法を用いて,短冊状に励起 をすることが可能で,小さなFOVにおいて高分解能な拡散強調画像,ディフュージョンテンソル画像が撮像 可能であること. 6-5-6 6-5-7 6-5-8 6-5-9 6-5-10 拡散強調画像のb-valueは最大10,000s/mm2以上まで設定できること. Multi-b valueの設定を40以上行え,それぞれのb値の積算が任意に設定可能であること. 3軸同時印可が可能であり,また3軸同時印可にて4方向への軸への印可が可能であること. 拡散強調画像を使ったADCマップおよびeADCマップの作成は撮像前の設定にて自動で作成できること. 150軸以上にてディフュージョンテンソル画像(DTI)を撮像し,Fractional Anisotropy (FA) mapの表示ができ ること. 6-5-11 脳機能画像(BOLDイメージング)をシングルショットEPI法にて撮像可能であるこ と. 6-6 6-6-1 6-6-2 6-6-3 プロトンMRS撮像機能は,以下の要件を満たすこと. プロトンMRSが行え,シングルボクセル及びCSI (2D,3D)が行えること. PRESS法及びSTEAM法が使用可能であること 乳房検査においてプロトンのスペクトロスコピーが可能で,アベレージTE法を用いて,その際のCholineの ピークを自動検出表示が可能な機能を有すること. 6-7 非造影パフュージョン撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 6-7-1 非造影パフュージョンであるArterial Spin Labeling法(ASL)を有すること. 6-7-2 3D FSE法を用いた全脳の非造影脳潅流画像が可能であり,本体コンソール上でカラーのCBF map作成が 可能であること. 6-7-3 ラベリングのパルスをcontinius typeによる照射が可能であり,k-Spaceでの収集方法がSpiral型により高速 収集可能であること. 装仕 7 - 15 6-8 アーチファクト抑制のための撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 6-8-1 高速SE法において被検者の動き(回転,並進など)による画質劣化を抑制するために,k空間をBLADEの回 転により充填する体動補正が可能であり,部位,断面の方向によらず撮像可能であること. 6-8-2 κスペースを複数のラインを埋めてラジアル状に収集する方法にて,歪み補正が可能で拡散強調画像の 撮像が可能であること. 6-8-3 頭部3D FSE撮像において,2Dスパイラル法を応用したリアルタイムナビゲータを用いることで,被写体の3 次元的な回転・並進運動をプロスペクティブに補正可能な機能を有すること. 6-8-4 マルチスペクトラルRFによる励起・画像合成,および3D VAT(View Angle Tilting)法を用いて,金属アーチ ファクトを3次元で補正した3D FSE法が可能であること. 6-9 6-9-1 6-9-2 6-9-3 6-9-4 撮像支援機能は,以下の要件を満たすこと. 撮像の位置決めは,同時に同サイズ3方向以上の画像が連動して,任意のスライス位置決めが行えるこ と. 頭部撮像において,撮像断面の自動位置決め機能を有すること. 脊椎撮像において,撮像範囲を設定すると,自動的に最適なコイルの組合せが行えること. 膝関節撮像において,撮像断面のFOV,位相方向FOV,スライス厚,スペーシングの各設定に加え,SAT, ShimVolumeのコピーの設定が自動で行えること. 6-9-5 リコンストラクションされた画像は自動的に表示される機能を有し,スクロールバーの移動によって,過去に 撮像された画像をシリーズをまたいで確認することができること. 7 7-1 7-1-1 7-1-2 7-1-3 7-1-4 7-1-5 7-1-6 周辺機器 周辺機器については,以下の要件を満たすこと. MRI対応のオーディオシステムを1式有すること. MRI対応のfMRI対応可能なヘッドホンを1式有すること. MRI対応のインジェクターを1式有すること. MRI対応のパルスオキシメーターを1式有すること. MRI対応の踏み台を1式有すること. 製品紹介用のパネルを1式有すること. (性能,機能以外の要件) 8 搬入・設置条件及び調整等に関すること 8-1 搬入・設置条件及び調整等については,以下の要件を満たすこと. 8-1-1 設置場所は,導入病院が指定した場所に設置し,平成27年12月末日までに,引き渡し完了すること.ただし 変更のある場合には別途,病院と協議の上引き渡し日を決定すること. 8-1-2 調達物品の搬入および仕様を満たした据付,配線,調整等の工事について業者の負担にて行うこと. 8-1-3 機械および周辺装置の配線等は,導入病院の関係者と十分協議したうえで施工すること. 9 サービス体制・保守体制・定期点検に関すること 9-1 サービス体制・保守体制・定期点検については,以下の要件を満たすこと. 9-1-1 調達物品の故障,不具合に対して,保守等に関する契約を締結するか否かに関わらず夜間および祝祭日 でも修理等の対応,連絡体制が整備されていること.故障時の電話対応及び,技術員の派遣については平 日及び土日祝日,24時間対応すること. 9-1-2 調達物品は,納入後においても稼働に必要な消耗品および故障時に対する交換部品の安定供給が確保さ れていること. 9-1-3 納入期より1年間は,保障,保守の対応及び,定期的に点検,調整を無償で行うこと. 9-1-4 納入業者の負担により電話回線を設置し,電話回線を使用したオンラインでの保守管理体制が24時間出 来るリモートメンテナンス体制とすること.また,リモートでマグネットの稼働状況を24時間監視できる体制を 提供すること. 装仕 8 - 15 9-1-5 オンラインメンテナンス回線を利用し,病院のMRI操作画面とカスタマーコールセンターのアプリケーション 担当者が画面共有を行い,リモートで操作説明が行える遠隔サポートサービスを提供すること.また,保守 契約を締結した場合は,この遠隔サポートサービスが含まれること. 10 10-1 10-1-1 10-1-2 その他 その他については,以下の要件を満たすこと. ZIO及びVINCENTとの接続をさせること. 本装置導入後の設置装置取扱いに関し,装置メーカーによる教育訓練施設にて,当院の医師及び放射線 技師向けにそれぞれ1名以上に対してに教育訓練を行うこと. 10-1-3 電子媒体での日本語操作マニュアルを1式用意すること. 10-1-4 本仕様書に記載された引き渡し日までに総合的に見て本仕様書と同類のパッケージで追加機能を含む製 品が市販された場合には,当該追加機能を含めても製品の価格と同額相当と認められることを条件とし て,当該製品を納入すること. 10-1-5 非磁性体MRI検査室内対応清掃道具(モップ等)一式を用意すること. 10-1-6 詳細な内容及び本仕様書に記載していない内容については,病院担当者の指示によること. 装仕 9 - 15 Ⅲ-B 1.5T 磁気共鳴画像診断装置システム 調達物品の備えるべき技術的要件 〔性能・機能に関する要求要件〕 1 ガントリ・マグネットシステム 1-1 ガントリ・マグネットシステムは,以下の要件を満たすこと. 1-1-1 マグネット形式は,超伝導方式で静磁場強度が1.5T (テスラ)以上であること. 1-1-2 磁場の均一度を向上させるシム機能及び患者毎の自動シム機能を有すること. 1-1-3 各撮像ごとに周波数シフトを補正する機能を有すること. 1-1-4 静磁場の安定度は,0.1ppm/h未満であること. 1-1-5 静磁場の均一度は,VRMS測定法における40cm球状領域での標準値(Typical)が0.5ppm以下,30cm球状 領域での標準値(Typical)が0.11ppm以下であること. 1-1-6 液体へリウムの消費は,通常稼働時にゼロボイルオフであること. 1-1-7 液体ヘリウムの圧力,レベルを24時間モニターし,異常値はサービスセンターに自動通報可能な機能を有 すること. 1-1-8 ボア内径は直径70cm以上のワイドボアであること. 1-1-9 スキャンルーム内の酸素濃度をモニタリングする酸素濃度計を有し,操作室で酸素濃度をモニタリングする 機能を有すること. 1-1-10 1-1-11 1-1-12 1-1-13 1-1-14 1-1-15 1-1-16 1-1-17 1-2 1-2-1 1-2-2 1-2-3 患者の状態を確認するため,監視カメラ及び表示用カラーモニタを有すること. 患者との相互コミュニケーションを行うため,エマージェンシーコール機能を有すること . 患者の快適性を確保するためガントリ内照明・送風機能があり調整できること. 患者対話用インターホンを有すること. 緊急時に安全かつ迅速に主磁場を落とす機能を有すること. 漏洩磁場の5ガウスラインは2.5m×4.0m以下であること. へリウム充填時のマグネット重量は3.7t以下であること. ガントリー前面にモニターを有し,心電,呼吸波計表示,スキャン時間,テーブル位置,コイルコネクト状況 が表示可能で,アクセスが容易なように左右に角度が変えられるよう調整可能であること. 傾斜磁場システムは,以下の要件を満たすこと. 最大傾斜磁場強度は,X/Y/Z 3軸各々で44mT/m以上であること. 最大傾斜磁場強度使用時の最大スリューレイトは,3軸各々で200T/m/s以上であること. 傾斜磁場部は,3軸に独立した傾斜磁場電源を有し,傾斜磁場アンプ部分,傾斜磁場コイル部分に水冷技 術を有していること. 1-2-4 最大傾斜磁場への立ち上がり時間は,0.22msec以下であること. 1-2-5 傾斜磁場をコントロールした静音機能が可能であること. 1-2-6 3Dラジアル法をベースとしたデータ収集法とRFの高速スイッチング技術により, MR検査室環境音に対し て+3dB以下の騒音しか発生させない撮像法を有すること. 1-2-7 拡散強調画像(Diffusion)がMR検査室環境音に対して+11dB以下の騒音しか発生させない撮像法を有する こと. 1-3 1-3-1 1-3-2 1-3-3 RFシステムは,以下の要件を満たすこと. RF調整は自動チューニングが可能であること. 送信・受信ゲインなどの調整や中心周波数などの数値を手動でのマニュアルにて調整可能であること. データ受信機構において,コイルで得られたアナログ信号は,ガントリ部でデジタル信号に変換さ れている こと. 1-3-5 最大受信チャンネル数は32以上であること. 1-4 1-4-1 1-4-2 1-4-3 1-4-4 RFコイルは,以下の要件を満たすこと. QD方式の送受信型頭部用コイルを有すること. 19素子以上の頭頚部用コイルを有すること. 頭頚部用コイルをチルト(傾斜)する機能を有すること. 40素子以上のテーブル内蔵型の全脊椎用コイルを有すること. 装仕 10 - 15 1-4-5 パラレルイメージング法対応で32素子以上にて受信可能な腹部用コイルを有すること. また,一度の撮像 で50cm以上の撮像領域を有すること. 1-4-6 1-4-7 1-4-8 1-4-9 1-4-10 1-4-11 1-4-12 1-4-13 1-4-5とは別に,パラレルイメージング法対応で32素子以上にて受信可能な心臓用コイルを有すること. 8素子以上の乳房用コイルを有すること. 乳房用コイルは,MRガイド下バイオプシー対応のグリッドを装備されていること. 一体型のコイルにて,90cm以上の下肢全体を網羅する36素子以上のフェイズドアレイコイルを有すること. 16素子以上の肘関節撮像が可能なFlexコイルを有すること. 16素子以上の手関節用Flexコイルを有すること. 16素子以上の足関節,足部が撮像可能なFlexコイルを有すること. コイル収納用のコイル棚を有すること. 2 患者寝台 2-1 患者寝台は,以下の要件を満たすこと. 2-1-1 患者テーブルペダル一踏みでガントリー本体と脱着可能なモービル型テーブルであり,患者テーブル内に 脊椎コイルが内蔵されていること. 2-1-2 2-1-3 2-1-4 2-1-5 2-1-6 2-1-7 2-1-8 2-1-9 2-1-10 患者テーブルの最大耐荷重は220kg以上あり,テーブル上下動及び水平移動が行えること. テーブルの上下動はフットペダル(電動式)で可能であること. テーブルを外した状態で上下動が可能であること. 検査スループット向上のため,ランドマーク(零点決定)がテーブル脇のタッチセンサーにて可能であること. 患者寝台のテーブルの水平移動は180mm/s以上で移動できること. 患者テーブルの水平位置精度は±0.5m以下であること. 緊急時において手動で移動できること. 緊急時の対応のため,点滴支持棒が,患者寝台に収納でき,左右取り付け可能であること. 被検者テーブル出し入れ時及び検査中の安全性を考慮し,受信コイルの接続口が被検者テーブル上にあ ること. 2-1-11 ガントリー側にもコイルコネクターが装備されていること. 2-1-12 患者落下防止および注射用の折りたたみ式サイドテーブルを寝台両側に有していること. 3 3-1 3-1-1 3-1-2 3-1-3 3-1-4 3-1-5 3-1-6 制御システム システムは,以下の要件を満たすこと. メインコンピュータはクロック周波数3.6GHz以上であること. オペレーションシステム(OS)は,Linux方式であること. 900GB以上の容量を有し,256×256マトリクスで400,000画像以上保管する機能を有すること. イメージプロセッサは,主記憶容量が96GB以上であること. 画像計算時間(256×256マトリックス)は,1秒間に55,000枚以上であること. 外部画像記憶装置として,DVDやCD-RにDICOMデータで保存でき,またAVIやJPEG等にも保存できるこ と. 4 4-1 4-1-1 4-1-2 操作コンソール 操作コンソールは,以下の要件を満たすこと. 撮像と読影及び画像処理の並行処理が行えること. 操作コンソールモニタは,24インチ以上のLCDモニターであり,表示マトリクスが1920×1200以上で,オート ビュー機能により画面を切り替えても常に撮像中の画像が表示される機能を有すること. 4-1-3 最大値投影法(以下「MIP」)・最小値投影法(以下「MinIP」)・多断面再構成(以下「MPR」)処理・表面再構成 法(以下「SSD」)処理が撮像と並行して操作コンソール上で行えること. 4-1-4 操作コンソール上で,SSDがカラーにて処理が可能であること. 4-1-5 操作コンソール上で,カーブドリフォメーションが可能であること. 4-1-6 MIP画像作成において,3次元画像上及び2次元画像上にてマウスを長押しすることで,2種類のリージョン グローイング法にて太い血管,微細血管を各々選択的に自動抽出する機能を有すること. 装仕 11 - 15 4-1-7 別々に撮像された連続部位画像をつなぎ合わせる機能を有すること.また,重ね合わせ後に全体のウィン ドウ調整,白黒反転,回転の基本画像処理が行え,フイルミングが行えること. 4-1-8 流速測定シーケンスから,流速解析(1回拍出量,順行流量,逆行流量,逆流率,平均流量,移動距離,平 均速度)が可能であること. 4-1-9 ADC (apparent diffusion coefficient),eADC,FA (fractional anisotropy),ファイバートラクトグラフィーの描 出機能を有すること.また,ファイバートラクトグラフィーで歪み補正機能を有すること. 4-1-10 Multi b-valueで撮像した拡散強調画像のADC,eADCの画像処理がカラーで作成可能であること. 4-1-11 造影ダイナミックスキャンおよびT2*パーフュージョンのカラー解析機能を有し,カラーマッピングの解析 (rCBV,rCBF及びMTT画像およびグラフ作成)が可能な機能を有すること. 4-1-12 ファンクショナルカラー解析機能を有すること. 4-1-13 スペクトロスコピーカラー解析機能を有すること. 4-1-14 6point Dixon法を用いて,肝臓のファットフラクション解析およびR2*mapの作成が可能であること. 5 5-1 5-1-1 5-1-2 5-1-3 5-1-4 5-1-5 5-1-6 5-1-7 5-1-8 5-1-9 5-1-10 撮像及び処理機能 撮像及び処理機能は,以下の要件を満たすこと. 撮像マトリックスは,画像補間をせずに最大1024×1024マトリックスまで行えること. 最小撮像視野は,10mm以下であること. 最大撮像視野は,X/Y/Z 3軸各々の方向に50cm以上であること. 最小スライス厚は2D時に0. 3mm以下,3D時に0. 1mm以下であること 3D撮像の最短TEは128×128マトリクスで0.2msec以下,256×256マトリックスで0.2msec以下であること. 3D撮像の最短TRは128×128マトリクスで0.7msec以下,256×256マトリクスで0.9msec以下であること. 周波数選択式の脂肪抑制法を有すること. 周波数選択でアディアバティック型脂肪抑制パルスが併用可能な,脂肪抑制法が出来ること. グラジエントエコー法にDIXON法が併用可能であること. 2ポイントDixon法を用い(2つのTEから),Inphase,OutofPhase,Water,Fatの4つの画像を同時に再構成でき, Region Growing法によるフィールドマップを用いた磁場不均一の補正を行うことが可能であること. 5-1-11 3ポイントDixon法を用い(3つのTEから),Inphase,OutofPhase,Water,Fatの4つの画像を同時に再構成でき, Region Growing法によるフィールドマップを用いた磁場不均一の補正を行うことが可能な高速SE法および GRE法の撮像が可能であること. 5-1-12 6point Dixon法を用いて,肝臓のファットフラクション解析およびR2*mapの作成のための撮像が可能である こと. 5-1-13 水選択励起法を有すること. 5-1-14 造影剤を用いた撮像における濃度/時間曲線の画像解析がオペレータコンソール上で行え,DICOM形式に て送信できること. 5-1-15 5-1-16 5-1-17 5-1-18 Magnetization Transfer Contrast (MTC)ブリパルスを行えること. 2D及び3D画像にアノテーションを入力後,DICMO画像として認識,保存,送信等の画像処理が行えること. DICOM 画像出力,保存,送信等の画像処理が行え,Viewer付出力,匿名化機能を持ち合わせていること. 撮影位置(腹臥位,抑臥位,側臥位,head First及びFeet First)等,あらゆる体位・位置で撮影された画像と 他モダリティ(治療装置:治療計画装置:RTViewer)の位置情報の整合性が取れること. 5-2 超高速撮像法による撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 5-2-1 高速SE法及び256エコー以上のシングルショット高速スピンエコー法が行えること. 5-2-2 傾斜リフォーカスパルスおよび非スライス選択グラジエントを付加した3D高速スピンエコー法(T1強調画像, T2強調画像,FLAIR画像,DoubleIR法)が可能であり,3種類以上のModulated FlipAngle法を部位により選 択可能であること. 5-2-3 心電図同期,脈波同期,呼吸同期,ナビゲーターエコーによる横隔膜同期が行えること.また,ナビゲー ターエコーによる横隔膜同期では,局所励起法やT1強調型のグラジエントエコー法及びDIXON法を併用可 能なグラジエントエコー法にて使用可能であること. 5-2-4 マルチエコー型3DGRE法にて磁化率強調画像の撮像が可能であり,位相画像も同時に再構成可能である こと. 5-2-5 3Dグラジエントエコー法によるダイナミック3D撮像が可能であること 装仕 12 - 15 5-2-6 造影ダイナミック検査において関心領域への造影剤到達を自動検知し,自動的にスキャンが開始可能であ ること. 5-2-7 造影ダイナミック検査において撮像インターバルを任意に設定でき,かつ各撮像毎にオートボイスのOn/Off 設定の併用ができ,オートボイスでは録音機能があること. 5-2-8 2point Dixon法とView sharingを応用し,またk-space充填法にPseudo Random Cartesian trajectoryを採用 することによりダイナミックスキャンの高速化,高分解能化を両立させた撮像が可能であること. 5-2-9 両側乳房にそれぞれにターゲットシミングを設定し,パラレルイメージングを併用した両側乳房同時ダイナ ミック3D撮像が可能であり,自動サブトラクションにて画像を再構成可能であること. 5-2-10 2種類以上のパラレルイメージングが可能であり,別撮像が不要なセルフキャリブレーションを併用できる手 法を有していること. 5-2-11 定常状態シーケンスにて,FID,SE,STEを同時に収集する手法が2Dおよび3Dで行えること. 5-2-12 フェイズサイクリングを併用した撮像が可能であり,また定常状態前の遷移状態での信号も取得し,Kス ペースを扇状にセグメントしてデータ取得可能であること. 5-2-13 κスペースを4分割し,エリプティカルセントリックビューオーダー法を用いて時間分解能を向上させた造影 4Dイメージング撮像ができること. 5-3 5-3-1 5-3-2 5-3-3 5-3-4 非造影MRアンギオグラフィによる撮像機能は,以下の要件を満たすこと . 2D.3DT0F法及び2D・3DPC法を用いたMRアンギオグラフイが行えること. 3DTOFはスライス方向のゼロ補間機能が2倍および4倍の設定が可能であること. 3次元マルチスラブ法が行えること. 心電同期併用の3D高速SE法にて,拡張期と収縮期のデータから動脈像を描出できる撮像が可能であるこ と. 5-3-5 心電同期を併用したBlack Blood法が行えること. 5-3-6 3Dステディステート型の高速GRE法にてノンセレクティブIRパルスを併用した体幹部非造影MRAが可能であ る機能を有すること. 5-4 5-4-1 5-4-2 5-4-3 5-4-4 心臓撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 心筋シネ撮像をレトロスペクテイブに行うことができること. 心筋Perfusion撮像が行えること. タギング撮像により心筋の動態観察が行えること. 遅延造影撮像の際, null pointによらず負の値まで考慮したinversion recovery法(PSIR法)と複数のTlの画 像を1度の息止めで撮像できる方法(look locker法)を有すること. 5-4-5 非造影による3D冠状動脈撮像が行えること. 5-5 EPI法による撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 5-5-1 シングルショットEPI及びマルチショットEPIが可能であること. 5-5-2 パフュージョン画像からTTP (Time To Peak),rMTT,rCBV等の解析およびAIFを用いた定量解析が操作コン ソール上で行えること. 5-5-3 拡散強調画像(ディフュージョン・イメージング)をシングルショットEPI法にて撮像できる こと. 5-5-4 2D RF Excitationをベースとする局所選択励起法を用いて,短冊状に励起をすることが可能で,小さなFOV において高分解能な拡散強調画像,ディフュージョンテンソル画像が撮像可能であること. 5-5-5 5-5-6 5-5-7 5-5-8 5-5-9 拡散強調画像のb-valueは最大10,000s/mm2以上まで設定できること. Multi-b valueの設定を40以上行え,それぞれのb値の積算が任意に設定可能であること. 3軸同時印可が可能であり,また3軸同時印可にて4方向への軸への印可が可能であること. 拡散強調画像を使ったADCマップおよびeADCマップの作成は撮像前の設定にて自動で作成できること. 150軸以上にてディフュージョンテンソル画像(DTI)を撮像し,Fractional Anisotropy (FA) mapの表示ができ ること. 5-5-10 脳機能画像(BOLDイメージング)をシングルショットEPI法にて撮像可能であるこ と. 5-6 プロトンMRS撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 5-6-1 プロトンMRSが行え,シングルボクセル及びCSI (2D,3D)が行えること. 5-6-2 PRESS法及びSTEAM法が使用可能であること 装仕 13 - 15 5-7 非造影パフュージョン撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 5-7-1 非造影パフュージョンであるArterial Spin Labeling法(ASL)を有すること. 5-7-2 3D FSE法を用いた全脳の非造影脳潅流画像が可能であり,本体コンソール上でカラーのCBF map作成が 可能であること. 5-7-3 ラベリングのパルスをcontinius typeによる照射が可能であり,k-Spaceでの収集方法がSpiral型により高速 収集可能であること. 5-8 アーチファクト抑制のための撮像機能は,以下の要件を満たすこと. 5-8-1 高速SE法において被検者の動き(回転,並進など)による画質劣化を抑制するために,k空間をBLADEの回 転により充填する体肋補正が可能であり,部位,断面の方向によらず撮像可能であること. 5-8-2 κスペースを複数のラインを埋めてラジアル状に収集する方法にて,歪み補正が可能で拡散強調画像の 撮像が可能であること. 5-8-3 頭部3D FSE撮像において,2Dスパイラル法を応用したリアルタイムナビゲータを用いることで,被写体の3 次元的な回転・並進運動をプロスペクティブに補正可能な機能を有すること. 5-8-4 マルチスペクトラルRFによる励起・画像合成,および3D VAT(View Angle Tilting)法を用いて,金属アーチ ファクトを3次元で補正した3D FSE法が可能であること. 5-9 5-9-1 5-9-2 5-9-3 5-9-4 撮像支援機能は,以下の要件を満たすこと. 撮像の位置決めは,同時に同サイズ3方向以上の画像が連動して,任意のスライス位置決めが行えるこ と. 頭部撮像において,撮像断面の自動位置決め機能を有すること. 脊椎撮像において,撮像範囲を設定すると,自動的に最適なコイルの組合せが行えること. 膝関節撮像において,撮像断面のFOV,位相方向FOV,スライス厚,スペーシングの各設定に加え,SAT, ShimVolumeのコピーの設定が自動で行えること. 5-9-5 リコンストラクションされた画像は自動的に表示される機能を有し,スクロールバーの移動によって,過去に 撮像された画像をシリーズをまたいで確認することができること. 6 6-1 6-1-1 6-1-2 6-1-3 6-1-4 6-1-5 6-1-6 周辺機器 周辺機器については,以下の要件を満たすこと. MRI対応のオーディオシステムを1式有すること. MRI対応のfMRI対応可能なヘッドホンを1式有すること. MRI対応のインジェクターを1式有すること. MRI対応のパルスオキシメーターを1式有すること. MRI対応の踏み台を1式有すること. 製品紹介用のパネルを1式有すること. (性能,機能以外の要件) 7 搬入・設置条件及び調整等に関すること 7-1 搬入・設置条件及び調整等については,以下の要件を満たすこと. 7-1-1 設置場所は,導入病院が指定した場所に設置し,平成28年3月末日までに,引き渡し完了すること.ただし 変更のある場合には別途,病院と協議の上引き渡し日を決定すること. 7-1-2 調達物品の搬入および仕様を満たした据付,配線,調整等の工事について業者の負担にて行うこと. 7-1-3 機械および周辺装置の配線等は,導入病院の関係者と十分協議したうえで施工すること. 8 サービス体制・保守体制・定期点検に関すること 8-1 サービス体制・保守体制・定期点検については,以下の要件を満たすこと. 8-1-1 調達物品の故障,不具合に対して,保守等に関する契約を締結するか否かに関わらず夜間および祝祭日 でも修理等の対応,連絡体制が整備されていること.故障時の電話対応及び,技術員の派遣については平 日及び土日祝日,24時間対応すること. 8-1-2 調達物品は,納入後においても稼働に必要な消耗品および故障時に対する交換部品の安定供給が確保さ れていること. 装仕 14 - 15 8-1-3 納入期より1年間は,保障,保守の対応及び,定期的に点検,調整を無償で行うこと. 8-1-4 納入業者の負担により電話回線を設置し,電話回線を使用したオンラインでの保守管理体制が24時間出 来るリモートメンテナンス体制とすること.また,リモートでマグネットの稼働状況を24時間監視できる体制を 提供すること. 8-1-5 オンラインメンテナンス回線を利用し,病院のMRI操作画面とカスタマーコールセンターのアプリケーション 担当者が画面共有を行い,リモートで操作説明が行える遠隔サポートサービスを提供すること.また,保守 契約を締結した場合は,この遠隔サポートサービスが含まれること. 9 9-1 9-1-1 9-1-2 その他 その他については,以下の要件を満たすこと. ZIO及びVINCENTとの接続をさせること. 本装置導入後の設置装置取扱いに関し,装置メーカーによる教育訓練施設にて,当院の医師及び放射線 技師向けにそれぞれ1名以上に対してに教育訓練を行うこと. 9-1-3 電子媒体での日本語操作マニュアルを1式用意すること. 9-1-4 非磁性体MRI検査室内対応清掃道具(モップ等)一式を用意すること. 9-1-5 詳細な内容及び本仕様書に記載していない内容については,病院担当者の指示によること. 装仕 15 - 15 一般競争入札参加資格確認申請書 平成 社会福祉法人 恩 賜 財 団 年 月 日 済生会支部 神奈川県済生会横浜市東部病院 病 院 長 三 角 隆 彦 様 住所(所在地) 氏名(法人名) 印 (代表者名) 入札担当者情報 部 署 名 氏 名 電話番号 ファクシミリ番号 E メールアドレス 下記の入札への参加のため,競争入札参加資格の確認を申請します. 事 業 名 称 入札案件名称 平成27年度 大型医療装置の整備 超伝導磁気共鳴画像診断装置システムの新設及び既存装置の更新に係 る装置の買入並びに設置・改修工事 <注意> 1.提出年月日は,必ず記入すること. 2.印は,外国人又は外国法人にあっては,代表者の署名をもって代えることができる. 3.用紙の大きさは,A 列 4(縦)とする. 一式 秘密保持に関する誓約書 平成 社会福祉法人 恩 賜 財 団 年 月 日 済生会支部 神奈川県済生会横浜市東部病院 病 院 長 三 角 隆 彦 様 住所(所在地) 氏名(法人名) 印 (代表者名) 電話番号 : ( ) - (以下,「当社」という.)は,社会福祉法人 恩賜 財団 済生会支部神奈川県済 生会横浜市東部病院における大型医療装置の整備に係る入札の検討(以下,「本件目的」という.) を行なうにあたり,貴院から当社に対して開示される機密情報(以下,「機密情報」という.)の取 扱いに関し,以下,記載条項のとおり誓約します. (機密情報の定義) 第1条 本件機密情報とは,本件目的の実施にあたって書面・口頭その他の開示の方法を問わず開 示される一切の情報をいいます.ただし,以下のいずれかに該当する情報については,こ の限りではありません. (1) 開示を受ける以前より,自ら保持し,又は第三者から入手していた情報. (2) 開示を受ける時点で既に公知であった情報,又はその後公知となった情報. (3) 守秘義務を負わない第三者から正当に入手した情報. (4) 当社が機密情報を利用せずに独自に開発した情報. (5) 貴院から書面により開示の承認を得た情報. (機密情報の取扱い期間) 第2条 本誓約書の有効期間は,貴院が存続する期間継続するものとします. (表明及び保証) 第3条 貴院が機密情報の内容の正確性,完全性及び最新性につき何らの表明及び保証(明示か黙 示を問わない.)を行なわないことを当社は了承します. 2 当社は,機密情報が不正確であった場合等においても,これについて貴院に対し損害賠償 の請求その他一切の異議を申し立てないものとします. (機密情報の取扱い) 第4条 当社は,機密情報について厳に機密を保持し,本件目的のみのために使用するものとし, 本誓約書において認められた場合を除き,第三者にこれを開示し,漏洩し,公表しません. 2 当社は,当社及びその関連会社の社内においても,本件目的達成のために関係する,必要 最小限の役員及び一部特定の従業員以外の役員及び一般従業員に対しては,一切情報を開 示せず,また情報の開示を受ける一部特定の従業員に対しても,在職中及び退職後におい ても機密を完全に厳守せしめ,かつ本件目的以外に使用させないよう万全の対策を講じま す. (機密情報取扱いの例外) 第5条 当社は,機密情報の開示の相手方として事前に貴院の書面による同意を得た者及び次に掲 げる者に対して,合理的に必要とされる範囲の情報を開示することができるものとします. (1) 顧問弁護士,会計監査人 (2) 機密の厳守及び本件目的以外の利用禁止を条件として,本件目的の実施に関し助 言を求める会計士,その他外部の専門家 (3) 裁判所又は行政庁から法令に基づき機密情報の開示にかかる命令を受けた場合に おける当該官公署 (4) 法令に基づき当社を監査する官公署又は団体からその監督の目的のために機密情 報の開示にかかる要請を受けた場合における当該官公署又は団体 (善管注意義務) 第6条 当社は,善良なる管理者の注意をもって,貴院又は貴院の指定する者より交付を受けた機 密情報に関する調査報告書,書面,図面,見本その他一切の資料を保管使用します. (利害関係人との接触の禁止) 第7条 当社は,貴院の事前の承認がない限り,本物件の使用者,占有者,賃貸借人,その他本件 目的と関係のある第三者と接触しないものとします. (機密情報の返還) 第8条 当社は,本件目的の実施が終了したとき又は貴院より請求を受けたときには,直ちに開示 された本物件に関する一切の機密情報を,貴院の指示に従い貴院に返還又は当社の責任に おいて破棄します. (損害賠償) 第9条 貴院は,当社が本誓約書に違反したことにより貴院が損害を受けた場合は,当社に損害賠 償を請求できるものとします. (準拠法及び管轄裁判所) 第 10 条 2 本契約は日本法を準拠法とし,本契約に係る問題は日本法に従って取扱うものとします. 当社は本誓約書に関し,争いが生じた場合は横浜地方裁判所を第一審の専属管轄裁判所 とすることに同意します. 以上
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