〇仕様書

仕
様
書
●調達物品の備えるべき技術的要件
(1)機能の仕様及び特質は、以下の要件を満たしていること。
1. 歯科用レントゲン装置は、以下の要件を満たすこと。
1-1 パノラマ X 線装置の基本性能については、以下の要件を満たすこと。
1-1.1 本体の寸法は、高さ 2300mm、幅 850mm(最大)、奥行き 1200mm(最大)以下のコンパクト設計で、座位
での撮影が可能であること。
1-1.2 回転本体部の昇降はモーター駆動昇降方式で、最低位が 850mm 以下、ストロークが 400mm 以上であ
ること。
1-1.3 高圧発生器は、人体透過率も高く先鋭な画像が得られるよう直流整流方式であること。
1-1.4 管電圧は、58~82kV の範囲内での設定が可能であること。
1-1.5 管電流は、2.0~10mA の範囲内での設定が可能であること。
1-1.6 標準パノラマ、小児パノラマ、TMJ2 分割及び3D撮影の 4 種類の撮影モードを有すること。
1-1.7 撮影時間は、パノラマ撮影が 16 秒以内、3D撮影が 25 秒以内であること。
1-1.8 撮影状態を、AUTO モードと MANUAL モードから選択でき、AUTO モードにおいては、患者の歯列サイズ
に合わせて、適切な管電圧・管電流及び撮影時間が自動的に設定されること。
1-1.9 撮影モードの設定は、操作パネルとレントゲンサーバー上のソフトウェアで設定できること。
1-1.10 位置付け用 3 方向レーザービームにより最適な撮影ポジションが素早く決められると共に、3 点ヘッ
ドサポートにより頭部をホールドし撮影中のブレを防ぎ、確実で失敗のない撮影が容易に行えるこ
と。
1-1.11 X線室外からの遠隔操作が行え、撮影中の危険を回避するために、スイッチを放すと撮影を停止す
ることができること。
1-1.12 レントゲンの受光部として C-MOSセンサーを使用していること。
1-1.13 パノラマレントゲンの回転体と連動し、撮影した映像を同時進行で端から次々に表示でき、瞬時に確
認ができること。
1-2 デンタル X 線装置の基本性能については、以下の要件を満たすこと
1-2.1 高圧発生器は、高周波インバータ方式であること。
1-2.2 管電圧は、60~70kV の範囲内での設定が可能であること。
1-2.3 管電流は、4.0mA/7mA で設定が可能であること。
1-2.4 撮影時間が 0.1~3.2 秒の範囲内での設定が可能であること。
1-2.5 大人/小児で切り替えが可能であること。
1-2.6 撮影部位に対してスイッチ選択により照射時間を変更することが可能であること。
1-2.7 X 線室外から遠隔操作が行え、撮影中の危険を回避するために、スイッチを話すと撮影を停止する
ことができること。
2.歯科用 IP スキャナ装置は、以下の要件を満たすこと。
2-1 歯科用 IP スキャナ装置の基本性能については、以下の要件を満たすこと。
2-1.1 IP(イメージング・プレート)の読取方式は、レーザー方式であること。
2-1.2 IP スキャナの重量は、8kg 以下であること。
2-1.3 口腔内標準 IP、口腔内小児用 IP、咬翼法 IP、咬合法 IP サイズが読み取れること。
2-1.4 読取開始後、自動的に読取処理と潜像消去処理を行う機能を有すること。
2-1.5 画像の実質解像度は、22LP/mm 以上であること。
2-1.6 IP の枚数は、標準型が 4 枚以上、小児型が 2 枚以上有すること。
2-1.7 IP の保護袋の枚数は、標準型が 300 枚、小児型が 100 枚以上有すること。
3.コンソールについては、以下の要件を満たすこと。
3-1 操作用コンソールは、以下の要件を満たすこと。
3-1.1 OS は、Microsoft 社製 Windows7日本語版相当以上の機能を有すること。
3-1.2 オーダー情報に含まれる歯式部位情報をマッピング用のテンプレートに取り込む機能を有すること。
3-1.3 患者情報(患者 ID、カナ氏名、生年月日)を手入力、及びレセプトコンピュータと連動できる機能を有
すること。
3-1.4 IP 方式画像読取装置から出力された口内法画像を取り込み、ドラッグアンドドロップでテンプレート
にマウントできる機能を有すること。
3-1.5 マウント用テンプレートは、10 枚法、14 法、個別、上下顎左右組の咬合法表示が行える機能を有す
ること。
3-1.6 DICOM 情報としての歯式部位は個別テンプレートを除き、自動的に入力する機能を有すること。また、
スロットごとにデフォルト値として任意の歯式部位情報をセットできる機能を有すること。
3-1.7 過去に取得した画像を、取得履歴としてリストから再呼び出しできる機能を有すること。
3-1.8 DICOM 送信のサービスクラスは、IO(Digital Intra-oral X-Ray Image)、DX(Digital X-Ray Image)
に対応できる機能を有すること。
3-2 クライアントコンソールは、以下の要件を満たすこと。
3-2.1 OS は、Microsoft 社製 Windows7日本語版相当以上の機能を有すること。
3-2.2 モニターを移動型アーム(市販品)に設置し、2台の診療台間を移動させて使えるようにすること。
3-2.3 クライアントコンソールでは、撮影及びIP読取以外操作用コンソールと同様の作業が行えるようにす
ること。
(2)性能、機能以外の要件については、以下の要件を満たしていること。
4.搬入、据付、配線、調達
4-1 指定する場所に既存デンタルX線装置の移設が可能であること。
4-2 パノラマX線装置およびデンタルX線装置が同時使用できない装置を設けること。
4-3 搬入、据付、調整等については診療業務に支障をきたさないよう行うこと。
4-4 X 線遮蔽計算書の作成が可能であること。
4-5 装置稼動に必要なネットワーク配線を行うこと。
4-6 放射線防護衣を用意すること。
5.保守体制、保証期間
4-7 障害支援体制・保守体制については、以下の要件を満たすこすこと。
4-7.1 障害発生時における現場での復旧作業は、通報を受けてから平日は 24 時間以内に初期対応し、そ
の後の対応においても迅速に対応できる体制を有すること。
4-7.2 コールセンターを設けており、電話での即時対応が可能な体制を整えていること。
4-7.3 納入後1年間は、通常の使用により故障した場合の無償保証に応じること。2~5年間は消耗品以
外の部品の無償保証に応じること。内容に関しては、保守契約書に記載すること。なお、技術料・出
張費はこの限りでない。
4-7.4 歯科用パノラマ X 線装置においては、C-MOSセンサー、基盤、管球などの部品供給が10年まで供
給が可能であること。