関心の高まりが期待されるCoCo債 ~日本でも大手銀行

楽読
(ラクヨミ)
2015年3月19日
Vol.940
関心の高まりが期待されるCoCo債
~日本でも大手銀行が発行開始~
これまで、欧州の銀行が中心となって発行が進んでいたCoCo債* ですが、日本においても、3月17日に、大手
銀行グループによって、国内初となるCoCo債の発行が発表されるなど、新たな国際資本規制(バーゼルⅢ)へ
の対応が拡がりつつあります。
CoCo債は、バーゼルⅢのもとで、自己資本への算入が認められている資本性証券のひとつです。国際的な
金融機関は、ROE(株主資本利益率)の低下を避けながら資本増強を行なうために、これまで、劣後債や優先
証券などの資本性証券を発行してきました。しかしながら、バーゼルⅡからバーゼルⅢへの移行に伴ない、
これまで自己資本への算入が認められてきた証券の多くは、自己資本への算入が認められなくなります。こうし
たことから、世界では欧州の大手金融機関を中心に、CoCo債の発行が進んでいる状況です。一方、需要面で
は、劣後債などと比べて利回り水準が高いことが投資家を惹きつける要因となり、CoCo債の市場は近年拡大
傾向となっています。そして、足元では、ECB(欧州中央銀行)による量的緩和を背景に長期金利が一段と
低下傾向となっており、投資家がより高い利回りを求める「サーチ・フォー・イールド」の動きの強まりとともに、
CoCo債の需要は一段と高まっているようです。
バーゼルⅢへの対応、そして、ROEを重視する海外投資家への対応が求められる中、日本の金融機関におい
ても今後、CoCo債を発行する動きは拡がると考えられます。超低金利環境で債券の運用が非常に難しくなって
いることもあり、機関投資家などを中心に利回りの高い証券への需要は高く、利回り面での魅力をもつCoCo債
は、発行体の信用力なども相まって、市場の注目を集めるとみられます。比較的新しいタイプの証券である
ものの、今回の日本の大手銀行グループによる発行をきっかけに、国内において認知度が高まるようであれば、
国内外問わずCoCo債への投資家の関心は高まると期待されます。
* CoCo債(Contingent Convertible Bonds)は、発行体である金融機関の自己資本比率があらかじめ定められた水準を下回った場合などにおいて、
元本の一部または全部が削減される、または、強制的に株式に転換されるなどの仕組みを持っています。こうした、商品の複雑性などから、CoCo債は、
同一発行体の普通社債や劣後債などと比べて利回り水準が高い傾向にあります。
(10億ユーロ)
150
CoCo債の市場規模**
主な資産の利回りと格付
(2015年2月末)
8%
6.4%
117.3
6.5%
6%
100
4 0%
4.0%
4%
2.3%
2%
50
41.6
1.0%
0%
世界国債
AA
0
13年12月末
15年2月末
** BofAメリルリンチ・コンティンジェント・キャピタル・インデックス
の時価総額を使用しています。
出所:BofA メリルリンチ
3.0%
投資適格
社債
A
(銀行セクター)
(銀行セクター)
CoCo債
ハイイールド
社債
A-
BBB
BB+
B+
期限付劣後債 永久劣後債
※上記格付は、いずれも、公表されているものを日興アセットマネジメントがS&Pの
格付表記に置き換えて掲載しています。なお、バークレイズの指数の格付は、
バークレイズが公表している指数の平均格付のうち高い方を掲載しています。
信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
世界国債:バークレイズ・世界国債インデックス、投資適格社債:バークレイズ・グローバル・アグリゲート・コーポレート・インデックス、期限付劣後債(銀行
セクター):バークレイズ・グローバル・キャピタル・セキュリティーズ・銀行セクター(Lower Tier2)インデックス、永久劣後債(銀行セクター):バークレイズ・
グローバル・キャピタル・セキュリティーズ・銀行セクター(Upper Tier2)インデックス、ハイイールド社債:BofAメリルリンチ・グローバル・ハイイールド・
インデックス、CoCo債:BofAメリルリンチ・コンティンジェント・キャピタル・インデックス
※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。
■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘
資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料
作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建
資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことが
あります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付
目論見書)をご覧ください。
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商品内容説明資料補完書面(投資信託)
リスクについて

投資信託、投資証券はその投資対象となっている株券、債券、投資信託、不動産、商品
等(以下、
『裏付け資産』
『※』といいます。
)の価格や評価額に連動して基準価格が変動
し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているものではな
く、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為替変動リ
スク等もあります。
 投資信託、投資証券は裏付け資産の発行者の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、
投資信託、投資証券の価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。
 投資信託等には、解約することができない一定の期間(クローズド期間)が定められて
いるものもありますのでご留意下さい。
※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である場
合には、その最終的な裏付け資産を含みます。
手数料等諸費用について
■ 申込時に直接ご負担いただく費用等
・申込手数料等
上限 3.78%(税込)
■ 換金時に直接ご負担いただく費用等
・換金(解約)手数料
販売時に手数料がかかり、売却時にも手数料がかかるもの
該当する投資信託はありません
販売時に手数料がかからず、売却時に手数料がかかるもの
上限 3.00%(税込)
・信託財産留保額
上限 0.5%
※外国投資信託の売買時、分配時、償還時の為替レートは、外国為替市場の動向をふまえ
て当社が決定いたします。
■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用等
・信託報酬
上限 3.30%(税込)程度
・その他の費用・手数料
監査費用、有価証券等の売買にかかる手数料等、その他のファンドの運営・管理に関
する費用・手数料等をご負担いただく場合がございますが、これらの費用・手数料等は、
事前に計算が出来ないため、その総額・計算方法を記載しておりません。
※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することはでき
ません。
投資信託に係るリスク、手数料等の詳細については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記
載されておりますのでご覧ください。
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商号等: 東海東京証券株式会社
金融商品取引業者
東海財務局長(金商)第 140 号
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一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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