1 学年チャレンジテスト 分析

1 学年チャレンジテスト 分析
★各先生方による分析
◎理解できていること ▼理解できていないこと
【国語】
◎全体平均としては、道内・十勝・帯広を上回っている。
◎「話すこと・聞くこと」領域の問題は比較的正答率が高く、相手にわかりやすく伝えるため
の語句の選択の力については定着している割合が高い。
◎漢字の読みについては正答率が高かった。
▼物語文における登場人物の心情理解把握の力が弱い。
▼記号選択問題に比べ、記述式問題の正答率が著しく低い。特に問三の五十字~六十字の記述については道
内・帯広等の平均と比べても低い。
【数学】
◎中学校から学習した基本的な計算 (括弧の計算・累乗 等)は特によくできている。
問13 16 17 19
▼文章問題になると、題意がつかめず間違う傾向がある。
▼問7の不等式で表す問題が著しく低いが、このテストをやる段階でまだ学習していなかったことが原因で
ある。
【社会】
◎緯度経度を見極める問題は非常に出来がよく、授業で重点的に学習した成果が出ている。
▼北方領土に関する問題の出来が悪く、特に問4に関しては北方領土の存在の把握ができていないとも見ら
れる結果のため問題があると感じている。
▼無回答率の高さが高く、回答への意欲が弱い点を改善する必要がある。
【理科】
◎溶解度に対する理解が定着し、思考することができている。
▼濃度計算が定着していない。
▼濃さについて、粒子のモデルで理解できているが、理由を記述することができていない。
★各先生方が考えた授業改善・工夫
【国語】
物語文における登場人物の心情把握について、描写に注目して、そこから理解する力を育てたい。また、記
述式問題に対しても向上を図りたい。
ポイント
①物語文授業において、描写に着目し、心情を理解していく学習課題の設定、発問の工夫。
②記述式問題の対策として、短作文等の課題を多く設定して、記述に慣れさせる。
【数学】
・各教科、1年生全体として、定着に時間がかかる。これから学習するにつれ計算が複雑になってくるので時
間をかけて繰り返し学習する必要がある。(授業初めに復習を兼ねた計算練習?)
・文章問題で題意を読み取ることに難があるので、1つ1つ題意を確認しながら丁寧に学習していくことが
必要である。
(考える時間の確保、ノートに考え方をまとめる?)
【社会】
・北方領土に関する問題では、中学校で本格的に学習するのが2年次であるため、それまでに授業である程
度触れる必要を感じた。
・社会科で学習する語句を覚えるだけではなく、語句の意味や用法などに触れて価値のある知識をつけてい
く必要がある。
【理科】
・濃度計算の解き直しと類似問題の再チャレンジ(ドリル学習)
・現象に対する理由を常に考えさせ、表現する力(口答、文章等)を要請する。