新学習指導要領 全面実施に向けた実践課題

教育課程研究集会資料
新学習指導要領
平成23年8月
新学習指導要領
全面実施に向けた実践課題
小学校 外国語活動の導入
(5, 6年生において週1時間)
中学校では?
中学校外国語科
高等学校 科目構成の変更
授業は英語で行うことを基本とする
徳島県立総合教育センター
全面実施に向けた外国語科の実践課題
4技能の総合的な育成を目標とすること
第9節 外国語 第1 目標
• 4技能の総合的な育成を目標とすること
• 小学校での外国語活動を踏まえた指導をす
ること
• 知識・技能の活用を図る言語活動を充実させ
ること
• 語彙の充実を図ること
中等教育資料 平成23年4月号より
現行学習指導要領
外国語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,積極的にコ
ミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,聞くことや話
すことなどの実践的コミュニケーション能力の基礎を養う。
新学習指導要領
外国語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,積極的にコ
ミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,聞くこと,話
すこと,読むこと,書くことなどのコミュニケーション能力の基礎
を養う。
1
4技能の総合的な育成を目標とすること
4技能の総合的な育成を目標とすること
小学校に外国語活動が導入され, 特に音声面を中心として
外国語を用いたコミュニケーション能力の素地が育成される
小学校に外国語活動が導入され, 特に音声面を中心として
外国語を用いたコミュニケーション能力の素地が育成される
中学校段階では, 「聞くこと」,「話すこと」に加え, 「読
むこと」,「書くこと」を明示することで, 小学校におけ
る外国語活動ではぐくまれた素地の上に, これらの
四つの技能を総合的に育成する
中学校段階では, 「聞くこと」,「話すこと」に加え, 「読
むこと」,「書くこと」を明示することで, 小学校におけ
る外国語活動ではぐくまれた素地の上に, これらの
4つの技能を総合的に育成する
学習指導要領解説 外国語編 P4より
学習指導要領解説 外国語編 P4より
小学校での外国語活動を踏まえた指導をすること
2 各言語の目標及び内容等
英語
1 目標
現行学習指導要領
(1) 英語を聞くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解
できるようにする。
(2) 英語で話すことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すこ
とができるようにする。
(3) 英語を読むことに慣れ親しみ,初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理解
できるようにする。
(4) 英語で書くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書くこと
ができるようにする。
新しい学習指導要領
(1) 初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解できるようにする。
(2) 初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すことができるようにする。
(3) 英語を読むことに慣れ親しみ,初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理解
できるようにする。
(4) 英語で書くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書くこと
ができるようにする。
小学校外国語活動
• 英語の授業ではない。
• 英語力の定着を大きな目標としていない。
• 指導計画の作成や授業の実施については、
学級担任の教師又は外国語活動を担当する
教師が行う。
• 外国語でのコミュニケーションを体験させる際
には、音声面を中心とする。
• 発音とつづりの関係については中学校で指
導する。
• 指導要録の評価は文章で記述する。
2
英語力の定着を大きな目標としていない。
知識・技能の活用を図る言語活動を
充実させること
「聞くこと」や「読むこと」を通じて得た知識等について,自らの体験
や考えなどと結び付けながら活用し,「話すこと」や「書くこと」を通じ
て発信することが可能となるよう,4技能を総合的に育成する指導を
充実する。
文法をコミュニケーションを支えるものとしてとらえ,文法指導を言語
活動と一体的に行うよう改善を図る。
でも、結果として、英語に慣れ親しんだ子
どもが中学校にやってくる。
授業時数を各学年105 時間から140 時間に増加させたことで,言語
活動の充実を通じて言語材料の定着を図るとともに,コミュニケー
ション能力の一層の育成を目指している。
新学習指導要領解説 外国語編 P3,P5より
中学校3年間の授業時数(各教科)
国語
社会
数学
理科
音楽
美術
保体
技術・家庭
外国語
11時間(4+4+3)
10時間(3+3+4)
11時間(4+3+4)
11時間(3+4+4)
3.3時間(1.3+1+1)
3.3時間(1.3+1+1)
9時間(3+3+3)
5時間(2+2+1)
12時間(4+4+4)
(2)言語材料の取り扱い
ア 3学年間を通じ指導に当たっては、次のような点に配慮する
ものとする。
(ア) 実際に言語を使用して互いの考えや気持ちを伝
え合うなどの活動を行うとともに、(3)に示す言語
材料について理解したり練習したりする活動を行う
ようにすること。
言語を使用する場面を強く指向するあまり、発音の基本、語句
や文の構造についての指導がなおざりにされることがあっては
ならない。また、これとは逆に、言語材料について理解したり練
習したりする活動に終始し、その結果、言語を使用する活動そ
のものが不十分になることのないように配慮する必要がある。
(学習指導要領解説 外国語編 P19,P20より)
3
語彙の充実を図ること
語彙の充実を図ること
今の中学1年生
コミュニケーションを内容的に充実したものとすること
ができるよう,指導すべき語数を充実する。
現行の教科書
新しい教科書
中学校学習指導要領解説 外国語編 P3 より
1年生
2年生
300語
600語
900語
+500語
+400語
800語
1200語
600語
900語
400語
3年生
今の中学2年生
現行の教科書
300語
+600語
新しい教科書
400語
800語
1200語
辞書指導について
辞書指導について
現行学習指導要領
現行学習指導要領
辞書の初歩的な使い方に慣れ、必要に応じて活用できるよう
にすること。
辞書の初歩的な使い方に慣れ、必要に応じて活用できるよう
にすること。
新学習指導要領
新学習指導要領
辞書の使い方に慣れ、活用できるようにすること。
辞書の使い方に慣れ、活用できるようにすること。
授業での自己表現活動を自発的に行ったり、家庭での教科書から離れた
英語学習などに持続的に取り組んだりする上で、辞書を活用できることは必要
不可欠である。
辞書の使い方に慣れさせるためには、生徒が適宜辞書を繰り返し使用し、
調べたい単語を辞書を使って自由に調べるということを普段から行わせる必要
がある。
なお、辞書指導に関しては、3学年間を通して適宜辞書を活用させることが大
切である。
(学習指導要領解説 外国語編 P49,P50より)
4
辞書指導について
全面実施に向けた外国語科の実践課題
現行学習指導要領
辞書の初歩的な使い方に慣れ、必要に応じて活用できるよう
にすること。
• 4技能の総合的な育成を目標とすること
• 小学校での外国語活動を踏まえた指導をす
ること
新学習指導要領
辞書の使い方に慣れ、活用できるようにすること。
授業での自己表現活動を自発的に行ったり、家庭での教科書から離れた
英語学習などに持続的に取り組んだりする上で、辞書を活用できることは必要
不可欠である。
辞書の使い方に慣れさせるためには、生徒が適宜辞書を繰り返し使用し、
調べたい単語を辞書を使って自由に調べるということを普段から行わせる必要
がある。
なお、辞書指導に関しては、3学年間を通して適宜辞書を活用させることが大
切である。
(学習指導要領解説 外国語編 P49,P50より)
• 知識・技能の活用を図る言語活動を充実させ
ること
• 語彙の充実を図ること
中等教育資料 平成23年4月号より
平成23年度中学校教育課程研究集会
新学習指導要領
全面実施に向けた実践課題
中学校外国語科
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