主体性を磨き上げよう!~企業へ届け

主体性を磨き上げよう!
〜企業へ届け、僕らの提案〜
金森史枝・澤井佑樹
水野竜太郎・峯田大暉
テーマ
2. 主体性について
1. 主体性ってそもそも何?
2. 主体性がなぜ重要なの?
3. 主体性向上への問題点
3. 前回の発表からの修正点
1.
1.
2.
3.
前回の問題点
改善すべき点
改良施策の考案
施策:訪問型課題解決プレゼン
1. 作業工程
2. 施策と主体性のつながり
3. 施策がもたらす更なる効果
4. 今後の展望
5. まとめ
6. 参考文献・引用
4.
2
テーマ
「主体性の向上に向けて」
<課題>
 新入社員の社会人基礎力の向上に向けた、
産学連携施策の考案
<テーマ選定理由>
 主体性を向上させることが、
社会人基礎力全体の向上に繋がると考えられる
3
4
行動(生存)するために必須の能力のことで
人間なら誰しもが持っているもの。
ところが近年、成熟した時代となり、画一的な
答えが求められるなど時代の変化と共に、主体
性を発揮する機会が減り、若者に主体性が乏し
いと言われるようになってきた。
これは若者に主体性が無いのではなく、今まで
の社会と比較して、主体性を発揮する機会に恵
まれないため、主体性の発揮の仕方や社会の
ルールを知らないことも原因の一つと考えた。
5

社会人基礎力(3つの能力/12の要素)
でも要素の1つとされている
前に踏み出す力(アクション)
・主体性
・働きかけ力
・実行力
考え抜く力(シンキング)
・課題発見力
・計画力
・想像力
チームで働く力(チームワーク)
・発信力
・傾聴力
・柔軟性
・状況把握力
・規律性
・ストレスコントロール力
6
 主体性の向上
⇒社会人基礎力全体のボトムアップに繋がる
具体的なイメージ図
主体性は
下記の3能力
を発揮し、
行動しようと
働きかける
7
7
Q.自分に不足していると思う能力は?(対学生)
学生に不足していると思う能力は?(対企業)
主
体
性
粘
り
強
さ
シコ
ョミ
ンュ
能ニ
力ケ
ー
企業側も主体性の重要性を意識している
⇒主体性向上が学生側に求められている
(経済産業省「大学生の『社会人観』の把握と『社会人基礎力』の認知度向上実証に関する調査」平成21年)
8
主体性を磨く経験の場が不足している。
主体性の必要性に気付いていない。
どのような「場」を創造すべきか?
9
9
 大学においてなぜこうした問題が発生するのか?
①
②
大学の講義は基本的に受動的であり、
主体性をあまり必要としない
そのため社会での必要性が分からず、
磨こうとする発想に至らない
 問題点を解消するには?
擬似的に社会を経験すること!!
→主体性向上の必要性を認識し、更に実際に向上させる
10
 前回の提案「提案型コンペティション」の
問題点
 多くの人的資源と時間がかかる
 学生の本分である専門が疎かになる
 企業が協力を行った際に得られる
費用対効果を明らかにできない
11
前回の提案施策を改善するための検討事項
 社会人基礎力の向上に寄与するもの
 学業との両立ができる範囲の考慮
 連携企業の対象
 企業にとっての費用対効果
12
検討による修正施策案
「企業への訪問型課題解決
プレゼンテーション」
概要
①実際の企業へ訪問
②企業と建設的な向上案を話し合い
その解決策・改善策を検討
③最終的にプレゼン発表による提案を行う
13
検討に対する解決策
 実施期間:半年
 学業との両立:負担にならない範囲で日程
を調整する
 連携企業:中経連加盟企業へ公募を行い、
賛同企業の中から学生が企業に
アプローチをかける
14
講義名
主体性を磨き上げよう!
〜企業へ届け、僕らの提案〜
チーム編
成&訪問
前議論
訪問
課題検討
最終
プレゼン
約6ヶ月(半期)
15
訪問前議論…
(中経連加盟企業で賛同を得られた企業を中心に)
学生が訪問先企業のアポを取る
 企業訪問前に、訪問の際の礼儀、企業情報、
課題解決のための質問などを話し、共有し合う
→自分達なりに礼儀や質問をまとめて、
訪問の際に実行できるようにする
チーム編
成&訪問
前議論
訪問
課題検討
最終
プレゼン
16
実際に企業へ訪問する
 学生側が、企業に対する向上策などの建設的
な提案を示唆する(企業からの課題提示も可)
 企業の方との議論の場を設定してもらい、
提案内容や課題解決のため意見交換をする
チーム編
成&訪問
前議論
訪問
課題検討
最終
プレゼン
17
企業の人が抱えている課題を、
企業訪問によって得られた情報などを基に検討する
 必要なことは原則チームで決定して行動する
 可能であれば、各チームに就職支援課の人または
教授にファシリテーターあるいはメンターとして
ついてもらい、全員が参加できるような
環境づくりを推進する
チーム編
成&訪問
前議論
訪問
課題検討
最終
プレゼン
18
課題に対する解決案をプレゼンとしてまとめ、
最終的に発表する
 企業に再度訪問し、その場で発表する
 企業の方に大学にお越しいただき、
大学のホールなどで解決策を発表する
→発表後、企業やファシリテーターから
フィードバックの機会を得る
チーム編
成&訪問
前議論
訪問
課題検討
最終
プレゼン
19
テーマ…「主体性の向上に向けて」
→本施策の様々な場面で主体性を発揮し、
向上できる可能性を持つ
チーム編
成&訪問
前議論
訪問
課題検討
最終
プレゼン
約6ヶ月(半期)
20
本施策で主体性を発揮する場面
① 訪問前議論や課題検討では正解がないため、
自分達の意思で判断し、解決に向けて行動
しなければならない。
② 訪問の際には、課題解決のために必要なこ
とを判断し、行動する必要がある。
③ 最終プレゼンでは、チームの結束力がその
まま成果に反映される。自分のために、
そして、チームの皆のために行動すること
から、多くの学びを得る。
21
さらに・・・
 本施策の実施により、主体性以外の社会
人基礎力や社会人として活躍していく
ために必要な能力の向上を促すことが可能
となる。
 さらに、企業、大学、学生が抱えている
課題に気づき、その課題解決に
意識を向けて行動できるようになる。
22
チーム編成&訪問前議論
アクション
訪問までに取り組む事などの議論
→社会人マナー/チームワーク力全般
→ ・働きかけ力
・実行力

シンキング
自分たちが訪問する企業・業界の前もった調査 → ・課題発見力
→ ・計画力
→主体性などのアクション力/計画力

企業が持つであろう課題の想定
→想像力

→ ・想像力
チームワーク

質問内容の議論。ブレスト等の思考法の学習
→課題発見力
→
反対意見へ傾聴と自分の意見の主張
他者との人間関係を考える事
→ストレスコントロール・働きかけ力・傾聴力
→

・発進力
・傾聴力
・柔軟性
・状況把握力
・規律性
・ストレス
コントロール力
訪問
アクション
・働きかけ力
・実行力
言葉遣い等、社会のルールを知る
→社会人マナー/規律性/傾聴力

企業に対する向上的な提案を考え発信する
→想像力/発進力/課題発見力

企業が持つ実情・課題を正確に聞き取る
→傾聴力/状況把握力
シンキング
→
→
→
チームワーク

準備した議論内容を正確に伝える
→計画力/発進力

→
→
→
→
→
議論中、ネガティブな意見に対する対応
→ストレスコントロール力・働きかけ力・傾聴力

・課題発見力
・計画力
・想像力
・発進力
・傾聴力
・柔軟性
・状況把握力
・規律性
・ストレス
コントロール力
24
課題検討
アクション
→ ・働きかけ力
 実際に企業でなされるような課題解決への議論 → ・実行力
→全ての社会人基礎力へ通ずる
チーム全体で考え、議論する過程
→チームワーク力全般/働きかけ力

自由な発想による、解決策や改善策の模索
→課題発見力/想像力

期日までにチームで発表内容をまとめあげる
→計画力/実行力

シンキング
→ ・課題発見力
→ ・計画力
→ ・想像力
チームワーク
・発進力
・傾聴力
・柔軟性
・状況把握力
・規律性
・ストレス
コントロール力
25
最終プレゼンテーション
アクション
 人前で決められた時間内で発表する
→ ・働きかけ力
・実行力
シンキング
→規律性/計画力/発進力
 プレゼン能力
→働きかけ力/発進力/状況把握力/
ストレスコントロール力
 企業からの質疑に対する冷静な応答
→状況把握力/想像力/柔軟性
 発表後のフィードバックや対応
→
→
・課題発見力
・計画力
・想像力
チームワーク
→ ・発進力
→ ・傾聴力
→ ・柔軟性
→ ・状況把握力
→ ・規律性
→ ・ストレス
コントロール力
→傾聴力/規律性
26



企業
 新入社員の社会人基礎力不足がしている
 事業化やそのヒントとなるアイディアを求めている
大学
 研究機関であり、営利の企業との感覚に乖離がある
 企業との円滑な関係性の構築が苦手
学生
 社会で求められる能力と学生の認識に乖離がある
 企業と関わり合う機会が少ない
27
主体性を磨く
社会人基礎力を理解し、向上する
三者が抱える課題を解決する
結
果
主体性を磨き上げよう!
〜企業へ届け、僕らの提案〜
28 28
短期的には…施策を軌道に乗せること
 大学が企業に事情を説明し、課題を提示して
もらえる企業を数社集める
 2、3社選出し、1社に対して2チーム編成する
(学生には授業として募集をかけて選抜する)
29
長期的には…全学生の社会人基礎力向上に寄与
 短期的な成功を収めることで、この施策の良さ
を広める
→さらに企業を集めることが可能
 最終的には、全学生が受講できる環境を整える
・過去の受講者をTAとして人的資源の確保
・授業の必修化による全学生の参加
etc
30
 主体性向上させること
=社会人基礎力全体の向上に繋がる
 主体性向上のためには、
主体性を発揮する場が必要である
訪問課題解決型プレゼンテーション
31
 本施策を実施すると…様々な効果が得られる
 社会人基礎力の土台となる主体性の強化
 様々な社会人基礎力向上に繋がる
 企業/大学/学生
が抱える課題解決の可能性
 社会に出た時に必要な能力の理解
出された課題を解決するだけでなく、更なる効果を
得られる施策となる可能性を持つ
これを契機に、学生は一人ずつ自己の人生全体を考えた
「主体的なキャリア形成」を考える機会を得て、
勇気をもって社会人への一歩を踏み出すことができる。
32
<参考文献>

三省堂 大辞林
<引用>
 経済産業省 社会人基礎力(閲覧日:2014.12.2)
http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/

明治安田生活福祉研究所(閲覧日:2014.11.30)
クォータリー生活福祉研究 通巻76号(2011.1)Vol.19 No.4
http://www.myilw.co.jp/life/publication/quartly/pdf/76_04.pdf
33