上海交通大学新華病院における救急医療の対応

上海交通大学医学院附属新華病院救急センター
上海交通大学新華病院老年医学科主任教授 段 俊麗
I. センター概要
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1985 年急診科を設立し、1999 年救急センターに名称変更しました。
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上海市で規模最大の救急医療センターの一つです。
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中国衛生省救急医師育成病院です。
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毎年の救急患者診療数は上海市トップレベルの病院です。
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救急室、急診室、急診 ICU、急診病室、点滴室等の部門を持っています。
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救急室が 19 床、急診 ICU が 34 床あります。
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医師 61 名が所属し、その内主任医師は 17 名です。看護師は 141 名所属し
ています。
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毎年 3 つ以上の国家級医学研究プロジェクトを担当しています。
II. 急診患者、救急(救急車)患者、グリーンウェイ(脳
卒中、心筋梗塞、重症外傷)患者受診の流れ
普通急診患者
グリーンウェイ(绿色通道)
救急車患者
脳卒中、心筋梗塞、重症外傷患者
急診初診ナースにより各診
療室に振り分け
救急車患者初診ナースによるバ
イタルサイン検査と病状評価
バイタルサイン安定
バイタルサイン不安定、
及び意識正常の患者
意識昏迷と多発外傷患者
患者は受付手続きをし、該当診療室で受診
救急室当番医師と
看 護 師 に 連 絡
患者が初診ナースにより救急室に搬送さ
れ、救急治療を受ける
バイタルサイン不安定、また
急診内科患者は内科カウンターで初診と
必要なバイタルサイン検査を受ける
急診初診ナースによ
る病状評価
は病状が急激に変化した患者