病態生化学 Ⅱ

病態生化学Ⅱ
Pathological BiochemistryⅡ
科目担当者
講 義
必 修
2 単位 20 講
3 年 後期
1 クラス
(科目責任者)
江川 祥子、 渡辺 泰裕
授業概要 「病態生化学I」に引き続き、各種疾患の病態、症状、検査について学ぶ。
一般目標 1. 血液疾患、泌尿・生殖器疾患、肝・胆道疾患、骨・関節疾患、感染症などの成り立ち、発
症要因、症状、臨床検査データに関する知識を修得する。
(GIO)
1. 代表的な生化学検査、血液検査、尿検査結果を疾患と関連づけて説明できる。
2. 血液・造血器における代表的な疾患を挙げることができる。
3. 貧血を発症要因から分類し、それぞれの症状の特徴、検査所見を説明できる。
4. 白血病を分類し、それぞれの症状の特徴、検査所見を説明できる。
5. 止血機構を理解し、様々な出血性疾患の発症要因、症状、検査所見の特徴を説明できる。
6. 腎疾患、尿路疾患の発症機序、特徴的な症状、検査所見を説明できる。
行動目標
7. 浮腫の発生要因を説明できる。
(SBO) 8. 主な生殖器疾患の特徴的な症状、検査所見を説明できる。
9. 肝・胆道疾患の発症機序、特徴的な症状、検査所見を説明できる。
10. 肝機能と肝機能検査を関連づけて説明できる。
11. 膵炎の発症機序、特徴的な症状、検査所見を説明できる。
12. 骨・関節疾患の発症機序、特徴的な症状、検査所見を説明できる。
13. 主な感染症の原因を分類し、それぞれの疾患の症状の特徴を説明できる。
区
分
1
2
3
4
5
6
7
項
目
1. 血液生化学検査 (1)
1. 血液生化学検査 (2)
1. 血液・造血器疾患 (1)
1. 血液・造血器疾患 (2)
1. 血液・造血器疾患 (3)
1. 血液・造血器疾患 (4)
1. 血液・造血器疾患 (5)
授
業 内 容
1. 疾患と血液生化学検査
2. 血清酵素
3. 疾患と血清タンパク質の変動
4. 腫瘍マーカー
(対応 SBO 1)
1. ビリルビン代謝
2. 血清ビリルビンと病態、黄疸
3. 自己免疫疾患と自己抗体
(対応 SBO 1)
1. 血液・造血器の概要
2. 赤血球の産生と破壊
3. 鉄欠乏性貧血の病態と検査
(対応 SBO 2,3)
1.再生不良性貧血の病態と検査
2.巨赤芽球性貧血(悪性貧血)の病態と検査
(対応 SBO 3)
1. 溶血性貧血の病態と検査
2. 貧血と赤血球恒数、貧血の鑑別
3. 赤血球増多症の病態
(対応 SBO 3)
1. 白血球分類と検査
2. 白血球減少症の病態と要因
3. 白血病の分類
4. 急性白血病、慢性白血病の病態と検査
(対応 SBO 4)
1. 出血と止血機構(血小板凝集と血液凝固)
2. 線溶機構
3. 出血性疾患の病態と検査
4. 症例解析
(対応 SBO 5)
(渡辺泰)
(渡辺泰)
(渡辺泰)
(渡辺泰)
(渡辺泰)
(渡辺泰)
(渡辺泰)
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テキスト
参考書
1. 腎・泌尿器疾患 (1)
1. 腎・泌尿器疾患 (2)
1. 腎・泌尿器疾患 (3)
1. 腎・泌尿器疾患 (4)
1. 生殖器疾患
1. 肝・胆道疾患 (1)
1. 肝・胆道疾患 (2)
1. 肝・胆道疾患 (3)
1. 肝・胆道疾患 (4)
1. 肝・胆道疾患 (5)
1. 骨・関節疾患
1. 感染症 (1)
1. 感染症 (2)
林
秀徳
1. ネフロンの構造と腎機能
2. 腎機能検査
3. 尿タンパク質
4. 尿沈査
(対応 SBO 1)
1. 急性、慢性糸球体腎炎の病態
2. ネフローゼ症候群の病態
(対応 SBO 6)
1. 糖尿病性腎症の病態
2. ループス腎炎と腎硬化症の病態
(対応 SBO 6)
1. 急性腎不全と慢性腎臓病の病態
2. 浮腫とその発症要因
3. 透析
4. 尿路感染症、尿路結石の病態
(対応 SBO 6,7)
1. 前立腺肥大症、前立腺癌
2. 子宮癌、子宮内膜症
(対応 SBO 8)
1. 肝・胆道系の構造と機能
2. ウイルス性肝炎
(対応 SBO 9)
1. 肝炎ウイルスマーカー
2. 劇症肝炎
(対応 SBO 9)
1. 慢性肝炎
2.アルコール性肝障害、薬剤性肝障害など
3.脂肪肝
4. 肝硬変、肝癌
(対応 SBO 9)
1. 肝機能検査
2.肝疾患のまとめ
(対応 SBO 10)
1. 胆のう炎、胆石症
2.胆のう癌、胆管癌
3.急性膵炎、慢性膵炎
4.症例解析
(対応 SBO 9,11)
1. 骨・関節の構造と機能
2. 骨粗鬆症
3. 関節リウマチ
4. 変形性関節症
5. 骨軟化症
(対応 SBO 12)
1. 細菌感染症
2. 後天性免疫不全症候群(エイズ)
(対応 SBO 13)
1. インフルエンザ
2. その他の感染症
3. 感染・炎症時の検査
(対応 SBO 13)
他編「薬学で学ぶ病態生化学(第 2 版)」(朝倉書店)
(江川)
(江川)
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(江川)
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成績評価
科目担当者
との連絡
中間試験(20%)、定期試験(70%)、課題演習の提出(10%)により評価する。
江川 教員室:B405、メールアドレス:sachiko(at)hokuyakudai.ac.jp
渡辺泰 メールアドレス:yasuw-jessolo(at)hokuyakudai.ac.jp
*(at)は@に置き換えてください。
事前学修・ 1. 講義前にテキストの該当部分を予習しておくこと。
事後学修
関連科目
2. 講義後は、講義プリント・ノートなどを参考に振り返りを行うこと。
生化学 I、生化学Ⅱ、生化学Ⅲ、機能形態学 I、機能形態学Ⅱ、微生物学、病態生化学 I、病
態生理学、薬物治療学 I、薬物治療学Ⅱ、薬物治療学Ⅲ、悪性腫瘍学
1. 講義プリントを配付する。授業の進行は主にプリントに従って行い、テキストは補完と
備
考
して用いる。配付資料は「HPU-Moodle」にアップロードする。
2. 適宜、課題演習を行う。