No.68 - あおぞら投信

2015年11月2日
あおぞら投信株式会社
『醸し出す 味わい薫る 時間かな
実りの秋を また迎えたし』
カバードコール戦略とは、株、債券、為替などの原資産の保有がまず初めにありきです。その上で、
保有している資産に対するコール・オプションを売却します。原資産がもたらす価値には、株式であ
れば配当であり債券であれば利息という保有者のみが得られるものがあります。加えて、値上がり
または値下がりによる売買損益があります。そして原資産の価値判断が的確に出来れば投資家は、
オプション・プレミアムを得ることにより利益をプラスすることが出来ます。この戦略は『時間を味方に
つけること』がポイントでありトータルリターンの向上を狙うものです。
投資にとってもっとも大切なことに『時間を味方につける』というテーマがあります。もし短期的な売
買益だけを狙うのであれば、投資の時間は短い方が効率が良くなり、その場合は『当てること』が
テーマになります。一方、長期的投資の要素には、価値ある投資対象を選択することと投資のタイミ
ングを見計らうということがあります。ただし、企業の成長を考慮した株式の本質的な価値判断とそ
の投資タイミングの両方を完璧に予測することは極めて難しいものです。カバードコール戦略は、短
期的な急上昇で値上がり益の一部を放棄することや急落時にはクッション(損失抑制効果)が効か
ない部分があるというリスクはあります。だからこそ『時間を味方につけて』長期的な資産価値の動
きをとらえ、オプション・プレミアムをクッションにしてリスクを抑えつつリターンをあげていくことを目指
す、それがこの戦略のポイントなのです。
S&P500とBX
S&P500とBXY
とBXY指数*の推移 (2000年
2000年1月3日~2015
日~2015年
2015年10月
10月29日
29日、米ドルベース)
250
S&P500
BXY指数
200
150
100
50
0
2000/1
2002/1
2004/1
2006/1
2008/1
2010/1
2012/1
2014/1
(年/月)
*BXY指数とは、原資産のS&P500に加えて、S&P500を原資産とした1ヶ月物のコール・オプションを2%アウト・オブ・ザ・マネー(権利⾏使価格が原資産価格よりも2%高い状態)
で売建てた場合のカバードコール戦略のパフォーマンスを⽰した指数です。
※上記の指数はいずれも配当込みの指数です。2000年1月3日を100として指数化しています。
出所: S&P、シカゴ・オプション取引所からのデータを基にあおぞら投信作成。
本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は
その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま
す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号
加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/