2015年11月23日 あおぞら投信株式会社 『キャッシュ持ち 次に備えて 待ち続け 片や資本の 効率進むや』 来年2016年の米国の経済成長率予想は2.84%(2015年10月IMFレポート)です。その後2020年の 1.96%まで2%台の緩やかな経済成長を続けていくことが予想されています。ではそのようなマクロ 経済の環境下、米国の企業はどのような計画を立てているのでしょうか。まず、米国企業の現金 保有残高は依然として高い水準にあります。その上で、設備投資など成長投資に向かう資金と自 社株買いなど株主還元に向かう資金がほぼ半々であろうと見られます。 成長投資の中には企業買収・合併も含まれており、反トラスト法(米国の独占禁止法)の規制強 化はあるもののヘルスケアを中心に来年も買収は進むと見られています。そして株価のパフォー マンスでもっとも期待が大きいのは株主還元を積極的に行う企業群でしょう。引き続き低成長が続 く米国をはじめとする先進国経済の中では企業にとって資本効率化は最大テーマのひとつであり、 投資家側から見ても同様となります。2001年のITバブル崩壊と2008年の金融危機を乗り越えて米 国企業は巡航速度を保つ選択をして中長期的な企業成長を歩んできています。このような米国を 中心とする企業群への投資機会をとらえることは、今年コーポレートガバナンスコードを適用した 日本企業への投資機会の獲得へと相通ずるものでもあります。 米国設備稼働率とS&P500 米国設備稼働率とS&P500の推移( S&P500の推移(2000 の推移(2000年 2000年1月末~2015 月末~2015年 2015年10月末、米ドルベース) 10月末、米ドルベース) (%) 250 100 S&P500(配当込み、左軸) 設備稼働率(右軸) 90 200 80 70 150 60 50 100 40 30 20 50 10 0 2000/1 2003/1 2006/1 2009/1 出所:FRB(⽶連邦準備制度理事会)、S&Pからのデータを基にあおぞら投信作成 2012/1 0 2015/1 (年/月) ※S&P500は2000年1月末を100として指数化しています。 本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。 商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号 加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/
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