定例公安委員会の開催概要定例公安委員会は、平成27年５月20日（水）に開催され、秋田県警察から次の事項について報告・説明があり、審議を行いました。１決裁事項・・２苦情の申出についてストーカー規制法に基づく警告の実施について (1) 報告事項平成27年４月中の警察安全相談受理状況について県警察から、平成27年４月中の警察安全相談受理状況に関する報告があった。４月中の警察安全相談受理件数は、1,397件で、前年同月に比べ152件(12.2％)の増加となっている。相談内容は、警察活動全般にわたっており､生活安全部門に関する相談が964件と最も多く、次いで刑事部門に関する相談が279件、交通部門に関する相談が95件などとなっている。特殊詐欺に関する相談件数は、205件で、前年同月に比べ54件増加している。相談を端緒に検挙した事案は、夫婦間の暴行事件等５件で、４月末累計では23件となっている旨の報告があった。委員から、『各種相談に対しては、これまでどおり丁寧に対応していただき、事件化できるものは適正に事件化を図って、解決に向けた取組を適切に行ってもらいたい。』との発言があった。 (2) 平成27年度秋田県殉職警察職員慰霊祭の実施について県警察から、平成27年度秋田県殉職警察職員慰霊祭の実施に関する報告があった。６月３日（水）、秋田市内のホテルにおいて平成27年度秋田県殉職警察職員慰霊祭が秋田県警察本部、秋田県警友会連合会の主催により殉職警察職員の御遺族、来賓等、約100人が参列して行われる旨の報告があった。委員から、『当日は公安委員も慰霊祭に参列して、追悼させていただくことにしている。』との発言があった。 (3) 由利本荘市岩谷町地内における殺人未遂事件被疑者の逮捕について県警察から、由利本荘市岩谷町地内における殺人未遂事件被疑者の逮捕に関する報告があった。由利本荘警察署は、平成27年５月15日（金）、由利本荘市岩谷町地内の自宅において、同居する父親の首を両手で絞めるなどして殺害しようとしたとして、同日、殺人未遂の事実で男性（56歳）を緊急逮捕し、その後、被害者が死亡したことから殺人事件に切り替え送致した旨の報告があった。委員から、『親族間の大変痛ましい事件である。慎重に捜査を推進して事案の真相を解明していただきたい。』との発言があった。 (4) 安全運転管理者等に対する法定講習の実施について県警察から、安全運転管理者等に対する法定講習の実施に関する報告があった。５月26日（火）から７月24日（金）までの間、県内16会場において、道路交通法で受講義務が定められている安全運転管理者等に対して、法定講習を実施する旨の報告があった。委員から、『一方的な講義形式の研修ではなく、受講者が直接参加する形の講習にするなど、可能な限り工夫して受講者が研修内容を有意義な形で現場に還元できるようにしていただければ有り難い。』との発言があった。 (5) 「県民防災の日」に伴う災害警備訓練の実施について県警察から、「県民防災の日」に伴う災害警備訓練の実施に関する報告があった。秋田県では、５月26日を「県民防災の日」と定め、併せて５月20日から５月26日までを「県民防災意識高揚強調週間」に設定し、防災意識の啓発普及を図り災害に備えることとしている。県警察においては、５月26日（火）、大規模災害発生時における初動対応に万全を期すことを目的に、被災情報の収集、被災者の救出救助等の災害警備訓練を実施する旨の報告があった。委員から、『毎年行われている訓練であるが、今回の訓練には新たな気持ちで臨んで、不備な点等を点検・確認しながら有意義な訓練にしていただきたい。日本海中部地震を風化させないためにも、このような訓練や講話等の取組を推進してもらいたい。』との発言があった。 (6) 道路交通等保全に関する条例の許可代行について県警察から、５月11日（月）から５月17日 (日）までの許可代行２件に関する報告があった。