4月 8日の開催概要

定例公安委員会の開催概要
定例公安委員会は、平成27年4月8日(水)に開催され、秋田県警察
から次の事項について報告・説明があり、審議を行いました。
1
決裁事項
・
2
申出に対する回答について
(1)
報告事項
平成27年度秋田県警察術科特別訓練員の指名式について
県警察から、平成27年度秋田県警察術科特別訓練員の指名式に関する報告があった。
4月8日(水)、警察本部において、秋田県警察の術科訓練に関する訓令に基づき、
術科特別訓練員41人を指名した。被指名者は、訓練を計画的かつ効果的に行い、術科
指導者の育成及び本年実施される全国警察術科大会等での実績向上を図る旨の報告が
あった。
委員から、
『警察職員全体の士気を高める上でも、また、県民の信頼を得る上でも、
このような特別訓練員の方々が一生懸命技術を磨き、各種大会で活躍するとともに職
員に技術指導することが有効だと思うので、日々訓練を積んで頑張っていただきた
い。』との発言があった。
(2)
警察本部長通常点検の実施について
県警察から、警察本部長通常点検の実施に関する報告があった。
4月16日(木)、秋田市八橋運動公園第2駐車場において、警察本部長が警察官約
160人に対し、姿勢、態度、服装及び日常携帯品等、職務遂行に必要な諸般の状況を
検査し、その不備の点を訓練整備して、厳正な紀律を養うことを目的に通常点検を実
施する旨の報告があった。
委員から、『通常点検の実施は、職員の士気の高揚にもつながることから、緊張感
を持ってしっかりやっていただきたい。また、警察の紀律について県民に理解を求め
る良い機会であるので、広報等情報発信をしていただきたい。』との発言があった。
(3)
水源地の譲渡担保権等販売名下の詐欺事件神奈川県警察・千葉県警察・山形県警察
・秋田県警察合同捜査本部の解散について
県警察から、水源地の譲渡担保権等販売名下の詐欺事件神奈川県警察・千葉県警察
・山形県警察・秋田県警察合同捜査本部の解散に関する報告があった。
平成27年3月27日(金)、高齢者を対象に被害者約3,000人、総額約160億円をだま
し取った組織的な利殖勧誘詐欺事件の合同捜査本部を解散した。合同捜査本部では、
事案発生の平成22年以降、多数の証拠品を押収精査するとともに、関与被疑者等の取
調べを積み重ね、最終的に一連の詐欺事件で主要な役割を果たしていた東京都文京区
居住の男性(50歳)を通常逮捕するとともに関係被疑者11人を通常逮捕して全容を解
明した旨の報告があった。
委員から、『長期にわたる合同捜査で苦労も多かったと思うが、大掛かりな詐欺事
件の全容を解明できて良かった。』との発言があった。
(4)
資金源封圧を目的とした六代目山口組三代目弘道会系幹部組員らの一斉逮捕について
県警察から、資金源封圧を目的とした六代目山口組三代目弘道会系幹部組員らの一
斉逮捕に関する報告があった。
秋田中央警察署、秋田臨港警察署、秋田東警察署、大仙警察署、組織犯罪対策課は、
平成27年4月6日(月)、指定暴力団六代目山口組三代目弘道会二代目金田組会長の
男性(60歳)、同じく金田組幹部組員の男性(49歳)、秋田市高陽青柳町居住の男性
(37歳)を恐喝の事実で、指定暴力団六代目山口組三代目弘道会二代目金田組組長の
男性(45歳)を詐欺の事実で、同じく金田組幹部組員の男性(46歳)を恐喝未遂の事
実で、それぞれ通常逮捕した旨の報告があった。
委員から、『暴力団の壊滅に向け、組長をはじめ多くの暴力団組員を逮捕したこと
は本当に良かった。逮捕後も秋田市の繁華街の警戒活動を実施していただき有り難い
と思う。全国的な組織であるので、今後も被害関係者の保護を含め警戒を宜しくお願
いする。』との発言があった。
(5)
平成27年度任用の高齢者安全・安心アドバイザーについて
県警察から、平成27年度任用の高齢者安全・安心アドバイザーに関する報告があっ
た。
平成27年4月1日(水)から平成28年3月31日(木)までの期間で高齢者安全・安
心アドバイザー37人を任用した。高齢者安全・安心アドバイザーは、県内の全警察署
に配置され、高齢者の安全で安心な生活を守るため、高齢者宅を訪問するなどの方法
で、交通事故や特殊詐欺等の被害防止に関する情報提供やアドバイスを行う旨の報告
があった。
委員から、『アドバイザーの役割は大きく、県民の方々から活動が認知され成果が
出ていると感じている。以前活動していた方が再度応募し採用されていることは、一
層充実した活動が期待され県民にとっても有り難いことだと思う。交番・駐在所の警
察官とよく連携を取りながら活躍していただきたい。』との発言があった。
(6)
平成27年3月末の交通事故発生状況について
県警察から、平成27年3月末の交通事故発生状況に関する報告があった。
3月中における交通事故発生状況は、発生件数147件、死者数はおらず、負傷者数
167人で、前年同期間に比べ、発生件数は17件、死者数は4人、負傷者数は35人それ
ぞれ減少した。3月末現在における交通事故発生状況は、発生件数509件、死者数
4人、負傷者数611人で、前年同期に比べ、発生件数は43件、死者数は7人、負傷者
数は78人それぞれ減少した。
交通死亡事故の主な特徴として、類型別では、車両対車両の事故の死者が3人、人
対車両の死者が1人となっている。また、高齢者の死者数は1人で、前年同期に比べ
7人減少、高齢者が第1当事者になった事故の死者はおらず、前年同期に比べ3人減
少している旨の報告があった。
委員から、『死亡事故を含め交通事故件数は、減っているものの高齢者対策をはじ
めとした事故防止の諸対策は一層進めてもらいたい。飲酒運転やシートベルト非着用
の事故は、若干増えているので重点的に指導・取締りをお願いしたい。状況に応じた
早めの対策を行い、事故の減少傾向という現在の良い状況を維持してもらいたい。』
との発言があった。
(7)
高円宮妃殿下のお成りに伴う警衛警備の実施について
県警察から、高円宮妃殿下のお成りに伴う警衛警備の実施に関する報告があった。
委員から、『かなりの人出が予想されることから警衛警備には万全を期してもらい
たい。
』との発言があった。
(8)
道路交通等保全に関する条例の許可代行について
県警察から、3月30日(月)から4月5日 (日)までの許可代行3件に関する報告
があった。