8月26日の開催概要

定例公安委員会の開催概要
定例公安委員会は、平成27年8月26日(水)に開催され、秋田県警察
から次の事項について報告・説明があり、審議を行いました。
1
決裁事項
・
・
2
ストーカー規制法に基づく聴聞の実施について
運転免許の取消処分について
(1)
報告事項
平成27年7月中の警察安全相談受理状況について
県警察から、平成27年7月中の警察安全相談受理状況関する報告があった。
7月中の警察安全相談受理件数は、1,487件で、前年同月に比べ101件(7.3%)の増
加となっている。
相談内容は、警察活動全般にわたっており、生活安全部門に関する相談が1,094件と
最も多く、次いで刑事部門に関する相談が212件、交通部門に関する相談が101件など
となっている。特殊詐欺に関する相談件数は、141件で、前年同月に比べ48件減少し
ている。相談を端緒に検挙した事案は、公然わいせつ事件等2件で、7月末累計では
49件となっている。
また、9月5日(土)、秋田市御所野のイオンモール秋田において9月11日の「警
察相談の日」の周知イベントが開催される旨の報告があった。
委員から、『特殊詐欺に関する相談は、7月中は減少したとは言え、昨年同期末と
比較して増加しており、この件に関する相談は憂慮される。』『警察に対する信頼と期
待があるからこそ相談が来るのであるから、これまで同様相談に対してはきめ細かな
対応をお願いしたい。』との発言があった。
(2)
「命の大切さ学習教室」の実施結果について
県警察から、「命の大切さ学習教室」の実施結果に関する報告があった。
4月27日(月)から7月21日(火)までの間、県内の小学校4校、中学校5校、高
等学校2校において、犯罪被害者等が受けた心の痛み、子供を亡くした親の思いなど
への理解を深め、規範意識の向上や地域社会全体で犯罪被害者等を支える気運の醸成
を図るため「命の大切さ学習教室」を実施した旨の報告があった。
委員から、『学習教室の講師の方々には、例年講演していただいているとはいえ、
毎回辛い思いをしながら児童、生徒に命の大切さを呼びかけていただいており、心か
ら感謝申し上げたい。』との発言があった。
(3)
現住建造物等放火事件被疑者の逮捕について
県警察から、現住建造物等放火事件被疑者の逮捕に関する報告があった。
秋田臨港警察署、捜査第一課は、平成27年5月下旬、秋田市のぱちんこ店内の女子
トイレに放火し全焼させたとして、8月19日(水)、現住建造物等放火の事実で、秋
田市居住の女性(38歳)を通常逮捕した旨の報告があった。
委員から、『事件発生から約3か月に渡って地道な捜査を行い、証拠を積み上げて
きて被疑者の逮捕に至ったということであり、捜査員を労っていただきたい。』との
発言があった。
(4)
秋田市楢山地内における強盗事件被疑者の逮捕について
県警察から、秋田市楢山地内における強盗事件被疑者の逮捕に関する報告があった。
秋田中央警察署は、平成27年5月上旬、秋田市楢山地内において、被害者(男性37
歳)に暴行を加え、現金約3万円等在中の財布1個を強奪したとして、8月19日(水)
にいずれも埼玉県川口市居住の少年(19歳)と男性(23歳)、8月20日(木)に埼玉
県川口市居住の男性(30歳)を通常逮捕した旨の報告があった。
委員から、『他県から来た被疑者を割り出し逮捕できたことは、すばらしいと思う。
想定される反証を潰して行くなど、地道な捜査が功を奏した事件であり大変ご苦労で
あった。』との発言があった。
(5)
特殊詐欺被害者へのアンケート実施結果について
県警察から、特殊詐欺被害者へのアンケート実施結果に関する報告があった。
今後の特殊詐欺被害抑止活動と検挙方策に反映させるため、8月1日(土)から8
月10日(月)までの間、特殊詐欺の被害者からアンケートを実施した結果の報告があ
った。
委員から、『今回アンケートに協力していただいた特殊詐欺の被害者の方には感謝
申し上げたい。』『このアンケート結果を今後どのように被害抑止等に活用していくか
を十分検討し適切に対応していただきたい。』との発言があった。
(6)
交通死亡事故抑止市町村に対する警察本部長顕彰について
県警察から、交通死亡事故抑止市町村に対する警察本部長顕彰に関する報告があっ
た。
8月12日(水)、五城目町が交通死亡事故ゼロ1,000日を達成したことを受け、同町
に対して警察本部長顕彰を行った。顕彰の伝達は、8月24日(月)に同町役場におい
て実施した旨の報告があった。
委員から、『これは事故抑止活動を推進した市町村に対する顕彰であるが、当該市
町村を管轄する警察署における交通事故抑止対策も交通死亡事故ゼロの大きな要因で
あるので、管轄警察署も賞賛したい。』との発言があった。
(7)
道路交通等保全に関する条例の許可代行について
県警察から、8月17日(月)から8月23日 (日)までの許可代行4件に関する報告
があった。