ここでは、アカウントとパスワードの設定に関連した説明を行います。 これを行わないと大学の色々な情報システムを利用することができませんので、必 ず最初におこなってください。 アカウントの有効化そのものの手順は別途、説明書を準備してあります。 できるだけ4月最初の講習会の前にしておいてもらえると良いのですが、もしうまくい かないようなら、講習会の時にすれば間に合いますので、焦る必要はありません。 アカウントとパスワードは、その正しい組み合わせを知っている人が情報システム の正当な利用者であることを示すものです。 アカウントとパスワードが他人に漏れると、ファイルを改ざんされたり、情報を盗まれ たり、他のコンピュータを攻撃する踏み台にされます。 アカウントとパスワードはとても大切なものなので、他の人には、たとえ相手が恋人 でも、家族でも、教えてはいけません。 アカウントとパスワードを紙に書いて、誰でも見ることが出来る場所に、はっておくな どということをしてはいけません。 九州大学、情報統括本部が提供する各種の情報サービスを利用するには、いわゆ るアカウントが必要です。 2014年度の入学生からアカウントは学部の合格通知に書かれているように数字の 集まりになっています。2013度までは学生番号を、アカウントとして、使用していまし たが、これはセキュリティ上、危ないので、2014度から変更しています。 したがって、2013年度以前に入学した上級生とはアカウントの体系が異なるので、 注意が必要です。 また、パスワードを正しく設定しないと、大変危険な目にあいます。 さらに、パスワードを忘れた時に、自分自身で再設定できないと、大変手間がかかり ますので、必ず再設定のための設定をしてください。 パスワードは誰でも忘れる可能性があります。 パスワードを忘れた時に、自分自身で再設定できるようにしていないと、伊都キャン パスのアイキューブや箱崎の情報統括本部まで出向かないと、パスワードの再設 定ができず、手間と時間がかかります。 方法としては、必要な情報を携帯電話などのメールアドレスに送信する方法と、秘 密の質問に答える方法の2つがあります。 秘密の質問に答える方法は他に何も必要としないので、便利そうですが、元々のパ スワードを忘れる人は、こちらの質問に対する答えも忘れる可能性が高く、問題かも しれません。 一番のお勧めは、いつも持ち歩いている、自分の携帯電話のメールアドレスに、必 要な情報を送信するように設定しておくことです。 この再設定の方法を設定しておかないと、パスワードを忘れた時に、とてもこまるの で、必ず設定するようにしてください。 パスワードとして設定できる文字列にはいくつかの条件があります。 まず、長さが8文字以上、64文字以内です。短いパスワードは破られ易いので、そ こそこの長さのパスワードを設定してください。 ただし長過ぎても入力が大変かもしれません。 また、使う文字は、英字のおおもじ、こもじ、数字、記号を全て含ませる必要があり ます。 使える記号には制約があるので、必ず画面に表示されている記号から選択します。 空白はパスワードとして使えません。 パスワードは暗号化されて保存されます。暗号化されたパスワードを元に戻すこと はできません。 パスワードを暗号化するアルゴリズム、方法は公開されています。 パスワードを破る人は、身近な人の場合には、パスワードを入手したい人の行動を 観察し、推測します。 組織的にパスワードを破る時は、暗号化されたパスワードの入ったファイルを入手し、 それを次に示すような方法で破ろうとします。。。 パスワードを組織的に破りたいと思っている人は、暗号化されたパスワードが含ま れているファイルを入手します。 それから、パスワードに使う文字列を、辞書に載っている英単語、名前、住所、アイ ドルの名前など、みなさんがパスワードとして使いそうな文字列を総当たりで試しま す。 暗号化した候補がファイル中の暗号化されたパスワードと同じになれば、それがパ スワードということになります。 したがって、そのような文字列をパスワードとして使用すると、ほぼ間違いなく、パス ワードを破られます。 パスワードを破るためのプログラムもまたネットワークで公開されています。 パスワードは十分に注意して付けてください。 パスワード破りの対策としては、パスワードに使う文字列は、できるだけ、でたらめ な文字列にする、 複数の単語を記号でつなぎ、できれば、わざと綴りを間違える 等が良いでしょう。 また、数字のゼロと英字のオーや、小文字のエルと数字の1を、わざと入れ替える などすると、万が一、目に見える形でパスワードが表示されていて、誰かに見られて も、分かりにくくて、よいと思います。 パスワードの設定には、良く考えて、十分に注意をしてください。 ここの説明を理解した上で、アカウントの活性化を行ってください。
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