20号 - 春江小学校

春江小学校 校長室だより
麻中の蓬
第20号 平成28年2月9日(火)
学校評価の結果Ⅲ
【スキー教室】
学校評価の記述欄の声紹介
【学校行事について】
① 5年生の米作り体験、およびスキー教室は希望者だけでよいと思います。
米作りに関して、家が農家の場合、田植えや稲刈りをしているのに、校外
学習や親子レクリエーションで友だちと親と遊びたいのに、また、みんな
でする事はないと思います。(友だちとやってみて楽しいと思うかも知れ
ませんが、自宅での手伝いは必要な人足であり、生活のためなので、おも
しろ半分、体験半分では、本人にとってもよくないと思います。)
スキー教室に関しては、ボードをしたい子もいるのに、みんなスキーを
したいとは思いません。いくらレンタルで用意ができても、そのためにウエアを手配したり借りた
り、親がスキーに興味がないのにせがまれたり(逆もしかり)、いい体験とは思いますが、全員参
加の必要はないと思います。(福井市の一部ではないし、他の学校がしているからうらやましいと
は思いませんでした。)
学校では教育活動として様々な体験活動をしています。体験活動は、自然や地域社会と深く関わる機
会の減少、集団活動の不足、物事を探索し、吟味する機会の減少といった子どもたちを取り巻く課題か
らもその重要性が指摘されています。情報過多の社会の中で間接体験で済ませることが多くなった今、
少しでも直接体験をさせたいと考えています。それぞれの体験活動には、それぞれに目的があり、決し
て楽しいからとか思い出作りのために行っているのではありません。
米作りはかつてはこの辺りの地場産業ではありましたが、今では例え農家であっても機械化され、私
が子どもの頃のように、実際に田んぼに出て手伝う姿を見ることはまずなくなりましたし、米作りにつ
いても知らない子どもが多くなりました。例え、田植えや刈り取りなど一部の体験だとしても、実際に
やるからこそ、米作りの苦労や重要性が分かるのだと思います。
スキーは、雪国福井という地域の実態に応じて、冬のスポーツとして基本的な技
術を習得するために体育の授業の一環として広く県内の学校で行われています。そ
のためにPTAの協力を得てスキーもある程度揃えています。ご指摘のようにスノ
ーボードをする人も増えてきていますし、今後、学校のスキーが使えなくなったり、
費用がかさんでくるようになると種目の変更や実施の有無を考えることが必要とな
ってきます。その時にはPTAの意向も踏まえて検討します。
②
転勤者など身内が側にいない親が困る学校行事は避けてほしい。(子ども一人の留守番が長時間
に及ぶなど)
③ 先日のオープンスクール2日間ありましたが、仕事のため、両方とも行けませんでした。1週間
とか期間を長くしてほしい。
④ 11月のオープンスクールは金曜日もして頂きましたが、1日だけではなく、その週1週間にする
など、もう少し期間があるといいと思います。金曜日が休みの方は限られて
くるのでは?
⑤ 授業参観など、小さい子どもを連れての参観になるときの注意事項を、お
手紙でしっかり伝えた方がいいと思った。せっかく子どもたちが真剣に授業
に臨んでいるのに、ざわざわしていると、集中できないと感じたので、もう
少し強めにお手紙でお知らせしても良いのではと思った。
学校開放の期間や曜日についてはさらに検討します。②のような方はどうしても小さいお子さんを連
れて来なくてはならない場合もあると思います。その際には⑤のような参観のマナーについては考慮を
お願いします。このマナーについては、学校がどうのと言うまでもなく当然のことと思いますので、今
回のご意見を見てくださった方は是非、参観中の私語をしないことや小さい子の行動に気をつけること
については分かっていただけたと思います。お互いに気をつけるなどお願いします。
それでもひどい時には、授業者から注意させて頂くこともありますのでお気を悪くしないでください。
⑥
ボランティア活動を経験できる環境を増やしてほしい。
現在、学校で行われているボランティア活動は、ペア学年で行っている校地内
外の草取りや清掃活動、朝のあいさつボランティア、お掃除バスターズ、ベルマ
ーク収集です。これらには多くの児童が積極的に参加してくれています。しかし、
学校全体の活動として機会を増やすことは現状では難しい状態です。頂いた声を
受けて、学年で何か取り組めるかどうかは今後の課題とさせてください。
⑦
担任の先生は、もっと児童を見てあげてほしい。学校生活以外でも、個々人でがんばっている姿
を見てほしい。声かけをしてほしい。そろばん、習字、市民マラソンなど、校外で各々がんばって
いる結果が新聞に載っているので、よく新聞を見て、読んでほしい。
私などは朝から新聞をじっくり読んでから来ていますが、家事もこなして
いる職員にとっては毎朝新聞に目を通す時間はなかなかありません。それで
も良く見て、記事を教室に掲示している学級も多くあります。
また、職員室前の廊下には新聞のコーナーをおいて、なるべ
く春小の児童が出ていると見やすく印をつけるなどしていま
すが、学校からの作品応募や出場でない場合、見落としもあ
ります。昨年度も同様のご指摘がありましたが、決して無視しているわけではないので、
「こんなの出てますよ」と気軽にお知らせくださると言葉が掛けもできますので、是非
連絡帳などでお知らせください。
⑧
不審者について、メールでお知らせして頂けるのは助かるのですが、詳しい場所、その後どうな
ったのか教えてほしい。特に詳しい場所が分かるだけで、子どもに伝えることができて、対策でき
ることがあると思います。
ご指摘のとおりです。その後どうなったか気になるのは当然ですのでできるだけそうします。
⑨
NIE、道徳など、特に力を入れてやっているという印象は受けません。他校の話など聞く機会
があると、「すごい」と思うことがあります。何か、これは他校に負けない、自慢できるという活
動や分野があると、本人たちにとっても自信となり、よいと思います。
⑩ 福井県の中で、アピールできる(特長のある)学校活動をしてほしい。
以前のNIE研究校の時には、新聞社の後押しのある活動でしたので、マスコミ
に取り上げられることも多くあり、外から見ても露出の多い研究でした。現在も実
践を継続しており、坂井地区内の他校には負けていま
せん。道徳も同様で、来年度にこれまでの実績を県を
代表して研究会で発表したり、文科省の研修会で実践
発表したりするくらいです。しかしこれは教員の間の
評価で、マスコミに取り上げられるような機会は少ないので、外からは見
えにいのは確かです。
○○なら春小といった分野は今のところありませんが、総合力なら自慢できます。Only1は難しいで
すが、さらにNumber1となるともっと難しいです。
個人的には、みんなが笑顔で帰れる学校になればいいと思っています。
礼儀って何だろう?
2月4日(木)
左は、知っている方は私の年代以上だと
思いますが、「フジ三太郎」という朝日新聞
に連載されていた4コママンガです。これ
が、中学2年の道徳(暁教育図書)に教材
として、以前使われていました。
春小っ子も、あいさつに関しては、地域
3
4
の方からお誉めの手紙を頂く反面、地域の
中では全然できていないとお叱りの声も届
きます。
児童玄関ではできるけど、その他ではで
きていないという現状は、このマンガの子
どもに似ています。
今月の朝礼で、6年2組劇団4人に演じ
てもらい、この子の行動のどこがおかしいか考えてもらいました。
難しいかな?!と案じていましたが、ちゃんと指摘してくれました。
中2の道徳では、4コマめの三太郎の吹き出しの台詞を考えてもらい、礼儀について考える流れにな
ります。ご家庭でも一度考えてみてください。
1
2