ジョブコーチ支援ほっとニュース(第4号) 宮古・八重山地域で研修会を開催しました 「障がい者にわかりやすく教える技術について」 ~ジョブコーチ支援における課題分析及びシステマテイックインストラクション~ 「課題分析」とは、障がい者の対応する職務について、行動をより細かい行動単位 に分析して、手順を時系列的に沿って記述していくことです。 「課題分析」を行い指導することで、①手順がいつも同じで覚えやすく、見通しが持 ちやすい、②物や動作が具体的に指示されるので理解しやすい、③いつも同じ言葉 で指示されるので、理解と記憶が容易になる、④指導者が変わっても教え方は共通 になる、⑤作業のどこで躓いているのかが特定されやすい、等の効果があります。 参加者には、おしぼりのたたみ方について課題分析をしてもらい、それを基に適切 な指導の方法(システマテイックインストラクション)について演習を行いました。演習で は、教える側、教えられる側になっていただき、最小限の介入による指導で、障がい 者がより自立して仕事に取り組むことができる方法について学習していただきました。 王冠 おしぼりたたみの演習 < グループデイスカッション > の様子 ・作業指導のロールプレイで指導される役をしたが、支援者が動揺すると自分も不安に なってしまった。支援者が作業手順をしっかり熟知して教えることが大切だと思った。 ・作業の指示の出し方は事業所の担当者も含めて支援者全員が共有することが大切だと 分かった。 ・対象者役になった時に、何回も指示されていると「できていない」という不安が大き くなった。もっと褒めてもらいたいと思った。
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