3次元測量・赤外線 サーモグラフィカメラに特化した DJI製UAV

3次元測量・赤外線
サーモグラフィカメラに特化した
DJI製UAV
株式会社神戸清光システムインスツルメント/走出高充
近年のUAV
(Unmanned Air Vehicle:無人航空機)は、災害時には物資を運び、完全自動飛行
を実現した農薬散布など、急速な進化を遂げている。
様々な用途として使われる中でも、測量・計測機器の販売を主としている弊社では、測量・計測
に向いているDJI製の機体について紹介する。
1
当社オリジナルの機体のベースと
してDJI製 UAVを選んだ経緯
2
DJI製 UAVの特徴と各種ニーズ
への対応
機体のフレームは様々なメーカから出ていたり、
弊社が相談をいただく機体は「3 次元測量・図
企業がオリジナルで制作している。ただ、機体を
化」「上向きカメラでの橋梁撮影」「災害地での撮
制御するフライトコントローラについては「DJI」
影」
「構造物診断のための赤外線サーモグラフィカ
製が用いられていることが多い。同社はフライト
メラ」「衝突防止」の要望が非常に多い。
コントローラの世界シェアの約 8 割を占めている。
当社ではこれらの要望を満たす製品として、安
それであれば、当社ではフライトコントローラも
定したフライト・コストパフォーマンス・保守部
フレームもすべてDJIで統一することが最善である
品等メンテナンスパーツの充実という観点からDJI
と判断した。下手にオリジナルの機体一式を揃えた
製品を採用している。
とことで、保守部品がなくなってしまったり、修理
DJI と い え ば 世 界 で 最 多 く 販 売 さ れ て い る
までに非常に時間が掛かったりするためである。
「PHANTOM」シリーズが有名だが、業務向けの
また、DJI の機体は「DJI GO」というアプリを
機体としては全く不向きなため説明は省略する。
利用して、映像や機体の位置・情報を確認できる。
現在、弊社で提供している業務向けの機体は
この「DJI GO」は iOS と Andorid 端末に対応して
「INSPIRE 1」「Matrice 100」「S1000+」の 3 種類
いて、なおかつ、API が公開されているという点
である。
が非常に大きい。
これにより、
「対象範囲の点群データを出すため
【INSPIRE 1】
に適した角度で撮影できるよう、カメラ操作も含
機体とカメラを別々で操縦が可能な 2 オペレー
めて、完全自動フライトを行う」というような夢
ター仕様の業務向け入門機(図1)。
のツールの制作も可能になった。
離陸時にスキッドが開くため、360 度自由な空
現在、弊社で開発中であるため、ぜひ今後に期
撮が可能。「ZENMUSE X3 または X5」という専
待して欲しい。
用カメラが付属しているが(図2)、シチュエーショ
eizojoho industrial
November 2015︱31