住民が安全で安心して暮らせる消防活動の推進

平成 27 年伊達地方消防組合業務運営指針
基本姿勢
住民が安全で安心して暮らせる消防活動の推進
重点目標1
火災はもとより、地震・豪雨等の災害に備え、迅速・
「災害防ぎょ活動体制の充実」 的確に対応できる体制作りを行う。
(1)
(2)
(3)
(4)
消防施設の整備・充実と消防救急無線のデジタル化への対応
警防技術の向上
救助業務実施体制の充実強化
通信指令体制の整備
(5) 装備資機材の適正な運用管理
重点目標2
「救急体制の充実」
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
救急業務高度化への対応
福島県ドクターヘリの有効活用
応急手当、AEDの普及啓発活動による救命率の向上
病院前救護体制の構築と充実
救急搬送受入れ等の適正な救急活動推進
家庭救命士認定と救命協力事業所認定制度による応急手当普及推進
応急仮設住宅居住者に対するAEDの取扱い、応急手当の普及推進
重点目標3
「防火・防災体制の充実」
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
救急救命士養成など救急業務の高度化を図るととも
に、応急手当普及啓発推進による救命率の向上を目指す。
住宅防火対策を推進するとともに、事業所・施設の防
火・防災体制の充実を図り、自主防災組織育成と防火防
災思想の啓発を行う。
住宅防火安全対策の推進
事業所等の防火管理体制の推進
危険物施設における自主保安体制の確立
防火防災思想の普及啓発
地域における防火安全体制の推進
人材育成・組織活性化
安全管理意識の徹底
職員を各種研修等に積極的に派遣し、新たな人事評
消防活動は、迅速性はもとより常に安全への高い
価制度の準備に取り組み、自己啓発を督励し、職場教
意識と高度な判断力が必要とされることから、災害
養を徹底することにより、職員個々の能力が最大限に
活動時をはじめ訓練時、平常時さらに医療面でも安
発揮できる職場づくりを行うとともに、ベテラン職員
全管理を徹底するよう意識付けを行う。
の培ってきた貴重な知識や経験を確実に受け継いでい
く。
さらに、勤務環境整備を計画的に行い、職員の健康
管理の徹底を図り、消防職員委員会の適切な運営を図
ることで、厳正な綱紀の保持と服務規律の確保をしつ
つ組織の活性化を目指す。
併せて、職員一人ひとりが安全運転と交通法規の
遵守に努めるよう、引き続き職員への意識付けを行
い、事故の撲滅を目指す。
【重点目標実現のための行動指針】
重点目標1「災害防ぎょ活動体制の充実」
(1) 災害時の活動拠点となる消防庁舎・消防指令センターの整備とともに、消防救急無線デジタル化に向けた整備事業の推進
を行う。
(2) (1)に伴い、人的物的な資源を有効に活用すべく組織体制等の検討及び人材の育成を積極的に進める。
(3) 現場活動に必要とされる体力の維持向上を図る。
(4) 各種訓練を通じ警防活動技術の向上を図る。
(5) 住民避難区域での大規模火災対応活動方針の徹底を図る。
(6) 災害現場の指揮体制の充実強化。
(7) 福島県消防防災航空隊、緊急消防援助隊及び福島県広域消防相互応援による活動技術の練磨を行う。
(8) 救助資機材整備等による各種災害への適切な対応と総合的な災害対策を推進する。
(9) 山岳救助やトンネル内災害対応訓練等を行う。
(10)特別救助隊員資格研修と強化訓練の積極的な推進を図る。
(11)位置情報システムを有効に利用した 119 番受信の確実な対応と運用管理を行う。
(12)各種装備資機材取扱の熟達と愛護、併せて事故防止徹底による装備資機材の適正な運用管理を推進する。
(13)風水害等自然災害に対する初動体制の万全と各関係機関との連携の強化を図る。
重点目標2「救急体制の充実」
(1) 救急救命士及び標準課程救急隊員の養成と救急資機材整備による救急業務高度化を図る。
(2) 普通救命講習会、上級救命講習会及び応急手当講習会の定期的開催による応急手当、AED の普及啓発活動を通じ傷病者の
救命率の向上を図る。
(3) 救急救命士の処置範囲拡大に伴う教育訓練の推進及び救急救命士の病院実習による教育体制の促進を図る。
(4) 多数傷病者発生時の対応訓練の練磨と医療機関との連携の強化を図る。
(5) 福島県メディカルコントロール協議会への参画、連携による病院前救護体制の構築と充実に努める。
(6) 福島県救急搬送受け入れ実施基準及び伊達地方病院群輪番制に基づく適正な救急活動を推進する。
(7) 家庭救命士の認定と救命協力事業所認定制度による応急手当の普及を推進する。
(8) 応急仮設住宅居住者に対するAEDの取扱い、応急手当の普及を推進する。
重点目標3「防火・防災体制の充実」
(1) 住宅用火災警報器の維持管理並びに未設置住宅に対する設置促進を重点とした住宅防火指導を推進する。
(2) 各種イベントや広報媒体を利用し、積極的に住民への防火啓発活動を推進する。
(3) 地域の実情を踏まえた住宅防火対策推進組織の整備促進、防災訓練や講習会等防火指導を行う。
(4) 地震防災対策の充実強化及び応急仮設住宅における防火安全対策の徹底を図る。
(5) 防火対象物に対する安全対策の推進と査察体制の充実強化を図る。
(6) 防火管理者未選任事業所に対する強力な指導の推進と自衛消防訓練の徹底を図る。
(7) 防火対象物定期点検報告制度の適正な運用と推進を図る。
(8) 消防用設備等の適正な維持管理の徹底と違反対象物に対する是正指導の推進を行う。
(9) 毒性物質及び特殊な火災危険性状を有する物質の実態把握を行う。
(10)事業所と従業員に対する保安教育等の実施による危険物災害の防止を図る。
(11)危険物に対する意識の高揚と啓発のための自主保安管理体制の整備促進を図る。
(12)各関係機関と協力した積極的・効果的な火災予防運動の実施による防火意識の高揚を図る。
(13)防火ポスターコンクールの開催による防火思想の高揚を図る。
(14)市町広報誌への掲載依頼、防火広報チラシの作成・配布及び広報車による積極的広報を行う。
(15)町内会や地区単位による自主防災組織の整備促進を図る。
(16)幼少年消防クラブ・女性防火クラブの整備充実と育成指導を行う。
(17)地域住民・関係機関との連携による放火火災防止対策の推進を図る。