平成26年度 中央区立京橋築地小学校 外部評価報告書 評価委員会名:中央区立京橋築地小学校・中央区立京橋朝海幼稚園評価委員会 評価委員:小林高光委員長、安達公一副委員長、森田俊秀委員、江村光良委員、 金児良至委員、鈴木康介委員 評価時期 1 平成27年2月 重点目標の評価 重点目標1 『体力の向上』について 遠泳は体力面だけでなく、心を育てる上でも児童にとってかけがえのない経験となっ ている。5・6年生合同で実施していることにも意義がある。PTA・地域もバックア ップの体制を維持したい。体力の向上に関しては、遠泳、持久走など本校の伝統であり 特色である取組等によりよい成果が出ている。さらに、運動に対して苦手意識をもって いる児童に、意欲と自信をもたせる働きかけの工夫をしていけるとよい。 重点目標2 『思考の原点となる言葉の力の育成』について 児童の読書量の目標も達成されており、保護者による本の読み聞かせなど、よい取組 が行われていると考える。読書は思考力だけでなく心を豊かに育てる上でも大切である。 量だけでなく質も高められるよう、読書の場の設定とともに意欲を高められるよう工夫 しながら取組を継続してほしい。 重点目標3 『豊かな人間性の育成』について 学校行事等の児童の様子を見ると毎年6年生が学校をよくリードし、下級生もそれぞ れの学年なりの自覚をもって行動している様子がうかがえる。異学年間の交流活動、幼 稚園と小学校の連携など、日頃の指導、活動の積み重ねの表れと思われる。反面、保護 者アンケートでは肯定的評価が昨年度より下がっており、保護者への働きかけ、連携を さらに図りながら、児童の心の教育に努めていくことが課題であると考える。 2 今後の改善に向けた意見 アンケートの結果では、昨年度に比べ特に子どもの心の教育に関わる項目で数値が下 がっている。子ども達へのきめ細かな指導を継続するとともに、課題に対する改善策を しっかりと実行していってほしい。同時に児童は家庭、地域、学校の三者の協力により 育てていくものである。保護者との連絡を密に取るとともに、学校から適切に情報を発 信していくことが必要である。 3 その他の意見 アンケートの数値は昨年度に比べて下がってはいるが、本校の教職員は一生懸命努力 し、よくやっていると感じている。アンケートを有効に活用するとともに、親子で一緒 に考えて答える形式など、方法も工夫していく必要がある。 地域のコミュニケーションを深めることが児童を守り、育てていくことにつながる。 子ども達には様々な地域行事に参加してほしいと願っている。今後も保護者、学校と連 携しながら、地域として子どもを支える体制をつくっていきたいと考える。
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