平成 27 年 12 月 11 日 沖縄県介護保険広域連合指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営 に関する基準を定める条例等の一部改正について 沖縄県介護保険広域連合 業務課 地域支援係 1 改正の趣旨 小規模な通所介護事業所(利用定員 18 人以下の予定)については、少人数で生活圏域に 密着したサービスであることを踏まえ、地域との連携や運営の透明性の確保、また、市町村 が地域包括ケアシステムの構築を図る観点から整合性のあるサービス基盤の整備を行う必 要があるため、平成 28 年4月1日施行の改正介護保険法では、地域密着型サービスに位置 付けられることとなります。 それに伴い、「沖縄県介護保険広域連合指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び 運営に関する基準を定める条例(平成 25 年沖縄県介護保険広域連合条例第2号)」につい て、地域密着型通所介護に関する基準を追加するために、一部を改正する必要があります。 また、同条例の認知症対応型通所介護の基準について、地域との連携や運営の透明性を確 保するため、運営推進会議の設置について規定するなど、地域密着型通所介護の新たな基準 を踏まえて、地域との連携等に関する規定について所要の改正を行い、併せて、介護予防認 知症対応型通所介護の基準を規定している「沖縄県介護保険広域連合指定地域密着型介護予 防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護 予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例(平成 25 年条例第2-1号)」 についても同様の改正を行う必要があります。 2 条例改正に係る国基準の類型 改正に係る規定について、省令により「従うべき基準」、「標準」及び「参酌すべき基準」 の3種類に分類されており、それを踏まえて広域連合の実情に適した内容を定めます。 類型 区分 法的効果 従うべき基準 「従うべき基準」とは、 必ず適合しなければなら 標準 「標準」とは、通常よる べき基準 ない基準 条例の内容は、法令の 参酌すべき基準 「参酌すべき基準」と は、十分参照しなければな らない基準 条例の内容は、法令の 条例の制定に当たって 「従うべき基準」に従わ 「標準」を標準とする範囲 は、法令の「参酌すべき基 なければならない 内でなければならない 準」を十分参照した上で判 断しなければならない 条例で異なるも 法令の「従うべき基準」 法令の「標準」を標準と 法令の「参酌すべき基準」 のを定めること と異なる内容を定めるこ しつつ、合理的な理由があ を十分参照した結果とし の許容の程度 とは許容されないが、当 る範囲内で、地域の実情に てであれば、地域の実情に 該基準に従う範囲内で、 応じた「標準」と異なる内 応じて、異なる内容を定め 1 地域の実情に応じた内容 容を定めることは許容 ることは許容 を定めることは許容 異なるものを定 めた場合 「従うべき基準」の範 囲内であることについて 「標準」と異なる内容に ついて説明責任 たかどうかについて説明 説明責任 具体的な事例 「参酌する行為」を行っ 責任 ① 申請者の基準 ② 従業者に係る基準及 ① 認知症対応型共同生 活介護の共同生活住居 びその員数 ③ 居室の床面積 ④ 事業の運営に関する 事項であって、利用者 ① 「従うべき基準」及び 「標準」以外の基準 の数 ② 認知症対応型共同生 活介護の入居定員 ③ 看護小規模多機能型 のサービスの適切な利 居宅介護の登録定員及 用、適切な処遇及び安 び利用定員 全の確保並びに秘密の 保持等に密接に関連す るもの ・ 内容及び手続の説 明及び同意 ・ サービス提供拒否 の禁止 ・ 秘密保持等 3 スケジュール(予定) 平成27年12月 パブリックコメントの実施 平成28年 1月 例規審議会 平成28年 1月末 国から一部改正の基準省令の公布(予定) 平成28年 2月 2月定例議会(条例案上程) 平成28年 3月 対象事業所への周知 平成 28 年 4月1日 条例施行 4 改正する条例 番号 1 改正する条例 主な改正内容 沖縄県介護保険広域連合指定地域密着型サービスの事業 ・地域密着型通所介護の基準追加 の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例(平成 ・認知症対応型通所介護に地域と 25 年条例第2号) 2 の連携に関する規定の追加 沖縄県介護保険広域連合指定地域密着型介護予防サービ ・介護予防認知症対応型通所介護 スの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護 に地域との連携に関する規定の 予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方 追加 法に関する基準を定める条例 (平成 25 年条例第2-1号) 2
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